今回は原作・赤坂アカ、作画・横槍メンゴの豪華タッグがヤングジャンプで連載中の人気作【推しの子】から、突如現れ退場していった人気女優「片寄 ゆら(かたよせ ゆら)」について解説します。
片寄ゆらは第9章「映画編」で登場した今をときめく大女優。
人気・才能・実力全てを兼ね備え、その目にはアイや双子たちと同じ星を宿しています。
初登場時は新たな重要人物かと思われましたが、初登場話でそのまま死亡・退場という衝撃の結末を迎え、読者の話題を度肝を抜いた片寄ゆら。
本記事ではそんな彼女のプロフィールや死亡の経緯などを中心に解説してまいります。
【推しの子】片寄ゆらのプロフィール
基本プロフィール(声優など)
片寄ゆらは第9章「映画編」で登場した女優です。
年齢は25歳で血液型B型。
人気・実力・才能を兼ね備えた大女優で、元々は顔が良い枠だったのが、後に芝居も花開いたタイプのようです。
所属事務所はSA芸能、鏑木Pには彼女が売れる前から世話になっていたようで、彼からの仕事は事務所も優先して受けていました。
性格はざっくばらんで天真爛漫。
女優としての志は高く、ただの客寄せパンダではなく、もっと演技が上手くなって、もっと売れて、いつか100年先も残る名作の主演を張りたいと夢見ていました。
声優は長谷川育美さんが担当。
元祖「B小町」とは無関係
「片寄ゆら」で検索するとサジェストワードには「B小町」の文字が上位に登場します。
これはファンの間で「片寄ゆらは1話に登場した元祖B小町の猫の髪飾りを付けてた娘では?」と言い出した人がいて、それが話題となったためです。
ただ結論から言いますと、片寄ゆらはB小町とは無関係。
現在25歳の片寄ゆらは第1話当時まだ年齢一桁。
また実際に見て貰えばわかりますがが「全く似てません」。
恐らくは後述する彼女の死に無理やり理由をこじつけたいファンが暴走した結果でしょうね。
【推しの子】片寄ゆらの登場話(何話?)
片寄ゆらの登場話はコミックス11巻109話。
この話は第9章「映画編」の開幕話で、鏑木Pと片寄ゆらのマネージャーが彼女のスケジュールを押さえるところから話が始まります。
そして舞台は変わり、会員制のバー「まるちゃんバー」で男と二人で飲んだくれてている片寄ゆらが登場。
彼女は先にスケジュールだけ押さえられ、何をやるかも決まっていない仕事の振られ方に、自分の知名度しか見られていない気がすると不満を口にします。
しかし色んな不満は口にしつつも、もっと実力と人気を付けて大人の事情に巻き込まれない役者になり、素晴らしい作品を作りたいとキラキラした目で夢を語る片寄ゆら。
本当に未来ある若手スターそのものですね。
そんな彼女はちょうど大きな仕事を終えたばかりで、これから一か月は休みを取り、リフレッシュ期間に突入。
来週には最近はまっている山登りに行くんだと、楽しそうに語っていたのですが……
【推しの子】片寄ゆらの才能(目の星)
片寄ゆらが読者から注目された理由の一つが、彼女の目に宿る星です。
この目の星は作中でも限られたものしか持たない特徴で、今のところ確認されている保有者は次の通り。
・星野アイ ……両目
・星野ルビー……左目(覚醒中両目)
・星野アクア……右目(覚醒中両目)
・黒川あかね……両目(演技中のみ?)
(ルビーとアクアは両目に星が増えたり消えたりしてる)
・片寄ゆら……右目
・カミキヒカル(後述)……両目
見ての通り物語のメインを張るそうそうたる面々です。
有馬かなや姫川大輝など、この目がなくとも天才と呼ばれる役者はいるので、この目が役者としての才能全てではありませんが、強力な武器であることは確か。
「人を騙す目」
「嘘を真実だと思わせる力」
「役者にとって最高の資質」
本当に、才能あふれる役者だったようです。
【推しの子】片寄ゆらはなぜ死んだ?
片寄ゆらは初登場となった109話でそのまま死亡し、物語から退場しています。
詳しい死亡の経緯は作中では省かれており不明。
リフレッシュのために向かった山登りの最中、足を滑らせ岩場に頭を打ち付け死亡したような描写があるだけです。
しかし倒れる彼女のすぐ近くには、
「言ったでしょう」
「足元に気を付けてって」
と笑顔で彼女を見下ろす、先日彼女とバーで飲んでいた男の姿が。
こと切れる直前の片寄ゆらも男に向かって「……人殺し」と呟いており、男が何らか細工をして彼女を殺したことは間違いないでしょう。
その後、彼女の遺体は見つかっておらず行方不明扱いになっていることが、彼女のスケジュールを押さえていた鏑木Pの口から語られています。
【推しの子】片寄ゆらとカミキヒカル
109話は片寄ゆらの登場話というだけでなく、物語の黒幕であり双子の父親でもある「カミキヒカル」の登場話でもありました。
カミキヒカルはバーで片寄ゆらと飲んで、彼女の愚痴を聞いていた彼女の知人。
片寄ゆらからは「ミキさん」と呼ばれていました。
片寄ゆらは「ミキさん」を深く信頼しており、芝居に関する彼の言葉を素直に受け入れている様子。
ひょっとしたら「ミキさん」が片寄ゆらに芝居の指導をしたことがあるのかもしれませんね。
しかしそんな片寄ゆらの信頼を裏切るように、「ミキさん」ことカミキヒカルは山中で彼女を殺害(実行犯はニノだったようです)。
才能ある女性の命を奪った事実にカミキヒカルはこの上ない歓喜を感じていました。
カミキヒカルの人物像が明らかになるにつれ、片寄ゆらを殺害した真の動機が徐々に明らかに。
彼は星野アイを唯一無二の存在と捉えており、それを超える可能性を持つ存在を次々始末していたようで……
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