今回はジャンプスクエアで連載中の大人気漫画「ワールドトリガー」から、A級3バカの1人、槍バカと呼ばれる男「米屋 陽介(よねや ようすけ)」ついて紹介します。
ワールドトリガーは異世界からの侵略者「ネイバー」と、それに対抗する防衛機関「ボーダー」との戦いを描いたSFアクション群像劇です。
米屋は物語の序盤では主人公たちと敵対し、敗北続きだったキャラクターですが、味方となるやそのイメージを一転させた頼れる男。その魅力と実力について深掘りさせていただきます。
ワールドトリガー、米屋陽介のプロフィール(声優含む)
陽気なバトルジャンキー、髪下ろしでイケメンに?
ボジション | アタッカー(A級7位部隊 三輪隊所属) |
年齢 | 17歳 |
誕生日 | 11月29日 |
身長 | 175cm |
血液型 | B型 |
星座 | くじら座 |
職業 | 高校生 |
好きなもの | 飲み物、戦闘、犬 |
声優 | 岸尾だいすけ |
米屋はボーダーの中でもネイバー排斥派に属する三輪隊の隊員で、物語序盤では主人公の1人でもあるネイバー・空閑遊真に敵対する存在として登場しました。
とは言え米屋自身はネイバーに恨みはなく、その言動はサッパリとしたもの。当初から戦いを好むバトルジャンキーとしてのイメージが強かったキャラクターで、決着がついた後は主人公たち玉狛支部のメンバーに対しても非常に友好的です。
外見はカチューシャで上げられた前髪と光のない鋭い黒目(作者曰く『目が死んでいる』)が特徴で、必殺技は「……と思うじゃん?」からの奇襲。
トリオン体時は胸にリリエンタール(作者の葦原先生の前作)の缶バッジをつけています。
ちなみに、作中でそのシーンはありませんが、髪を下ろすとイケメン度がアップするそうです。
学力は非常に残念で公式ファンブックでその学力は仁礼光と並び下から3番目であることが判明。しかもその下は5歳児の林藤陽太郎と、ネイバーで学校に通ってこなかった空閑遊真なので、実質学生では一番頭が悪いとか……
コミュ力が高く出水と仲良し、宇佐美の従姉弟で陽太郎の陽仲間?
高校はボーダー提携校に通い、A級3バカの1人出水公平と同じクラス。互いに遠慮がなく、昼食を一緒に食べるなどプライベートでも普通に仲の良い間柄のようです。
また、コミュニケーション手段が個人ランク戦に偏ってはいますが、米屋はボーダー内でも顔が広く、様々な隊員と交流しています。
敵対していた遊真とも仲が良く、個人ランク戦を約束していました(いつも邪魔が入って成立はしていませんが)。
玉狛支部の宇佐美栞とは従姉弟で、玉狛支部の立派なお子様、林藤陽太郎とは「陽」仲間。よく陽太郎の世話を引き受けているようです。
ネイバー融和派の玉狛支部とこんなに仲が良くて、どうして米屋はネイバー排斥派の三輪隊に入ったのか……未だに謎ですね。
ワールドトリガー、米屋陽介の強さ
少ないトリオンをセンスで補う槍の名手
トリオン | 4 |
攻撃 | 8 |
防御・援護 | 8 |
機動 | 9 |
技術 | 9 |
射程 | 2 |
指揮 | 4 |
特殊戦術 | 4 |
合計 | 48 |
これが米屋のパラメーターです。
トリガーを扱う基本的な才能であるトリオン量の値が「4」と、正隊員としては最低レベル(これより低いのは主人公の1人、三雲修の「2」)ですが、米屋はその卓越した戦闘センスでA級まで上り詰めています。
その武器は通常は刀型のトリガー「弧月」を改造した槍。
ブレードの面積を小さくすることで、少ないトリオンを効率的に活用しています。
米屋はこれにオプショントリガー「旋空」と「幻踊」を組み合わせ、穂先を伸ばしたり形状を変化させたりと、変幻自在な戦い方を得意としています。
そうでなくとも、単純にリーチの長い槍は強いですしね。
ちなみにトリガーの改造が許されるのはA級隊員だけ。
米屋は弧月だけでなく、変幻自在のブレードトリガー「スコーピオン」もマスタークラスの使い手で(作中では使っている場面はありませんが)、B級隊員だった時はスコーピオンを使っていたそうです。
三輪隊としては敗北続き
さて、そんなボーダーでも屈指のアタッカーである米屋ですが、三輪隊に所属しての戦いは敗北続きです。
とは言え、これはある意味仕方がないこと。
何せ相手はブラックトリガーの使い手や三輪隊より上位の嵐山隊。
その上、主人公たちとは敵対していましたから、米屋(三輪隊)が勝ったら物語が崩壊してますしね(メタ発言)。
その結果、米屋は三輪隊としてではなく、A級3バカの1人としての活躍の方が目立ってしまっているのです。
出水、緑川と並ぶA級3バカ、その活躍は
さて、これまでに何度か述べてきたA級3バカですが、これは『槍バカ』米屋陽介、『弾バカ』出水公平、『迅バカ』緑川駿のA級隊員3名からなるトリオの呼称です。
このトリオが活躍したのはアフトクラトルによる大規模侵攻編、高火力による砲撃と高速飛行を得意とする強敵、ランバネインとの戦いでした。
あのボーダー最強の戦術家である東春秋率いるB級隊員数名がかりで手も足も出ないランバネインに対し、3人はその個性を活かした戦い方で圧力をかけ続け、他の隊員たちとも連携して見事にランバネインを撃破します(止めを刺したのは米屋です)。
その後も米屋はブラックトリガーの足止めやC級隊員の指揮など、要所要所で活躍しており、戦闘員として1級戦功を受けるほどの活躍をしていました。
……本当、三輪隊としてでなければ、米屋はいい仕事をしてるんですよね。
今後米屋が三輪隊として活躍する日が来るのか、非常に気になるところではありますが……先は長そうだなぁ。
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