今回は大人気漫画「文豪ストレイドッグス」から、ポンコツぶりがかわいいマフィアサイドのヒロイン「樋口 一葉(ひぐち いちよう)」について解説させていただきます。
樋口一葉はポートマフィアの遊撃部隊長・芥川龍之介の部下として登場したキャラクター。
性格的にあまり荒事には向いておらず、何故ポートマフィアに所属しているのか疑問視されることもある女性で、異能力の有無に関しても様々な説が流れています。
本記事では改めて振り返ると意外に謎の多い樋口一葉というキャラクターについて、芥川兄妹との関係や異能力の有無などを中心に考察してまいります。
文豪ストレイドッグス、樋口一葉のプロフィール(声優含む)
基本プロフィール(年齢、身長、誕生日、声優など)
年齢 | 不明 |
身長 | 159cm |
体重 | 不明 |
誕生日 | 5月2日 |
血液型 | 不明 |
好きなもの | 不明 |
嫌いなもの | 不明 |
声優 | 瀬戸麻沙美 |
樋口一葉はポートマフィアの遊撃部隊長・芥川龍之介の部下として登場したキャラクターです。
外見は蜂蜜色の髪が特徴のパンツスーツが良く似合う美女で、太宰からは「睡蓮の花の如く儚く可憐」と絶賛されていました。
性格は基本的には常識人かつ真面目。
上司である芥川龍之介に好意を抱き、彼のことを「先輩」と呼び慕っています。
普段はデキる女としてマフィアらしく振舞おうとしていますが、芥川が絡むと途端に感情的かつポンコツになることが多く、作中では調子に乗ってしばしば芥川から平手を食らっていました。
芥川の秘書的な立ち位置の女性で、下部組織である黒蜥蜴に対する指揮権を持つことから、ポートマフィア内でもそれなりの地位にあることがうかがえます。
また、家族構成は不明ですが、同居している妹がいることが判明しています。
実はその過去や背景がほとんど明かされていない
樋口一葉はネームバリューの高い文豪をモデルとし、ポートマフィアサイドのヒロイン的な立ち位置にある主要キャラクターでありながら、実はその過去や背景がほとんど明かされていない謎多き女性です。
周囲からはマフィアに向かない性格と見做されていて、本人もそのことを自覚しています。
銃器などを使ってそれなりには戦えるようですが(一般兵よりはマシレベル)、あまり荒事に向いているわけでもありません。
何故ポートマフィアに所属しているのか、そのこと自体に大きな疑問符が付きまとっています。
公式ガイドブックでは「異能力も卓越した戦闘術も持たない」と記載されており(異能力やこの記述の真偽についての詳細は後述)、本当にポートマフィアに所属する理由がないのです。
あり得そうなのは「過去に芥川龍之介に命を救われて……」とかでしょうが、今のところそうしたエピソードは聞こえてきません。
モデルとなった文豪の樋口一葉は、森鴎外に絶賛された才能の持ち主だったと言われていますが……
文豪ストレイドッグス、樋口一葉の人間関係
芥川龍之介に恋するかわいいマフィアの正ヒロイン?
作中での樋口一葉は芥川龍之介に恋するポンコツ系ヒロインです。
普段は基本的にキリッとしたデキる女性(の皮を被っているの)ですが、芥川が絡むと途端に冷静さを失ってポンコツ度合いが増大します。
樋口の芥川に対する想いは周囲から見ても明らかですが、当の芥川は全く樋口に興味が無く、彼女の想いに全く気付いていません。
というか、芥川は太宰にしか興味が無いんですよね。
非常に報われない立ち位置にある樋口ですが、芥川が重傷を負って敵対組織に拉致された時は単身で救出に向かうなど、その想いは一切ブレることがありません。
非常に健気で、是非報われて欲しいとは思うのですが……
”銀”のことは当初男だと思っていたが……
樋口一葉のポンコツぶりを語る上で、彼女の部下であり黒蜥蜴の一員である”銀”を無視することはできないでしょう。
銀は普段マスクでその素顔を隠しており、樋口(というか読者も含めほとんどの人間)は当初、銀のことを男だと思っていました。
太宰によって銀が少女であることが明かされましたが、その素顔が判明したのは銀が芥川龍之介と仲睦まじく歩いている光景を見た時。
樋口は銀が芥川の恋人ではと絶望して暴走しますが、実は銀の本名は芥川銀。芥川龍之介の実の妹だったのです。
この事実が判明した後、樋口は上司としての権限を濫用し、銀に対して自分のことを「お義姉さん」と呼ぶよう命令していましたが、銀が実際にそう呼んでくれたかどうかは不明です。
死亡説→芥川に噛まれて吸血鬼化→ある意味本望か?
さて、本編89話では芥川が殺された後、福地の手によって吸血鬼化されてしまい、樋口一葉も芥川に噛まれて吸血鬼化されています。
その後、樋口は銀たちポートマフィアの仲間に襲い掛かり、彼女たちも吸血鬼化してしまいました。
死亡説も流れてはいましたが、恐らくは今後吸血鬼化が解除され復活する道筋は残されているはず。
できるだけ早く復活して欲しいとは思いますが……芥川に噛まれて吸血鬼化とか、ある意味樋口にとっては幸せな状況かもしれないし、しばらくこのままでもいいのか?
文豪ストレイドッグス、樋口一葉の異能力は”無し?”or”???”
文豪をモデルとしながら異能力を持たない一般人とされてきた
さて、そもそも「文豪ストレイドッグス」とは、実在する文豪をモデルとしたキャラクターが、その文豪の作品名を冠した異能力を駆使して活躍する物語。
文豪の名を持つキャラクターのほとんどは何らかの異能力を保有しています。
もちろんこれには例外も存在し、江戸川乱歩は当初「超推理」という異能力を持っていると語られていましたが、実はこれは異能力でも何でもないただの卓越した推理力であることが判明しています。
また、黒蜥蜴の一員である立原道造も、当初は異能を持たない一般人として扱われていましたね(実は異能力者であったことが後に判明しています)。
そのため樋口一葉も文豪の名を冠してはいるものの、異能力を持たない一般人なのだろうと周囲からは思われていました。
公式がガイドブックでは「持たない」、しかし後に原作者のツイートで……
現在、樋口一葉の異能力の有無については様々な説が流れています。
かつて「シュシュアリス」という雑誌でキャラクター紹介がされた際には、異能力について「無し」ではなく「???」と表記されていたため、実は隠された異能力があるのかとも考えられていました。
しかしその後、公式ガイドブック「深化録」では「異能力も卓越した戦闘術も持たないが…」という記述があり、やはり無能力者だったのかという意見が大勢を占めることに。
が、更にこの後、ゲームアプリで樋口一葉のSSRが実装された後、原作者の朝霧カフカ先生が「樋口ちゃんSSR実装!!! ごめんな! まだ異能力名きめてなくて!!!!」とツイートし、やはり異能力者だったのか、という意見が盛り返してきています。
では実際、樋口一葉が異能力者かどうなのかというと……まだ決めてないんじゃないですかね?
原作者的にこういう異能力を持たせて、こういうシーンで使いたいみたいな構想はあるんだろうけど、実際それが本編に導入されるかどうかは今後の展開次第みたいな。
つまり、ファンが朝霧カフカ先生に「樋口ちゃんの異能力早くお願いします!!」とお願いし続ければ、実現する可能性が高いということなので、樋口ちゃんファンの方は是非是非一緒にお祈りしてみてください。
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