今回は人気ファンタジー「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(以下「ダンまち」)」から、人魚(マーメイド)の異端児(ゼノス)「マリィ」について解説します。
マリィはモンスターでありながら高い知性と人の心を持つイレギュラー「異端児(ゼノス)」と呼ばれる存在の一人。
第四部で登場してベルと交流を持ち、後にその回復能力でベルの窮地を救うことになります。
本記事ではそんなマリィのプロフィールや能力、作中での活躍を中心に解説してまいります。
「ダンまち」マリィのプロフィール
基本プロフィール(年齢・声優など)
マリィは第四部で登場したヒロインの一人。
モンスターでありながら高い知性と人の心を持つイレギュラー「異端児(ゼノス)」と呼ばれる存在です。
マリィは人魚(マーメイド)の異端児であり、青白い肌と緑の髪、魚の下半身を持つ美少女。
本来の人魚はもっと化け物染みた外見をしており、マリィは下半身を除けばかなり人間よりですね。
年齢は実はベルと同じ14歳。
ただ性格は異端児の中でも一際幼く好奇心旺盛。
羞恥心という概念すらないのか、初登場時は全裸でした。
声優は福積沙耶さんが担当しています。
知性あるモンスター「異端児(ゼノス)」とは?
異端児(ゼノス)とは前述した通り、知性と人の心を持つモンスターの中に生まれたイレギュラーです。
その種族は竜女やリザードマン、ガーゴイルなどバラバラ。
マリィのように元となった種族と姿が大きく異なる者も多く、物語的な都合か、女の子は基本かわいい美少女です。
神々にとっても全くの未知であり、その存在を知る者はウラノスやヘルメスなどごく一部。
ウラノスやガネーシャは、彼らの存在こそが人とモンスターの不毛な争いに終止符を打つ希望だと考え、積極的に異端児たちを保護し、協力体制を結んでいます。
冒険者や他のモンスターからも敵として狙われているため、生存している異端児は約40体ほどと少数。
マリィはリドやグロス、ウィーネたち他の異端児たちとコミュニティを作りダンジョン内で暮らしています。
「ダンまち」マリィの能力
生き血による回復能力
マリィ最大の特徴は、その生き血による回復能力。
元々マーメイドの生き血はユニコーンの角に匹敵する回復能力を有しており、その特徴は異端児であるマリィにおいても健在です。
一口生き血を飲めば負傷だけでなく体力も全快。
切断された四肢であっても、生き血を切断面に吸わせることで瞬時に繋げることが可能となっています。
無茶苦茶冒険者に狙われそうな能力ですね。
水中行動力+魅了
マーメイドであるマリィの本領は水中。
戦闘力そのものはさほど高くはなさそうですが、水中での移動力は普通のマーメイドを遥かにしのぐものとなっています。
水中の彼女を捕まえることはほぼ不可能。
また、自分より格下のモンスターを魅了することも可能で、自衛・逃走に向いた能力を有していることが分かります。
「ダンまち」マリィとベル
マリィの初登場は、ベルたちの派閥合同遠征時。
25階層で苔の巨人(モス・ヒュージ)の強化種に滝から突き落とされ、他のパーティーメンバーから分断されてしまったベル。
マリィは傷ついたベルの前に現れ、彼に自分の人差し指をかみ切って生き血を飲ませ、彼の傷を癒します。
そしてベルはマリィの案内でリリやヴェルフたち仲間と合流し、強化種を撃破するという流れ。
マリィはこの時、ベルが怖い強化種を倒してくれたこと、お姫様抱っこされたことが切っ掛けで、ベルに好意を抱くようになります。
「ダンまち」マリィの活躍(再登場・右腕の復活)
一旦ベルたちと別れたマリィですが、その後再び登場。
闇派閥の残党が行ったダンジョンの大規模破壊により25階層で誕生した強敵ジャガーノート。
ベルはジャガーノート相手に一騎打ちを挑むことになりますが、ジャガーノートの爪で右腕を両断され、戦闘不能に追い込まれてしまいます。
即死しなかったのは防具があったからですね。
その様子を見守っていたマリィはベルの元に駆け寄り、その生き血でベルの右腕を繋ぎ、負傷を全快させて戦線復帰させることに成功します。
このマリィの助けがあったからこそベルはリューの危機を救い、パーティーの全滅を避けることができました。
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