今回はジャンプスクエアで連載中の大人気漫画「ワールドトリガー」から、ボーダーでは珍しいオッサン隊員「冬島 慎次(ふゆしま しんじ)」について紹介します。
ワールドトリガーは異世界からの侵略者「ネイバー」と、それに対抗する防衛機関「ボーダー」との戦いを描いたSFアクション群像劇です。
冬島はA級2位部隊隊長でありながら、オッサン、元エンジニア、直接戦闘力なしという異色のキャラクター。本編でも他のキャラクターの影に隠れがちですが、今回は冬島の実力、そして女子高生に弱いという残念な実態について解説させていただきます。
ワールドトリガー、冬島慎次のプロフィール(声優含む)
元エンジニアという異色の経歴を持つA級2位部隊隊長
ボジション | トラッパー(A級2位部隊 冬島隊隊長) |
年齢 | 29歳 |
誕生日 | 1月3日 |
身長 | 184cm |
血液型 | B型 |
星座 | かぎ座 |
職業 | 不明 |
好きなもの | ゲーム、すき焼き、レゴブロック |
声優 | 置鮎龍太郎 |
冬島はA級2位部隊冬島隊の隊長であり、物語序盤のブラックトリガー争奪戦から名前だけは登場していたキャラクターです。
若者が多いボーダーの戦闘員としては最年長の29歳。
元々ボーダーのエンジニアとして開発室長の鬼怒田さんの下で働いており、そこをオペレーターの真木理佐にスカウトされて戦闘員に転向したという異色の経歴の持ち主です。
鬼怒田さんと共に本部の無人防衛システムの開発に携わったということですから、エンジニアとしても優秀だったのでしょうね。
外見はヒゲと後ろで結んだ長髪、細目が特徴で、普段は年長者らしく落ち着いた人物です。
船酔いして初登場から出遅れる、冬なのに半袖姿の自由人
そんな冬島の初登場はコミック10巻の大規模侵攻編後半、敵のボス、ハイレインとの戦いでした。
前述したように実はそのかなり前、ブラックトリガー争奪戦の時点で実は名前だけは出ていたのですが、本人が遠征艇の船酔いでダウンしており、長きにわたって登場を逃していたのです。
そしてA級2位部隊隊長として期待が高まる中での初登場、しかしその服装は冬なのに何故か半袖。作者も認めていましたが色々と台無しです。
トリオン体だから寒さは関係ないよね、と内心フォローしてみたものの、その後登場した平時の服装も半袖姿。残念以前に寒くないんですかね?
ワールドトリガー、冬島慎次の強さ
特殊工作兵(トラッパー)、ワープを駆使する連携の要
トリオン | 8 |
攻撃 | 4 |
防御・援護 | 10 |
機動 | 3 |
技術 | 8 |
射程 | 4 |
指揮 | 5 |
特殊戦術 | 10 |
合計 | 52 |
冬島は特殊工作兵(トラッパー)というボーダーでも貴重なポジションについており、そのポジション柄、基本的に直接戦闘能力はほとんどありません。
トラッパーの役割は、バッグワーム、カメレオンなどの隠密系トリガーを使って戦場に隠れ、トラップを設置して味方を援護すること。
そのため冬島も援護と特殊戦術の値が突出して高くなっています。
冬島は「スイッチボックス」というトラッパー専用トリガーを使っており、多種多様なトラップを設置できるようですが、作中で多様しているのは短距離ワープ。
これにより、味方を縦横無尽に戦場を移動させ、敵をかく乱するというのが現時点で判明している冬島の戦闘スタイルです(今後、直接攻撃系のトラップも出てくるかも)。
実際、冬島がいるだけで隊の連携のレベルが何段階も跳ね上がるのですから、集団戦でこれほど厄介な相手もいないでしょう。
冬島隊はNo.1スナイパー当真を活かすために作られた部隊?
冬島隊は冬島が隊長とはなっていますが、隊に入ったのは一番最後。
元々この部隊は、No.1スナイパー当真勇とオペレーターの真木理佐の二人部隊でした(その当時は当真隊だったのか、真木隊だったのか……真木が当真に働けといって結成した部隊だから、多分、当真隊だろうな)。
しかし、普通に考えて戦闘員がスナイパー1名の部隊なんて上に行けるはずがありません。
何故ならスナイパーは見つかったら終わりのポジション。仮に隠密行動から上手く敵を仕留めることができたとしても、一度狙撃すれば後は逃げ回ることしかできません。
どこから飛んでくるか分かってる狙撃なんて防ぐのは簡単ですしね。
その欠点を克服するために真木がスカウトしたのが冬島。
冬島のワープがあれば、狙撃して見つかってもすぐにまた隠れることができます。
つまり冬島隊とは当真を最大限に活かすために、オペレーターの真木が作り出した部隊なのです。
冬島慎次は女子高生に弱い? 残念なオッサンの実態
真木理佐にスカウトされて戦闘員へ
さて、これまで述べたようにオペレーターの真木にスカウトされて戦闘員に転向した冬島ですが、エンジニアとして一線で活躍している人間が、年下の女の子に誘われたからって畑違いの戦闘員になろうなんて普通は考えませんよね。
まあ確かに、トラッパーという戦い方に興味を持ったというのはあるのかもしれませんが、それでも自分が部隊に入るというのは行きすぎです。
この決断には、冬島のある欠点が関わっているものと考えられます。
つまり、冬島慎次は女子高生に弱い。
冬島は高校時代女の子にモテませんでした(何となく理由は分かります)。
そしてそのまま大人になり、それがそのまま弱点となってしまいました(すごく分かります)。
問題は真木理佐がそのことを見抜いているのかどうか。もし見抜いて冬島をスカウトしたのだとしたら、真木のS度と女帝レベルが跳ね上がることになりますが……
麻雀の腕は東と並んでツートップ、ただし小佐野が入ると最弱に
冬島女子高生に弱いエピソードは他にもあります。
冬島は諏訪が主催の麻雀の主要メンバーの一人で、頭脳派らしくその実力は東と並んで屈指のもの(残る主要メンバーが諏訪と太刀川なので、この2人が弱いだけという可能性もありますが)。
しかしそんな冬島も、諏訪隊のオペレーターで元ファッションモデルの美少女、小佐野瑠衣がメンバーに加わると、一気に最弱になってしまうのだとか。
負けが込んでイラついた諏訪が、小佐野を呼んでデレデレになった冬島をカモる光景が目に浮かびますね(すごい犯罪臭い)。
ボーダーの未来のためにも、残念なオッサン冬島の手が後ろに回らないことを祈るばかりです(……そんな度胸ないだろうし、大丈夫か。真木ちゃんも監視してるだろうしね)。
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