今回はその強烈すぎるストーリーとキャラクターで話題を攫った傑作漫画「チェンソーマン」より、イロモノチェンソーマン信者「伊勢海 ハルカ(いせうみ はるか)」について解説します。
伊勢海ハルカはデンジやアサが通う第四東高等学校の生徒会長兼デビルハンター部部長。
胸にチェンソーのスターターロープを付けた優男で、初登場時はユウコを殺害した「偽チェンソーマン」かと疑われていました。
しかしその正体は悪魔とは無関係のチェンソーマンガチ勢で……
本記事では伊勢海ハルカのプロフィールや正体、今後予想などを中心に語ってまいります。
「チェンソーマン」伊勢海ハルカのプロフィール
伊勢海ハルカはデンジやアサが通う第四東高等学校の生徒会長兼デビルハンター部部長です。
外見は長い前髪を顔の右側に流したナルシストっぽい優男。
ナチュラルに尊大な態度をとる自信家ですが、メンタルは非常に脆く、窮地に陥るとプライドをかなぐり捨てて周囲に助けを求めるかわいい一面も持ち合わせています(詳細は後述)。
初登場は112話。
悪魔と化したユウコと戦いデビルハンター部への入部を希望していたアサの前に現れ、デビルハンター部への入部を受理しました。
「チェンソーマン」伊勢海ハルカとデビルハンター部
伊勢海ハルカが率いるデビルハンター部は、高校生の部活としてはかなりガチ。
作中では普通に悪魔と交戦し、善戦しています。
伊勢海ハルカの傍らに控えている「亜国セイギ」などは、悪魔と化したユウコとメリケンサックで殴り合っており、下手な新人デビルハンターより優秀なんじゃないでしょうか。
そもそも入部するにも厳しい試験(3人1組で一週間以内に悪魔の死体を持ってくる)があり、入部できている時点で学生としてはかなりの精鋭。
吉田ヒロフミが民間から公安に移ったことを把握しているなど情報力も中々のものです。
メンバーには「キガちゃん」やコベニの弟らしき少年も混じっており、実は物凄くヤバイ集団ですよね。
こんな集団を率いている伊勢海ハルカは当然、かなり優秀……のはずなのですが……?
「チェンソーマン」伊勢海ハルカの正体(何者?)
「偽チェンソーマン」かと疑われる
「デビルハンター部には」
「チェンソーマンが」
「いると聞いたが」
「正体を知っているか?
初登場時、ヨルからこう問われた伊勢海ハルカは、笑いながら自分の服をたくし上げ、胸から生えたスターターロープを見せてこう答えます。
「これが答えだ……!」
直前の111話のラストでは、チェンソーマンらしきシルエットを持つ謎の存在がユウコを殺害しており、ファンは伊勢海ハルカが「偽チェンソーマン」かと色めき立ちました。
果たして伊勢海ハルカとは何者なのか……その正体はその後115話であっさりと判明することになります。
「助けてくださいチェンソーマーン!」
永遠の悪魔によってデンジやアサ、吉田ヒロフミらと水族館に閉じ込められた伊勢海ハルカたちデビルハンター部。
アサから「チェンソーマンなら何とかしてくださいよ」と言われた伊勢海ハルカは、あっさりそれを否定します。
実は伊勢海ハルカはただの(というにはガチ過ぎますが)チェンソーマン信者。
チェンソーマン協会高校生支部部長、チェンソーマン早押しクイズ大会2位、チェンソーマングッズは全て持っているというだけの一般人でした(?)。
胸のスターターはわざわざ手術をしてつけたもの。
読者やアサたちが勘違いしただけで、確かに彼は一度も「自分がチェンソーマン」だとは言っていませんでした。
そしてそんな情けない告白をした伊勢海ハルカは大声で叫び出します。
「助けてくださいチェンソーマーン!」
「僕はここにいまアす!」
「あははははハハ!」
「SOSでーす!」
「チェンソーマーン!」
「チェンソーマン」伊勢海ハルカはここがかわいい
115話でその正体が判明して以降、伊勢海ハルカはファンの間で「かわいい」と大人気となっています。
如何にも重要そうなキャラクターとして登場しておきながら、実はただのチェンソーマン信者だと判明した落差がウケたのでしょうね。
第一部に登場していればビームと(運が悪ければマキマとも)仲良くなれたかもしれません。
また単なるイロモノ枠というだけでなく、アサに対して非常に的を射た辛辣なツッコミを入れたあたりも、非常に良いアジを出しています。
「文句を言って協調性がない」
(魚が食べれないと文句を言う)
「ここぞと言う時に失敗する」
(大事な携帯を転んで壊す)
「キミには期待してたんだけどね……」
伊勢海がイロモノなだけに、余計にアサのダメなところが際立ちますね。
「チェンソーマン」伊勢海ハルカの今後予想
単なるチェンソーマン信者と判明し、既にオチがついてしまった伊勢海ハルカ。
もはやその役割は終えたかにも思えますが、恐らく彼は今後も物語に関わってくるものと考えられます。
その理由は、デビルハンター部に「キガちゃん」やコベニの弟といった重要キャラが在籍していること。
そして伊勢海ハルカがアサの能力を目撃(水族館を武器化)し、彼女に注目していることです。
考えられる展開としては、少し役に立って持ち上げられてから死ぬか、無意味に死ぬか、それとも下げられたままコベニのように生き延びるかの三択。
基本「チェンソーマン」は人がバカスカ死ぬので、登場人物の生存率は高くありません。
しかし作者・藤本タツキは殺すのが惜しいキャラクターほど殺そうとする悪癖があるため、伊勢海ハルカに関しては今のところ生存率は高めと予想(コベニ枠?)。
彼の将来の為には、変に活躍したり良い奴になったりしない方が良いのですが……
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