今回は大人気漫画「文豪ストレイドッグス」から、ポートマフィアに仕えるダンディな老紳士「広津 柳浪(ひろつ りゅうろう)」について解説させていただきます。
広津さんはポートマフィア傘下の武闘派組織「黒蜥蜴」の百人長。
初登場時は主人公たち武装探偵社を引き立てる噛ませ犬的な立ち位置で登場したキャラクターですが、物語が進むにつれ、その深みのある大人の魅力でファンからの評価を上げた男性です。
本記事ではそんな広津さんのプロフィールや異能力、作中での活躍(死亡疑惑)や名言を中心に解説してまいります。
文豪ストレイドッグス、広津柳浪のプロフィール
基本プロフィール(年齢、身長、誕生日、声優など)
年齢 | 50歳 |
身長 | 178cm |
体重 | 66kg |
誕生日 | 7月15日 |
血液型 | A型 |
好きなもの | 煙草 |
嫌いなもの | 社会 |
声優 | 斧アツシ |
広津柳浪は主人公たち武装探偵社と敵対するポートマフィア、その傘下組織である黒蜥蜴の百人長(リーダー)です。
外見は黒コートに長いストール、片眼鏡をかけた、白髪のいかにもな老紳士。
マフィアらしく非常に冷酷な判断を下せる人物ですが、同時に身内に対しては意外に人情派。
太宰からは「部下を簡単に切り捨てない広津さんだから部下が随いてくる」と評されていました。
先代首領の時代からマフィアに仕えている古株で、現首領の森鴎外が先代首領を殺害し、首領の座を奪い取った経緯についても大体は把握しています。
なお、黒蜥蜴は首領直下の遊撃隊である芥川と樋口に指揮権があり、二人は広津さんたち黒蜥蜴の実質的な上司にあたります。
元ネタとなった文豪(黒蜥蜴)
広津柳浪の元ネタとなった文豪は「深刻小説」「悲惨小説」などと呼ばれる独自の作風で知られる小説家。
役人となる道を捨てて文学の道を選んだアウトローです。
当時は下層社会の悲惨な現実を描いた作風で人気を博しました。
広津さんが率いる「黒蜥蜴」も元ネタとなった文豪の小説名が由来。
彼の作品は本当に悲惨な内容の作品が多いので、読む場合はご注意を。
文豪ストレイドッグス、広津柳浪の異能力(強さ)
異能力「落椿」
広津さんの異能力は非常にシンプルです。
異能力:落椿
指先で触れたものを斥力で弾き飛ばす。
触れた指先から紫色の文字列のようなものが現れ、対象を弾き飛ばすイメージ。
出力は鉄パイプや人間の背骨をへし折ることができる程度。
攻撃だけでなく防御にも使える、シンプルゆえに使い勝手が良く強いタイプの異能ですね。
弱くはないが異能者の中では強くもない
広津さんは決して弱くありません。
ただ作中で登場する化け物揃いの異能者の中では、ハッキリ言って凡庸。
重力を操る中原中也あたりと比べると、完全に下位互換と言わざるを得ません。
まあ、この辺りがポートマフィアの古株で周囲から尊敬されてはいても、幹部にはなれない所以ということなのでしょうね。
初登場時は強キャラ感全開で登場しておきながら、あっさり武装探偵社の面々に返り討ちにされていました。
文豪ストレイドッグス、広津柳浪の活躍(死亡!?)
初登場時は武装探偵社にあっさりやられ、噛ませ犬と化してしまった広津さん。
彼が本格的に活躍したのは重傷を負った芥川が敵対派閥に拉致された際。
広津さんたち黒蜥蜴は元々芥川にはその強さから敬意を以って従っていたものの、樋口のことは形式的な上司としか見ていませんでした。
しかし芥川が拉致され、それを一人必死になって助けようとあがく樋口の姿に彼女を上司を認め、立原や銀たち配下を率いて芥川救出に協力することになります。
また、探偵社が軍警から指名手配された際には、森鴎外の指示で立原や銀と共に探偵社を護衛。
このとき彼は金属操作の異能で操られた刀に身を貫かれ、あわや死亡したかと思われていました。
「我が魂……」
「永遠にポートマフィアと共に」
ただ、こんな意味深なセリフを残したものの、金属操作の異能者に彼らを殺すつもりが無かったため、重傷を負って入院こそしたものの無事生存が確認されています。
文豪ストレイドッグス、広津柳浪の名言(セリフ)
それでは最後に広津さんのカッコいい名言(セリフ)をいくつか紹介してシメとさせていただきます。
「惡の花道」
「道化の標」
「驕れる正義の刃如きに」
「この道譲れる筈もなし」
「落椿」
広津さんと言えば、異能力「落椿」を使う際のこの決めゼリフ。
毎度言うわけではありませんが、見せ場でのこのセリフはマジでカッコいいですよね。
「……なあ、ジイサン」
「俺、マフィアに向いてると思うか?」(立原)
「お前はマフィアの中のマフィアだ」
二つの異なる立場に迷う立原道造に、彼の本当の望みを気づかせたのがこの一言。
シンプルなセリフではあるのですが、それまでの彼らの関係性があるからこそ、立原の胸にズンと響いた形です。
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