「SAKAMOTO DAYS(サカモトデイズ)」アパート~糸使いの最高ランク死刑囚、その後は仲間に?死亡?~

 今回は主人公が「安西先生そっくり」と話題の殺し屋アクションコメディ「SAKAMOTO DAYS(サカモトデイズ)」から、最凶死刑囚「アパート」について解説します。

 アパートは殺連の眼をくらますため、スラー一派によって野に解き放たれた4人の凶悪死刑囚の1人。

 死刑囚の中では最強の戦闘力を有し、作中では主人公の坂本と東京タワーを舞台に激闘を繰り広げていました。

 戦いの後、更生を見込まれて坂本に見逃されたアパート。

 本記事ではそんな彼の過去や強さ(ランク)、その後(仲間or死亡)について解説してまいります。

「サカモトデイズ」アパートのプロフィール

年齢不明
生年月日(誕生日)不明
所属なし(死刑囚)

 アパートとはスラー一派の手引きで東南アジアの刑務所から脱獄した4人の第一級死刑囚の1人。

 作中では脱獄と引き換えにスラー一派から殺連関連の殺し屋の殺害を請負い、殺連の最高戦力・ORDERをひきつける役割を担っていました。

 罪状は殺人・死体損壊・誘拐、犠牲者は206人。

 見た目は前髪で目が隠れた大人しそうな青年ですが、人の中身を理解し、人との繋がりを実感するために人をバラバラにするという余人には理解しがたい思考を持つ猟奇殺人鬼です。

 性格は几帳面で神経質。

 戦いの最中に散らばった模型を並べ直したり、殺した相手が所有する漫画に巻数の抜けがあると、わざわざ買ってきたりしていました。

 口癖は「死にたい」でストレスがたまると爪を噛む癖があり、嫌いな食べ物はピクルスです。

「サカモトデイズ」アパートの強さ(ランク)

 アパートは4人の死刑囚の中でも最強の男です。

 スラー一派が彼に下した評価(=ランク)は「A++」。

 ほか3人はダンプが「Aー」ソウが「B+」ミニマリストが「A+」。

 ちなみに主人公勢は坂本「B+」シン「D」ルー「C」とやや低めに評価されていました(南雲は「S」)。

 アパートの戦闘スタイルは強靭な糸を自在に操る糸使い。

 かつて坂本を苦しめたスラー一派の鹿島を一瞬でバラバラにしてしまうほどの力量を有しています。

 単純に糸を敵に巻き付けて切り裂くだけでなく、糸を自分の手に巻いて銃弾を防いだり、移動に使ったりとその使用方法は多彩。

 東京タワーで坂本太郎と激闘を繰り広げた際は、その糸で巨大なタワーの鉄柱を容易く切り裂いていました。

 東京タワーにいる人々を人質にとった形になったアパートは、坂本をあと一歩のところまで追い詰めますが、の横槍もあり、最後は力技で坂本に撃破されることになります。


「サカモトデイズ」アパートの過去

 アパートが殺人鬼に堕ちた切っ掛けは、父親とのちょっとしたボタンのかけ違いにありました。

 幼い頃のアパートは周囲に馴染めない子供で、母親は彼に無関心。

 唯一父親だけが彼に優しくしてくれました。

「人はね中身が大事なんだ」

 父はそう言って、優しい心で友達と向き合えば、きっとみんな仲良くしてくれるとアパートに教えました。

 しかしアパートが勇気をもって友達に話しかけても、誰も相手にしてくれません。

 アパートはその報われないストレスを自分の人形にぶつけるようになり、いつしかその対象は人形ではなく動物へと変わっていきました。

 そのことにショックを受けた父親は、きっと脳に異常があるに違いないとアパートを脳外科に連れて行きます。

 診断結果は異状なし。

 それを聞いた父親は態度を豹変。

「そんなはずないだろう」
「じゃあ何か?」
「あんたはうちの息子が」
「病気でもないのに動物を」
「バラバラにしたって言いたいのか?」
「うちの息子が生まれながらにして」
「化け物だって言いたいのかよ!」

 父親の様子にショックを受け、心の糸が切れたアパートはその場で父親を殺害し、その頭を解体。

 父親の脳も自分と同じ中身であったことを理解し、そこで初めて自分もちゃんと人と繋がっていたのだと実感を得ることができたのです。

 以降、彼は人の中身を理解し、繋がりを実感するために人をバラバラにする殺人鬼となりました。

 

 ……恐らく父親は本来善良な人物で、アパートに暴言を吐いたのも息子の凶行にショックを受け、動揺していたため。

 もしこの時、父親がもう少し冷静さを保ち、息子を精神科に連れて行くことができていたなら、アパートが殺人鬼になることはなかったかもしれません。


「サカモトデイズ」アパートのその後(仲間or死亡?)

 東京タワーでの坂本との激闘に敗北し、囚われの身となったアパート。

 しかし目を覚ました彼の目に飛び込んできたのは、彼と一緒に炬燵に入り、呑気にみかんを食べる坂本たちの姿でした。

 アパートを殺しも拘束もせず、雇い主の情報を教えてくれと”協力”を求める坂本たち。

 不審に思うアパートに坂本はただ、

「俺はお前が変わる方に賭けた」

 毒気が抜かれたアパートは、坂本たちにスラー一派の本当の目的が手薄になった殺連の拠点を潰すことであると伝えます。

 その後、坂本、シンとともに、スラー一派が殺連関東支部を襲撃している現場に突入したアパート。

 敵に銃を突き付けられたシンを庇ってアパートはその糸を振るいますが、敵の首魁・スラー(有月)のナイフで一瞬のうちに左腕を斬り落とされ、戦線離脱してしまいます。

 

 その後、アパートがどうなったかについての描写はなく、JCC編突入以降彼の消息は不明。

 殺連関東支部での戦いではシンとともに坂本に庇われている描写があったので、生きていることは間違いないでしょう。

 また斬り落とされた左腕についても、この世界の殺し屋たちの生命力を考えれば元通り繋がっている可能性が高そうです(も指も繋げてましたし、アパートなら普通に自分で縫合出来ちゃいそう)。

 まだまだ深掘りできそうなキャラクターでしたし、恐らく近いうちに坂本たちの仲間として再登場するのではないでしょうか?

「SAKAMOTO DAYS(サカモトデイズ)」キャラクター一覧



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