今回は大人気漫画「文豪ストレイドッグス」から、その意外な正体と素顔で読者の話題をさらった女「銀(ぎん)」について解説させていただきます。
登場当初は単なるポートマフィアの下部組織(黒蜥蜴)の一員でしかありませんでしたが、その正体は何と芥川の実の妹。しかも美少女だった銀。
本編では芥川によって(?)吸血鬼化され、死亡説も流れている銀ですが、これまでの活躍や能力、人間関係などを中心に深掘りしてまいります。
文豪ストレイドッグス、銀のプロフィール(声優含む)
基本プロフィール(年齢、身長、誕生日、声優、モデルなど)
年齢 | 不明 |
身長 | 不明 |
体重 | 不明 |
誕生日 | 不明 |
血液型 | 不明 |
好きなもの | 不明 |
嫌いなもの | 不明 |
声優 | 夏川椎菜 |
銀はポートマフィアの下部組織で武闘派の実働部隊である黒蜥蜴の一員、十人長として登場したキャラクター。
外見は長い黒髪を後ろでパイナップルのように束ね、大きなマスクで口を隠した暗殺者のような雰囲気の持ち主です。
非常に寡黙で、ポートマフィア内でもその正体を知る者は少なかったようですが、実は芥川龍之介の妹(詳細は後述)。
幼い頃に兄と共に太宰に保護されポートマフィアに加わったそうです。
名前の由来は芥川龍之介の短編小説「お銀」から(「お銀」は江戸時代の隠れキリシタンの話で、内容やキャラクターに見て名前以上の繋がりはなさそうですね)。
その能力、強さ(異能力はある?)
銀は異能力は持ち合わせておらず、純粋な体術、暗殺術で戦うタイプのキャラクターです。
見た目通りのスピードアタッカーで、両手に細い刃物を持っての接近戦を得意としています。
具体的な戦闘シーンはほとんどありませんが、樋口一葉の背後を取っていたことから、見た目通り潜入や暗殺が得意なタイプなんでしょう。
ただその戦闘能力は高いとは言え、あくまで異能を持たない人間としては、といったレベル。
少なくとも異能者や達人クラスの人間(福沢諭吉など)には遠く及びません。
文豪ストレイドッグス、銀の立ち位置(芥川、花袋、樋口、立花)
当初は同じマフィアの樋口や立花からも「男」だと思われていた
銀は登場当初、同じポートマフィアで同僚だった樋口一葉や立原道造ともほとんどまともにコミュニケーションをとっておらず、周囲からは「男」だと認識されていました。
樋口は太宰から銀の正体を聞くまで完璧に男だと思っていましたし、それこそ銀の声を聞いたことすらありませんでした(声が可愛いと驚いていた)。
立原に関しては、知らなかったとはいえ「鬼魅の悪い男」と銀に向けて言ってしまい、銀に切りかかられていましたね。
ちなみに、登場人物だけでなく読者からも「男」だと認識されていたようで、銀が女子トイレで樋口一葉を襲うふりをした際は、読者から「女子トイレ入んな!」と怒りの声が向けられていました。
後で振り返ると、入っていたのは女子の銀だけだったので、むしろ意外とマナーがいいなポートマフィア。
実は芥川龍之介の妹で、素顔は花袋から「黒髪の撫子」と称されるほどの美少女
素顔の銀は、それを偶然見かけた田山花袋が「黒髪の撫子」と絶賛して一目惚れしたほどの美少女です。
今も兄の芥川龍之介とは一緒に暮らしており、狂暴な芥川も妹に対してはちゃんとお兄ちゃんをしているようですね。
その仲の良さは、銀が兄と一緒に街を歩いている様子を見かけた樋口一葉が恋人と勘違いして絶望したほど。
非常に恥ずかしがり屋なため普段はマスクをして顔を隠しているようです。
ちなみに、花袋は銀に想いを告げますが当然のようにフラれています。
そして銀の正体を知った樋口は、職権を利用して銀に「お義姉さん」と呼ばせようとしていました。
文豪ストレイドッグス、銀の活躍と登場回
本編では要所要所で登場、吸血鬼化され死亡説も流れているが?
アニメ基準でいうと主な登場回は4話、11話、19話、21話、30話でしょうか。
4話は黒蜥蜴としての初登場で武装探偵社を襲撃しますが、あっさり返り討ちにあっていて、引き立て役の印象が強かったですね。
11話では傷つき攫われた芥川を救い出そうとする樋口に協力。
19話では初めて声を発し、実は女性であること、太宰に幼い頃から世話になっていたことが判明します。
そして21話では武装探偵社とポートマフィアの交渉の場に、ボスの護衛として参加。
30話はその素顔と芥川の妹であることが明らかになっています。
漫画本編(89話)では、天人五衰の手により吸血鬼化された芥川が樋口を吸血鬼化、そしてその樋口に噛まれて銀も吸血鬼化し、広津に襲い掛かっています。
死亡説も流れていますが、この作品においては「吸血鬼化=死亡」ではないと思われますので、何らか治療がなされ(与謝野さんかな?)、復活すると思われます。
スピンオフ「文豪ストレイドッグスBEAST」では囚われのヒロイン役
本編では登場シーンが少なく、ほとんど喋ることもない銀ですが、芥川を主人公としたスピンオフ作品「文豪ストレイドッグスBEAST」では囚われのヒロイン役で登場します。
BEASTは、もしも芥川龍之介がポートマフィアに入らず武装探偵社に入っていたら、中島敦がポートマフィアに入っていたらというIFの物語。
銀は太宰によって芥川と引き離され、ポートマフィアでボスになった太宰の秘書として扱われています。
本編とは異なり最初から素顔を晒しており、恥ずかしがり屋でもなく普通に人と会話することができる銀。
兄と離されたことで逞しくなったんでしょうか。
普通にクールで可愛い銀を見たい方は、是非こちらもご覧になってください。
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