今回は「ジャンプ＋」で連載中の「魔都精兵のスレイブ」より、作中で登場する名門「東家（あずまけ）」について解説します。
東家は魔都での功績が大きい名門。
魔防隊と深い繋がりを持っており、総組長含め多数の優秀な組員を輩出しています。
しかし魔防隊や魔都の歴史を考えると、その名門という肩書にはやや疑問も。
本記事ではそんな東家の概要や関係者、東家当主の決め方やその歴史を中心に解説してまいります。
「魔都精兵のスレイブ」東家とは？
東家（あずまけ）とは「魔都精兵のスレイブ」作中で登場する名門。
魔防隊の歴史と深い繋がりを持っており、総組長を含めた多数の優秀な組員を輩出するなど、魔都において多大な功績を挙げてきた一族です。
「東は強大たるべし」と徹底した実力至上主義を掲げ、分家筋でも優秀であれば本家の養子にとり、子供たちを争わせて実力を高めてきました。
ただその結果、親族同士がいがみ合い子供たちの精神が歪むという弊害も。
作中では東海桐花から東風舞希への当主代替わりに伴い、そうした行き過ぎた実力至上主義を改め一族の関係改善を図っています。
本家筋の人間は名前が漢字三文字という風習があり、逆に分家筋の人間は三文字の名前を使えない模様。
本家は多摩川クナドのすぐ傍にあります。
「魔都精兵のスレイブ」東家と魔防隊
前述した通り東家は魔防隊と深い繋がりを持ち、一族の多くが魔防隊に所属しています。
東海桐花は先代の総組長ですし（現在は九番組の平組員）、組長の東風舞希を筆頭に判明している九番組の組員は全員が東家関係者。
その他、東日万凛が七番組、東八千穂が六番組の副組長をそれぞれ務めています。
どのような経緯で東家が魔防隊と関わるようになったのかは語られていませんが、魔防隊創設にも深く関与しているものと思われます。
「魔都精兵のスレイブ」東家の関係者
引用元：竹村洋平（公式X）
今のところ、作中では東家の関係者が九名登場しています。
直系が五名、分家筋が四名。
いずれも女性で、内六名が魔防隊に所属しています。
＜直系＞
東海桐花（あずまとべら）
祖母（当主→前当主）
魔防隊の前総組長で現在は魔防隊九番組組員。
能力で若い見た目を維持しており、見た目はＪＣ。
東風舞希（あずまふぶき）
母親（現当主）
魔防隊九番組組長で包容力抜群のグラマラスな美女。
東麻衣亜（あずままいあ）
長女
魔防隊九番組副組長で補佐気質。趣味はゲームで隠れてゲーム配信をしている。
東八千穂（あずまやちほ）
次女
魔防隊六番組副組長で、妹大好きなシスコン。
東日万凛（あずまひまり）
三女
魔防隊七番組副組長で、かつては落ちこぼれとされ一族の間で居場所が無かった。
＜分家筋＞
東誉（あずまほまれ）
風舞希の養子
魔防隊九番組組員で、かつて日万凛をイジメていた。
東弓奈（あずまゆみな）
風舞希の養子
弓矢使いで魔防隊組員でないことは確かだが詳細不明。
東空子（あずまそらこ）
風舞希の義姉妹その①
警察官で武器は花札。
東竹美（あずまたけみ）
風舞希の義姉妹その②
警察官で武器は拳。
「魔都精兵のスレイブ」東家当主の決め方
東家の当主は「東の晩餐」というバトルロイヤルで決められます。
作中では直系、分家筋を含めた八人が異空間で戦い、戦闘不能かギブアップで失格。
最後の一人が東当主となる単純な内容です。
東家は長らく東海桐花が当主を務めてきましたが、同世代の冥加りうが一番組組長の座を退き世代交代したことを受けて、次期当主を定めることを決めました。
最終的には順当に風舞希が勝利し、当主の座についています。
ただ落ちこぼれと見做されていた日万凛も儀式の中で成長した姿を見せ、一族内で認められるようになっています。
「魔都精兵のスレイブ」東家は歴史が浅い？
作中で凄い名家として扱われている東家ですが、その歴史については一つ疑問が。
東家は魔都で多大な功績を挙げた一族となっていますが、そもそも魔都が発見されてから数十年足らず。
当然、魔都の桃が発見され、桃により女性に異能力が発現し、今のように女性優位の社会になったのもここ数十年のことです。
要は一代二代程度の歴史しか重ねていないのに、名門ってなんなの？
恐らく魔都が発見され魔防隊が出来る前から「東家」の原型はあったのでしょうが、能力もなく、敵である醜鬼もいないでは今の東家とはほぼ別物。
次期当主を決める「東の晩餐」にしても、長らく海桐花が当主に君臨していたことを考えればそんなに伝統のある儀式とは考えにくいですよね。
案外、「東家」の伝統や儀式は家に箔をつけるために海桐花あたりが後から付け加えたものなのかもしれません。
コメント