今回は少年ジャンプの大人気漫画「ブラッククローバー」から、魔法騎士団きっての危険人物「ジャック・ザリッパー」について解説します。
ジャックは9つあるクローバー王国魔法騎士団の一つ「翠緑の蟷螂」の団長。
「黒の暴牛」ヤミ団長の喧嘩仲間で、強敵と戦い切り裂く為だけに魔法騎士となった戦闘狂の危険人物です。
チンピラ風の見た目ながら要所要所で素晴らしい活躍を見せてきたジャック。
本記事ではそんな彼のプロフィールや強さ、最終章での死亡経緯と復活の可能性を中心に解説してまいります。
「ブラッククローバー」ジャックのプロフィール
基本プロフィール(年齢、誕生日、身長、血液型、声優など)
年齢 | 28歳(初登場時) |
誕生日 | 6月1日 |
身長 | 197cm |
血液型 | O型 |
魔法属性 | 裂断 |
好きなもの | 酒場でくだを巻くこと、裂く快感 |
出身地 | 不明(元平民) |
声優 | 浪川大輔 |
ジャック・ザリッパーはクローバー王国の魔法騎士団の一つ「翠緑の蟷螂」の団長です。
外見は爬虫類を思わせる凶悪な顔立ちが特徴の長身痩躯の男性。
性格は非常に好戦的で気性が荒く、誰に対しても喧嘩腰。
強敵と戦い、切り裂くことに快感を覚える生粋の戦闘狂で、強敵と戦うためだけに魔法騎士団に入った危険人物です。
一方で他人の能力はしっかりと認めるタイプで、白夜の魔眼編では自分たちを的確にサポートしたフィンラルや、また漆黒の三極性相手に大金星を挙げたマグナを称賛していました。
またジャックが元平民(現在は貴族らしい)ということもあり、平民にも活躍の機会を与えたいと「翠緑の蟷螂」には平民が多く受け入れられています。
ちなみに名前はあの有名なシリアルキラー由来で、初期は「ジャック・ザ・リッパー」と表記されることもあったが、現在は「ジャック・ザリッパー」に統一されています。
ヤミ団長とは喧嘩仲間で悪友
「黒の暴牛」のヤミ団長とは似た者同士の喧嘩仲間。
口が悪い者同士、会議などで顔を合わせるたびに憎まれ口を叩いており、昔は勘違いなどもあって本気で衝突したこともあったようです。
ジャックは口では色々と言いつつも、ヤミ団長の実力については認めており、大事な場面では誰よりヤミ団長を頼りにしていることがうかがえます。
スペード王国編ではヤミ団長が漆黒の三極性に攫われた時には、ヤミ団長が敗北したことが信じられず、単身スペード王国に乗り込もうとしてさえいました。
「ブラッククローバー」ジャックの強さ
万物を斬り裂く裂断魔法
ジャックが使う魔法は「裂断魔法」。
腕に蟷螂の鎌のような緑の刃を作り出し、その刃で敵を切り裂いて戦います。
<裂断魔法>
デスサイズ
刃を生み出す攻撃魔法。
斬撃を飛ばしたり、腕だけでなく全身至る所から刃を生やすことが可能。
デスサイズ・狂い咲き
両腕で無数の斬撃を飛ばす攻撃魔法。
ジャックは戦闘センスこそ高いものの、平民出身ということもあって魔力量そのものは魔法騎士団の中では凡庸。
魔法も「切り裂く」というだけの単純なものに過ぎません。
しかしジャックの真骨頂は「切り裂く」ことへの執着とセンス。
彼は戦闘中に相手に合わせてその刃の性質を変化させ、研ぎ澄ますことで、通常では攻撃が通じないような対象が相手でも切り裂き、一撃必殺のダメージを与えることが可能です。
最上位悪魔すら切り裂き得るポテンシャル
ジャックの魔法は本人が万物を切り裂くと豪語するだけあり、とても高いポテンシャルを秘めています。
作中ではエルフ化したランギルスの空間魔法を切り裂いたり、同じくエルフ化したファナの回復魔法ごと彼女を切り裂きかけたり、その斬撃はもはや概念に干渉しているのではと疑うレベル。
また最強の悪魔憑きの一人である、漆黒の三極性ダンテと戦った際には、重力魔法を切り裂いてダンテに大ダメージを与えていました。
ただその直後、クリフォト解放によりダンテが悪魔の力を100%引き出せるようになったことで戦況は一変。
最上位悪魔ルチフェロの力を完全に引き出したダンテ相手では流石に分が悪く、追い詰められていきますが、それでも一対一でギリギリまで粘ることに成功し、その後の逆転に繋げていました。
「ブラッククローバー」ジャックの過去
ジャックは元々平民の猟師の生まれでした。
保守的な父に育てられ「自分より強そうなものには手を出すな」と教わって育てられたジャック。
13歳、自分の生き方はこれでいいのかと疑問に思っていた時、堅実に生きてきたはずのジャックの父は山の主に襲われ死体となって戻ってきました。
初めて父の言いつけを破り、山の主に戦いを挑んだジャック。
山の主を切り裂き、戦いに勝利したジャックは強い者と戦い倒す快楽を味わいます。
そしてその瞬間「あ、オレ魔法騎士団に入ろ」と思い至り、魔法騎士となったのです。
「ブラッククローバー」ジャック、死亡?(復活は?)
ジャックはブラッククローバー最終章において死亡しています。
魔法帝ユリウスの正体がゾグラティス兄弟の長男ルシウスであったことが判明。
ルシウスの意識はユリウスを乗っ取り、クローバー王国へと侵攻を開始します。
ルシウスは霊魂魔法により悪魔の魂を浄化し、他者に受肉させた「聖騎士(パラディン)」を率いており、その中にはルシウスの魔法によって復活させられたアシエ(ノエルやノゼルの母)やモルゲン(ナハトの弟)の姿も。
ジャックはヤミ団長と共にかつての仲間であったモルゲンと戦いますが、強化されたモルゲンの攻撃でジャックは致命傷を負ってしまいます。
最期に至高の一撃を放ち、ルシウスが率いる天使たちに一矢報いたジャックですが、その肉体は息絶え、魔導書は崩れ落ちていきました。
死亡したと断言されているわけではありませんが、前後のヤミ団長やモルゲンの発言、ジャックの様子からすると死亡したと考えるのが自然でしょうね。
ただ、ブラッククローバーは死亡したと思われていた人間が「実は生きていた」り、「死んでも復活」することが普通にある作品。
ジャックにもまだ復活の可能性は残されています。
とは言っても普通に実は生きていた、ではひねりがありませんから、ルシウスの霊魂魔法で復活させられ、操られていたところを……みたいな展開は十分にありそうですね。
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