今回はジャンプスクエアで連載中の大人気漫画「ワールドトリガー」でも屈指のできる男「東 春秋(あずま はるあき)」について紹介します。
ワールドトリガーは異世界からの侵略者「ネイバー」と、それに対抗する防衛機関「ボーダー」との戦いを描いたSFアクション群像劇です。
東は当初、ボーダーのB級部隊の隊長として登場したわけですが、この人、後からすごい設定がどんどん出てきます。
「元A級1位部隊隊長ってなに!?」「ランク詐欺!?」と思わず突っ込んでしまう東春秋という男について、説明させていただきます。
ワールドトリガー、東春秋のプロフィール(声優含む)
一見すると冴えない眠たそうな男だが……
ボジション | スナイパー(B級部隊 東隊隊長) |
年齢 | 25歳 |
誕生日 | 1月3日 |
身長 | 186cm |
血液型 | A型 |
星座 | かぎ座 |
職業 | 大学院生 |
好きなもの | 釣り、キャンプ、刺身、天ぷら、ギアラ(焼肉の部位) |
声優 | 浜田賢ニ |
東はB級部隊東隊の隊長。
出てきたばかりのころは、ロン毛と眠たそうな目が特徴の、あまり強くない冴えないキャラといった印象でした。
その印象が一変するのは、B級ランク戦が始まってから。
「ボーダーで最初の狙撃手」「元A級1位部隊隊長」などなど、「あれ? この人B級なんじゃないの?」と凄い情報がどんどん飛び出してくるではありませんか。
ボーダー隊員、上層部からも一目おかれる重要人物であり、その実力は間違いなくA級レベル。また、その見識・戦略眼は一隊員の枠に収まるものではありません。
作者の「眠たげな眼の男はできる男」の法則を地で行く男、それが東春秋なのです。
なお、東はプライベートでは釣り好きで、釣ったものだけを食べて生きていけるほど。
また後輩たちを焼肉に連れて行って奢ってあげる、よき年長者でもあります。
元A級1位部隊の隊長? 旧東隊って何? 何でB級なの?
さて、そんな東ですが、元A級1位部隊の隊長というのはどういうことなのでしょうか。
実は東は今はそれぞれ隊長となっている二宮、加古、三輪を率いた、今とは違う部隊の隊長でした。
今はそれぞれA級部隊の隊長を率いている3人(二宮隊は隊務規程違反で降格しましたが元々はA級部隊だったので敢えてこう書きます)ですが、非常に癖のある扱いづらい性格。
ボーダー上層部はそんな3人を東の下に送り込み、チームワーク、戦術の重要性を叩き込もうとしたのです。
あの『俺様』な二宮が素直に尊敬し、薫陶を受けたぐらいですから、東の教育は完璧。旧東隊はA級1位にまで上り詰めました。
その後、旧東隊は解散し、メンバーはそれぞれ部隊を結成します。
ただ東については特定の部隊を結成するのではなく、同じよう若手の育成に尽力し、ボーダー全体の底上げを図ろうとしました。
詳しくは後述しますが、その指導は「東塾」と呼ばれているようです。
今の東隊は、東に指導を受けたいと小荒井と奥寺が東に頼み込んだ結果。つまり二人を育てるための手段として部隊を組んでいるわけですね。
B級隊員なのも、二人と組んでB級部隊にいるから名目上、と言ったところでしょう。
ワールドトリガー、東春秋の強さ
壁抜き狙撃さえ成し遂げる実力派スナイパー
トリオン | 7 |
攻撃 | 8 |
防御・援護 | 11 |
機動 | 5 |
技術 | 10 |
射程 | 10 |
指揮 | 10 |
特殊戦術 | 5 |
合計 | 66 |
これが東のパラメーター。援護、指揮能力に優れた理想的なスナイパーと言えるでしょう。
戦術能力に目が行きがちな東ですが、スナイパーとしての腕前も一流。ランク戦では壁越しの狙撃で主人公を仕留めるという絶技を見せています。
また、狙撃以外にも凄いのが、その生存能力です。
基本的にスナイパーは一度攻撃して居場所が見つかってしまうと落とされやすいもの。しかし東はランク戦でもほとんど落とされたことがありません。
特に逃げに徹した東を仕留めることは不可能に近く、あの二宮がランク戦で早々に東を仕留めることを諦めたほど。
(二宮は時間つぶしに雪だるまを作っていましたが……もし雪だるま作成の隙を東に狙われていたら、と思うと笑っちゃいますね)。
隊長として、指揮官として、その優れた戦術眼
しかしやはり東と言えばその戦術、指揮能力でしょう。
大規模侵攻の際は、B級合同部隊を率いて新型トリオン兵や強敵の人型ネイバーの撃退に成功しています。
ボーダーの誰もが、何かあった際は東が指揮官となることを当然と思っているようですから、その信頼は凄まじいものがありますね。
いくら戦術眼に優れていようと、25歳の一学生に向ける信頼じゃありません(筆者個人の感想としては、東はこの作品一番のチートキャラ。こんなできる25歳が居てたまるか、と思っているのですが、どうでしょう?)
またランク戦の際も、瞬時に相手の戦術を見抜いている様子が見て取れます。
ただ基本的に東はランク戦では小荒井と奥寺に戦術を組み立てさせ、アドバイスはしますがあまり口出しすることがありません。これも二人の教育のため、と割り切っているのでしょう。
もし東が本気で指揮をしたとすれば、メンバーが未熟でも現東隊はもっと厄介な部隊になっていたでしょうね。
東塾、東春秋の弟子たち(旧東隊含む)
旧東隊のメンバーも含め、東塾と呼ばれる東の指導を受けた者たちはボーダー内に多数存在します。
そのメンバーは凄まじいです(現東隊のメンバーは除く)。
<その他隊員>
二宮匡貴、加古望、三輪秀次、片桐隆明、一条雪丸
全員、A級か元A級。スナイパーにいたっては、トップ3の実力者とパーフェクトオールラウンダーと呼ばれる木崎レイジ。
ボーダーの第一線で活躍するメンバーですね。
また、彼ら以外にもランク戦で東の解説を聞いて戦術を学んでいる隊員たちは多くいますし、東塾の塾生の弟子、東の孫弟子にあたる者たちもまた、数多く存在します。
ボーダーという組織全体の底上げを目指す東の努力が、見事に実を結んだ結果と言えそうですね。
……うん、ただまあ、これはどう考えても一隊員の仕事じゃなくて、ボーダー上層部の仕事。
何より、繰り返しになりますが、こんなできる25歳が居てたまるか。
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