今回はジャンプスクエアで連載中の大人気漫画「ワールドトリガー」から、ブラックトリガー「風刃」の製作者であり、迅悠一の師匠「最上 宗一(もがみ そういち)」について解説します。
最上宗一は旧ボーダー設立メンバーの一人。
5年前の戦いでブラックトリガーとなって死亡しており、作中では伝聞でのみその存在が語られる人物です。
故人ではありますが弟子の迅悠一を通じて物語に大きく影響を及ぼした重要人物。
本記事ではそんな最上宗一の判明しているプロフィールや人間関係、その謎を中心に深掘りしてまいります。
ワールドトリガー、最上宗一のプロフィール(声優除く)
「風刃」製作者としてその名が語られる旧ボーダー創設者の一人
ボジション | 不明(アタッカー?) |
年齢 | 不明(同輩の城戸司令が42歳) |
誕生日 | 不明 |
身長 | 不明 |
血液型 | 不明 |
星座 | 不明 |
職業 | 故人 |
好きなもの | 不明 |
声優 | ー |
最上宗一は主人公たちが所属するボーダーの前身となった旧ボーダー創設者の一人。
迅悠一の師匠であり、城戸司令、空閑遊真の父・空閑有吾の同輩、忍田本部長や林藤支部長の先輩にあたる人物です。
物語開始時点既に故人。
作中では周囲の口から伝聞でその存在が語られるのみとなっています。
詳しくは語られていませんが、かなりの人格者だったようで迅からは慕われていた模様。
ボーダーを抜けて近界へと旅立った空閑有吾も、何かあれば最上を頼るよう息子に伝えており、相当信頼されていたことがうかがえます。
5年前のアリステラ防衛戦の際にブラックトリガーとなる
最上宗一は5年前にブラックトリガー「風刃」を製作し、命を落としたことだけが語られています。
ブラックトリガーは優れたトリオン能力の持ち主がその命と引き換えに作り上げる強力な武器。
つまり「風刃」は最上宗一そのものとも言えます。
その詳しい経緯は語られていませんが、ブラックトリガーが作られるのは主に戦争などの極限状況下。
そして5年前と言えば、旧ボーダーが同盟国関係にあった近界国家アリステラの防衛戦に参加した時期でもあります。
最上宗一はその戦争の最中、自らブラックトリガーとなることを決断したものと考えて間違いないでしょう。
ワールドトリガー、最上宗一の強さ
トリオン | 不明 |
攻撃 | 不明 |
防御・援護 | 不明 |
機動 | 不明 |
技術 | 不明 |
射程 | 不明 |
指揮 | 不明 |
特殊戦術 | 不明 |
合計 | 不明 |
最上宗一のパラメーターは公開されていません。
故人ということもありますし、恐らく彼のパラメーターは今後も公開されることはないでしょう(そもそもこのパラメーターはボーダー上層部からの評価値ですし)。
戦闘員としての最上宗一に関して分かっていることは次の2点。
・迅悠一の師匠
・空閑有吾のライバル
迅の師匠ということは、恐らくポジションは迅と同じアタッカー(近接手)。
旧ボーダーではアタッカー向けのトリガーは「弧月」しかありませんでしたから、弧月使いのアタッカーだったと考えられます。
また、最上のライバルであった空閑有吾は現在の忍田本部長と同等クラスの実力者だったことがQ&Aで明かされています(生前は空閑有吾の方が強かったが、現在は忍田本部長が修行を積んで追いついた)。
つまり最上も忍田本部長と同格、ノーマールトリガー最強クラスの使い手であったことがうかがえます。
ワールドトリガー、最上宗一とブラックトリガー「風刃」
最上宗一が自らの命をとして作り上げたブラックトリガー「風刃」は極めてピーキーな性能を持った武器です。
その能力は物体に斬撃を伝播させ、視界内ならどこまででも攻撃できる遠隔斬撃。
単純なブレードとしても、切れ味・強度ともに高性能です。
一方で性能が攻撃に偏っており、シールドなどが使えないという欠点も。
主な使い手である迅悠一は、未来視のサイドエフェクトでもって欠点をカバーし、最高のシナジーを発揮していました。
ブラックトリガーは使い手を選ぶ性質があり、その適合者はかなり限られるのですが、風刃に関しては多くの人に慕われた最上の人柄故か、20人以上の隊員が起動に成功したそうです。
その結果、最上宗一が命を落とした2年後、約3年前にボーダー内で風刃の使用者を決める争奪戦が行われることに。
その争奪戦を圧倒的な強さで勝ち抜いたのが、最上の弟子である迅悠一でした。
ワールドトリガー、最上宗一と迅悠一
最上宗一とその弟子、迅悠一の関係性が作中で詳しく語られたことはありません。
何となく語り口から迅が最上を慕っていたことは分かりますが、具体的にこれといったエピソードはないのが現状。
唯一、風刃争奪戦の際に迅が形見である風刃に非常に執着していたことは分かっていますが、その後、遊真のボーダー加入と引き換えに迅はあっさり風刃の所有権を手放しており、その心情を推し量ることは難しいです。
「形見を手放したぐらいで」
「最上さんは怒んないよ」
それは後輩のためなら大切な形見さえ惜しくはないという意味なのか、そもそも未来を視る迅にとって、かつて風刃に執着したのは最初からこの時のためだったということなのか……
ワールドトリガー、最上宗一の死にまつわる謎
最上宗一が具体的にどのような状況でブラックトリガーとなり、死を選んだのかは作中における謎の一つとなっています。
ここで気になるのは最上を慕っていた迅悠一の存在。
迅は未来視のサイドエフェクトを持っており、最上が死ぬ事も予見できていたはずです。
であれば当然、最上の死の運命を回避しようと動いたはずですが、現実はそうなっていません。
過酷な戦いで、迅が動いても死を回避できなかったという可能性もないではないですが、個人的には迅の予知を知った最上自身が、より良い未来を選ぶために自ら死を選んだのではないかと考えています。
そして迅もそれを止められなかった。
そう考えると、迅悠一にとって最上宗一という存在、その死は良くも悪くも非常に重いものと言えそうですね。
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