「ダンジョン飯」オーガとは~ツノと怪力が特徴の強種族、絶滅寸前の理由、東方での位置づけ、亜人種との違い~

 今回は魔物食という異色のテーマを扱う人気作「ダンジョン飯」から、作中に登場する種族の一つ「オーガ」について解説します。

 オーガは頭のツノと筋骨隆々とした肉体が特徴の強種族。

 他作品ではしばしば魔物や亜人種として登場しますが、この「ダンジョン飯」は人間の一種族として描かれています。

 ある事情から絶滅寸前で作中での扱いはあまり良いものではないオーガ。

 本記事ではそんな悲しい強種族の特徴(平均寿命・身長)や種族特性、絶滅寸前となった理由を中心に解説してまいります。

「ダンジョン飯」オーガとは?

基本プロフィール(身長・寿命・成人など)

平均身長男性200cm
女性190cm
平均寿命58歳(人間・短命種)
成人年齢15歳

 オーガとは頭に生えたツノと筋骨隆々とした肉体が特徴の種族。

 魔物や亜人ではなく人間の一種族であり、人間種の中では最大の巨体と怪力を誇ります。

 強力な種族ですが、ある事情から現在は絶滅寸前(詳細は後述)。

 現在は東方群島を中心にいくつかの集落が残存する程度で、居住区は交配可能なトールマンの集落に隣接しているこが多いそうです。

 なお、嘘か真かツノを削ったり犬歯を抜くと力が弱まるという俗説があり、トールマンの街で暮らすオーガにはツノか牙がない者が多いのだとか。

種族特性:怪力で大飯食らい

 オーガの特徴と言えばその巨体から繰り出される怪力と頑丈な身体。

 戦闘では強力なアタッカーとしてその真価を発揮します。

 作中ではシーサーペントを金棒で殴り倒したり、ファリゴンに襲われても死ななかったりと、前衛としては最高の適性を持つ強種族。

 反面、巨体故に燃費が悪く、大量の食事を必要とする点が玉に瑕。

 迷宮では魔物以上に衣食住の確保、栄養不足が大敵ですから、実は冒険者として活動するにはあまり向いていない種族なのかもしれません。


「ダンジョン飯」オーガは絶滅危惧種

 オーガは元々、歴史を辿れば大きな国を築いて繁栄していた時代もありますが、人口は減少の一途で現在は絶滅の危機に瀕しています。

 そうなった理由は環境の変化について行けず、戦に負けて数を減らしたため。

 巨体のため馬に乗れず集落の移動ができなかったことや、大食漢のため食糧難に陥りやすかったことなど、原因については諸説あります。

 現在オーガの居住区は東方群島の一部や西方大陸の北端など極めて狭い範囲に分布しており、そうした地域でも実際に見かけることはごく稀だそうです。

「ダンジョン飯」オーガの東方での扱い

 オーガが主に居住している東方群島・ワ島において、オーガの扱いは決して良いものではありません。

 権力者が配下に欲しがったりするのはまだいい方で、力試しや武勲の相手として選ばれたり、奴隷のように売買されることもあるようです。

 ちなみにシュローたちが住むワ島において、オーガは「オニ」と呼ばれ人間とは扱われていません。

 ワ島に住む住人は大半がトールマンのため、「人間」と扱われるのはトールマンだけ。

 ワ島では「トールマン」という呼称は使われず、彼らは自分たちを「人間」と呼んでいます。

 なお、他の地域では人間の一種族として扱われるエルフドワーフなどもワ島では「人間」ではありません。


「ダンジョン飯」オーガの登場人物

 前述したとおりオーガは絶滅危惧種であり、実際に作中で登場したオーガは一人だけ。

 ライオスのように実際にオーガと会ったことがない者も珍しくありません。

 ライオスが初めて会ったオーガはシュローの配下の彼女。

イヌタデ
シュローの実家、半本家に仕える使用人の少女。
過酷な環境で育てられたため、自分を買って引き取ってくれたシュローの父を神のように崇めている。

 また、正式なオーガというわけではありませんが、作中ではチェンジリングの影響で、マルシルミスルンが一時オーガに変身しています。

「ダンジョン飯」オーガと亜人種の違い

 この「ダンジョン飯」の世界ではオーガは亜人種ではなく、人間種に分類されています。

 人間種とされているのは他に、トールマン、エルフ、ドワーフ、ノームハーフフット

 亜人種とされているのはコボルトオーク

 名称の並びからするとオーガはツノもあるし亜人種の方しっくりきそうな気もしますが、この世界の人間と亜人は「骨の数」で区分されているため、骨の数がトールマン・エルフなどと同じオーガは「人間」に区分されています。

「ダンジョン飯」種族一覧

【まとめ】「ダンジョン飯」キャラクター一覧



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