今回は魔物食という異色のテーマを扱う人気作「ダンジョン飯」から、エルフの幻覚術使い「シスヒス・オフリ」について解説します。
シスヒスはエルフによる迷宮制圧のスペシャリスト・カナリア隊に所属する隊員であり囚人の一人。
褐色肌のお姉さんで、他作品におけるダークエルフに近い見た目をしています。
鈴の音を使った幻覚術の使い手で、ライオスたちを一瞬で幻術に落とすなど、対人戦ではとても凶悪な能力の持ち主です。
本記事ではそんなシスヒスのプロフィールや能力、人間関係(ミスルン・パッタドル)などを中心に解説してまいります。
「ダンジョン飯」シスヒスのプロフィール
基本プロフィール(年齢、声優など)
種族 | エルフ |
年齢 | 149歳 |
誕生日 | 6月17日 |
出身地 | 北中央大陸 |
家族構成 | 父、母 |
体格 | 身長165cm前後、BMI 20 |
好物 | エビ |
苦手 | 雑な食べ物 |
声優 | 武田華 |
シスヒスは迷宮制圧のスペシャリスト・カナリア隊に所属する隊員であり囚人の一人(詳細は後述)。
外見は他作品でいうところのダークエルフに近く、褐色肌に銀髪のスタイルの良い美女です。
一見、物腰柔らかで落ち着いていますが、根は冷徹で攻撃的。
理由は不明ですが貴族や裕福な生まれの者に強い妬みを抱いています。
本名は「シスヒス・オフリ」。
囚人の中では珍しくファミリーネームがありますが、この世界のエルフは貴族の場合「〇〇家の〇〇」といった風に家名が頭につくので、貴族というわけではありません。
鈴の音により心を惑わせる幻覚術の使い手
シスヒスはスズランのような形状をした金色の小さな杖を用い、その鈴の音により人の心を惑わせる高度な幻覚術の使い手です。
作中ではライオス、チルチャック、センシの三人を一瞬で幻術に落とし、彼らが隠す秘密を聞き出すなど活躍しています。
非常に凶悪な能力ですが、マルシルに「あなたの両足は石になる」と幻術をかけた際にはすぐに解除されており、対処さえ分かっていれば抵抗は可能。
なお、作中では使用していませんでしたが、「燃やしたり」という発言からすると火炎魔法など一般的な魔法も使えるようです。
「ダンジョン飯」シスヒスの過去
シスヒスはカナリア隊に入隊する前は多くの権力者を顧客に持つ占い師でした。
ただそうした権力者に強い妬みを持つ彼女は、幻覚術などを駆使して彼らを操り、殺人教唆、文書偽造、詐欺などの罪を犯して終身刑となっています。
罪状には古代魔術の使用も含まれていましたので、恐らくは彼女が使用する幻覚術が古代魔術に関連しているのでしょう。
その後、シスヒスはカナリア隊に入隊(カナリア隊は古代魔術に関わった囚人と名家出身の看守で構成されている)。
ただそこでもシスヒスは担当看守を篭絡し、カナリア隊への入退を繰り返しています。
「ダンジョン飯」シスヒスとカナリア隊
→ミスルン「一応敬意」
カナリア隊でのシスヒスの担当看守は隊長のミスルン。
ミスルンはかつて悪魔に復讐心を除く全ての欲求を食われ、食欲などの生理的欲求も失い日常生活に支障をきたしています。
そこでシスヒスは副長のフラメラに命じられ、幻覚術を使ってミスルンの日常生活の面倒を見ることに。
最初は貴族のミスルンを操ることに楽しさを見出していたシスヒスですが、彼があまりに言いなり過ぎるのですぐに飽きてしまいます。
しかしミスルンが悪魔討伐に支障がでるような言葉には決して従わないことを知った後は、彼に対して少しだけ敬意を払うようになり、大人しくしています。
→パッタドル「いつか殺す」
シスヒスはミスルンのパートナーで新人看守であるパッタドルのことを嫌っています。
作中ではあからさまに敵対するような描写はありませんが、ファンブックの相関図では「いつか殺す」と殺意を抱いている模様。
シスヒスはミスルンを操って「事故にでも見せかけてあの女を痛めつけてくださいな」とパッタドルを攻撃させようとありました(ミスルンに拒否されましたが)。
パッタドルは良い子ではあるのですが、張り切り過ぎて囚人に厳しく当たり、囚人たちからウザがられています。
貴族嫌いのシスヒスからしたら一番受け付けないタイプでしょうね。
「ダンジョン飯」シスヒスのその後(最後)
シスヒスは本編終了後、他の囚人たちと同様、女王の恩赦で刑期が短縮されたことが明かされています。
その後もカナリア隊として働いているはずですが、詳細は不明。
シスヒスが気に入っていたミスルンはカナリア隊を辞てメリニに残って悪魔の監視を続けており、カナリア隊も世界から迷宮がなくなり本来の役割を失っています。
カナリア隊がいつまで存続し、シスヒスがいつまで大人しくしているか、正直どちらもあまり長くは続かない気がします。
ファンブックでは囚人のフレキがミスルンについて行って再収監を逃れようとし、やっぱり牢屋の方がいいと騒いでいましたが、シスヒスがミスルンについてそのまま生活の世話をするという未来もあるのかもしれません。
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