今回はジャンプスクエアで連載中の大人気漫画「ワールドトリガー」から、片桐隊の0.8人前スナイパー「桃園 藤一郎(ももぞの とういちろう)」について解説します。
桃園藤一郎はスカウト活動に出ていたため永きに渡り本編未登場となっていたA級8位部隊片桐隊の隊員。
片桐隊では一番の地味顔で薄味のキャラクターですが、識者の間ではそれ故に「潜在能力は高い」と噂されている少年です。
本記事では桃園のプロフィールや強さ、葦原先生のデビュー作「ROOM303」との関連、片桐隊加入経緯などを中心に解説してまいります。
ワールドトリガー、桃園藤一郎のプロフィール(声優除く)
片桐隊で一番の地味顔だが潜在能力は高い?
ボジション | スナイパー(A級8位部隊 片桐隊隊員) |
年齢 | 17歳 |
誕生日 | 5月15日 |
身長 | 176cm |
血液型 | A型 |
星座 | ねこ座 |
職業 | 高校生 |
好きなもの | バスケ、自転車、チキン南蛮、炊き込みご飯 |
声優 | ー |
桃園藤一郎はA級8位部隊片桐隊に所属するスナイパー。
片桐隊は草壁隊とともに県外でスカウト活動を行っていたため、桃園の初登場はコミックス23巻205話とかなり話が進んでからになっています。
外見は髪をツンツンさせたスポーツ刈りの少年。
やたら大人びていたり、尖っている隊員が多いボーダー隊員の中では少数派の、地味顔穏健派に属しています。
本当にどこにでもいそうな目立たない普通の少年で、片桐隊の中では一番の薄味。
しかし、ワールドトリガーでは地味そうなキャラクターが「実は……」と評価が一変することが多いため、識者の間では「潜在能力は高い」と噂されています。
片桐隊の追加加入組(ギリギリ東さんと被ってる?)
片桐隊は元々、第2期東隊(=東塾)を前身とする部隊です。
第2期東隊に参加していたのは、隊長の東春秋を除くと現隊長の片桐隆明、エースの一条雪丸、オペレーターの結束夏凛の3名。
桃園藤一郎とスポッターの尼倉亜澄は後から加入した隊員となっています。
ただ、尼倉が片桐隊として独立した後に加入した隊員なのに対し、桃園は若干ですが第2期東隊と被っている模様。
恐らくは、片桐隊として独立すること(=東さんの脱退)が決まった段階で、スナイパーとしての後任に桃園が加入。
その後、東さんが脱退して片桐隊として独立、尼倉が加入、という流れの様です。
ワールドトリガー、桃園藤一郎の強さ
A級だけど0.8人前のスナイパー
トリオン | 不明 |
攻撃 | 不明 |
防御・援護 | 不明 |
機動 | 不明 |
技術 | 不明 |
射程 | 不明 |
指揮 | 不明 |
特殊戦術 | 不明 |
合計 | 不明 |
※現時点ではパラメーターが発表されていません。
これまで桃園藤一郎が作中で戦闘を行ったことはなく、具体的な戦闘スタイルなどは不明。
明確に分かっているのはそのトリガー構成のみとなっています。
メイン | サブ |
イーグレット | バッグワーム |
アイビス | FREE |
シールド | シールド |
FREE | FREE |
一般的なスナイパーのトリガー構成とほぼ同様ですが、三種の狙撃銃の内「ライトニング」だけは装備していません。
スロットに空きがある中、敢えて装備から外している理由として考えられるのはトリオン不足か習熟不足、あるいは趣味趣向の問題です。
実は桃園はA級隊員ではありますが、部隊に加入してすぐA級に上がってしまったため、他の隊員と比べ経験値は低め。
実力的にはまだまだ0.8人前程度なのだそうです。
となると、桃園の場合、今はまだ「イーグレット」と「アイビス」しか使いこなせていない、と考えるのが妥当かもしれません。
第2期東塾のメンバーと比べると、考え方がやや温め
また遠征選抜試験での様子を見る限り、片桐、一条、結束ら第2期東塾のメンバーと比べると、桃園は考え方がやや温め。
水上敏志のやり方に関しても、上記3人が組織として、部隊戦術としてどうかを論じているのに対し、揉め事のタネは作りたくないと逃げ腰な反応を示していました。
東塾で戦術を叩きこまれた3人に対し、桃園はごく普通の男子高校生の感覚を保っている印象ですね。
ワールドトリガー、桃園藤一郎は流されがち
桃園藤一郎は流されがちな少年です。
そもそも好きなスポーツはバスケですが、中学時代は片桐に誘われて野球部に所属。
ボーダーには銃手(ガンナー)志望で入隊しましたが、仲の良い奈良坂に誘われて狙撃手(スナイパー)に転向しています。
何だかんだ拘りや我の強い人間が多いボーダー隊員の中では珍しい温さですね。
一方で、ただ流されるだけの人間なら、シビアな目を持つ第2期東塾のメンバーが桃園を片桐隊に誘うはずがありません。
ややダメなイメージが先行している分、それを覆すだけの何かを秘めているのでは、と期待されますが……
ワールドトリガー、桃園藤一郎と「ROOM303」
片桐隊のメンバーは、葦原先生のデビュー作「ROOM303」の登場人物の名前とデザインが流用されています。
「ROOM303」の桃園はこちらの桃園より若干お調子者でチャラついた印象。
結束に容赦なく顔面パンチを食らわされるようなおバカキャラでした
あるいは根っこの部分では同様にお調子者なのかもしれませんが、こちらの桃園はA級に上がって今でもテンパり気味なため、調子に乗る余裕がないだけなのかも。
「ROOM303」はホラーテイストのサスペンス作品で、桃園・片桐・結束の3人は自分たちの罪を隠すため一条と尼倉を殺害する役回り。
……こっちではちゃんと仲良くしてくださいね、片桐隊。
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