今回は魔物食という異色のテーマを扱う人気作「ダンジョン飯」から、ライオスの愛剣「ケン助」について解説します。
ケン助とは「動く鎧」が棲みついた剣。
ライオスが折れた剣の代わりとして愛用していており、作中ではその危機察知能力によりパーティーの危機を救っています。
一方で所詮は魔物であり、強敵との戦いでは逃亡してパーティーを危険に晒したり、悪魔に操られたりと良くも悪くも存在感を発揮していたケン助。
本記事ではそんなケン助の正体や作中での活躍、最後などを中心に解説してまいります。
「ダンジョン飯」ケン助とは?
基本プロフィール
ケン助とは主人公のライオスが作中で愛用している「動く鎧」という魔物が棲みついた剣。
物語開始当初は別の剣を使用していましたが、動く鎧の群れとの戦いで折れてしまい、敵の使用していた剣を奪ってそのまま自分のものに。
ライオスはその剣に「動く鎧」が棲みついていることを把握していましたが、仲間に知られたら捨てろと言われるに違いないと考え、そのことを仲間に隠していました。
その後、ある出来事が切っ掛け(後述)で仲間にその事実が露見しますが、すぐに代わりの剣を手に入れることもできず、結局なし崩し的に物語の最後まで愛剣として使用され続けることになります。
ケン助(=動く鎧)の生態
ケン助の正体である「動く鎧」とは冒険者を襲う無人の甲冑。
外部から操られているとか、内部で不定形の魔物が動かしているとか諸説ありましたが、作中でその正体が鎧の内部に潜む軟体動物であることが明らかになりました。
動いていたのは複数の胴体が内部で連結し、筋肉のような作用を果たしていたのです。
分類でいえば「貝類」。
ケン助の仲間は「焼き」「炒め」「蒸し」「スープ」とセンシによって様々な方法で調理され、フルコースとなっていました。
「ダンジョン飯」ケン助とライオス
魔物大好きなライオスはケン助をとてもかわいがっています。
当初は仲間に隠れてコッソリ捨て犬を飼っていたぐらいのノリでしたが、ケン助が宝虫の擬態を見破りピンチを救った時には、自分に懐いてくれていると解釈し大喜び。
ケン助と命名したのはこのタイミングでした。
魔物が宿っているだけの普通の剣なので、特別切れ味がいい名剣とかではないのですが、魔物特有の危機感知能力はパーティーの危機を何度も救っています。
「ダンジョン飯」ケン助の逃亡(ドラゴン)
ライオスからとてもかわいがられているケン助ですが、所詮は魔物。
全幅の信頼を置ける相手ではありません。
危機察知能力が高いからこそ強敵に対して敏感で、危ないと思えばライオスたちを見捨てて逃げ出そうとします。
それが顕著に顕れたのがレッドドラゴン戦で、大事な場面で逃げ出したケン助によりパーティーは大ピンチに。
この時は何とか窮地を脱したものの、他の仲間たちにもケン助が魔物であったことが露見し、チルチャックはものすごい勢いでライオスを罵倒していました。
「ダンジョン飯」ケン助と翼獅子
ケン助は物語の中盤から、翼獅子(悪魔)に操られ、翼獅子がライオスたちを導くための端末として利用されていました。
いつの間にか剣の鍔が獅子の顔の形になっていて、触手を伸ばして行き先を導いたり鍵の代わりになったり、途中からは普通に会話もしています。
翼獅子は狂乱の魔術師によって本の中に封印されており、ライオスたちを使って自分の封印を解かせ、ライオスやマルシルを迷宮の主にしようと目論んでいました。
中盤以降、ケン助は翼獅子に操られっぱなしで、ケン助本体の意識はあまり感じられない状態。
そのことはケン助の身体に相当な負担となっていたのでは、と後にライオスは推測しています。
「ダンジョン飯」ケン助のその後(最後)
最終巻(14巻)のおまけ漫画では、ケン助のその後(最後)が描かれています。
黄金郷(メリニ)の王となり、冒険に出ることもなくなったライオス。
王の仕事に忙殺され退屈していた彼は、ファリンに誘われ久しぶりにダンジョンに向かいます。
そこでコカトリスを撃退した後、魔物除けのためにライオスの臭いがついたもの(ライオスは呪いにより魔物が近寄らない体質となっていた)をダンジョンに置いて行こうという話になった時、ライオスが選んだのはケン助と鎧。
実はケン助はしばらく前から動かなくなっており、ケン助が死んでしまったと考えたライオスは迷宮で静かに眠らせてやろうと考えたのです。
しかし実はこの時、ケン助は仮死状態になっていただけで死んではいませんでした。
ケン助はその後、自然迷宮の魔力で息を吹き返し、ライオスの鎧を糧に単為生殖を繰り返すことに。
百年後「魔物の肉を求めて彷徨う王の霊」という噂の元凶になったのだそうです。
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