今回は人気ファンタジー「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(以下「ダンまち」)」から、リヴェリアの元従者でエイナ、ニイナの母「アイナ・リンドール」について解説します。
アイナはかつてリヴェリアと共にアルヴの王森を飛び出した女性エルフ。
数年はロキ・ファミリアの旅に付き合っていましたが、病気がちなためリタイアし、ヒューマンの男性と二児の娘をもうけています。
外伝でその若かりし日の姿が描かれたアイナ。
本記事ではそんな彼女のプロフィールや人間関係、その病と現在について解説してまいります。
「ダンまち」アイナのプロフィール
基本プロフィール(年齢など)
アイナ・リンドールはロキ・ファミリア副団長リヴェリアの元従者であり、ギルド受付嬢エイナと学区に通うニイナの母にあたる女性です。
なお、リンドールは旧姓で現在の姓は「チュール」。
種族はエルフで、詳細な年齢は不明ですが御年99歳のリヴェリア様の幼馴染ということなので、年齢はその前後と思われます。
外見はリヴェリアと同じ緑色の髪を持つ小動物系の美少女。
心優しく柔和な女性で、排他的なアルヴの森出身のエルフでありながら他種族への偏見はありません。
リヴェリアに連れられて故郷の森を飛び出したものの、外の世界の空気が合わずリヴェリアと離れ療養生活へ。
ヒューマンの男性と結婚しエイナ、ニイナの二児の母となっています。
ハイエルフの血を引く良血
アイナは王女であるリヴェリアの従者を務めていただけあって、彼女自身もハイエルフ(王族)の血を引く良血。
緑色の髪の毛はその証です。
本来であれば彼女もアルヴの王森を出ていいような存在ではなかったのですが、リヴェリア様の我儘と友情により外の世界へ。
なお、そのハイエルフの血の片鱗は、娘であるニイナの魔法に受け継がれています。
「ダンまち」アイナとリヴェリア
アイナはエルフの王女であるリヴェリアの幼馴染であり親友。
リヴェリアの従者として彼女の側に侍り、彼女と共に育ちました。
リヴェリアと共に寝所や湯浴みを共にすることもあり、リヴェリアの全てを知る存在です。
アイナはリヴェリアが故郷のアルヴの王森を飛び出す際に、リヴェリアに連れられて一緒に外の世界に飛び出しました。
その後しばらくはロキ・ファミリアと旅を共にし、フィンやガレスとも親しくしていましたが、外の世界の空気が合わず病気がちに。
数年後には旅から離脱し、ある高地の自由都市の療養所で療養することとなります。
ただリヴェリアはその後もアイナのことを気にかけており、今でも定期的に連絡を取り、彼女のために貴重な霊薬実(タプアハ)を送ったりしています。
「ダンまち」アイナの夫
アイナの夫はアイナが滞在する療養所に通っていたヒューマンの男性。
出会った当時、彼は17歳だったそうです。
その詳しい馴れ初めは不明ですが、療養所に通う内にアイナに惚れて交際するようになったということなのでしょう。
ちなみに交際が判明した際、リヴェリア様はその男性をボコボコにしたそうです。
「ダンまち」アイナとエイナ、ニイナ
アイナにはヒューマンの夫との間に二人の娘がいます。
一人はギルド受付嬢のエイナ。
僅か6歳で学区に入学し、14歳でギルド職員となった才媛で、主人公のベル・クラネルのアドバイザーを務めています。
戦いの才能はありませんが、非常に事務能力が高く世話焼きで、冒険者からの人気の高い女性です。
二人目は学区に通い冒険者となるための訓練を受けているニイナ。
自分が生まれた年にエイナが学区に入学したため、姉とは直接の面識がなく微妙な関係でしたが19巻で対面し和解しています。
非常に際溢れる魔導士でありヒーラー。
その浄化魔法には彼女に流れるハイエルフの血の片鱗を垣間見ることができます。
なお、この姉妹は二人とも主人公のベル・クラネルに惚れています。
「ダンまち」アイナの病(現在)
アイナは外界(アルヴの王森の外の世界)の空気が合わず、度々咳き込んで病にかかっています。
空気の良い高地の療養所で過ごしたり、リヴェリアの送る霊薬実(タプアハ)で治療したりもしていますが、根本的な解決にはなっていません。
根本的に治療するためには故郷の森に戻るしか今のところ手はないようです。
ちなみにファンの間では、神の恩恵(ファルナ)を授かれば体質が改善して病気が治るのでは、という意見もありましたが、実際には恩恵を授かることで病気がスキルとして変質し、定着してしまうがあるため、アイナは恩恵を授かってはいません。
実際、この世界にはアルフィアという前例もあります。
本格的に病が悪化すれば故郷に帰ることも検討するでしょうが、周囲の様子を見る限り今のところそこまでの病状にはなっていないようです。
コメント