今回は「ジャンプ+」で連載中のダークファンタジー「ケントゥリア」より、王国最強の異能者にして王子「アルコス」について解説します。
アルコスは海の神の加護を受けた国王の子息であり、あらゆる水を操る異能を持つ作中最強格の異能者。
作中では残虐かつ傲慢な振る舞いが目立っていましたが、おまけ漫画でメイド相手のコミカルな姿が描かれるなど意外と可愛い一面も持ち合わせています。
本記事ではそんなアルコスのプロフィールや強さ、作中動向やその後(死亡・復活?)を中心に解説してまいります。
「ケントゥリア」アルコスのプロフィール
引用元:林士平
基本プロフィール
アルコスは「至高き君」と呼ばれるこの国の国王の息子であり王子。
水を自在に操る異能を持ち、作中でも最強格の存在として扱われています(詳細は後述)。
外見は色素の薄い髪を背中まで伸ばした細身の青年。
強力な異能を持つが故に王妃である母から甘やかされて育った性格破綻者。
享楽的で、敵を敢えて瀕死にして痛めつけ全能感を味わうのが好きと発言するなどとてつもない残虐性の持ち主です。
ただ王子として最低限の分別は持ち合わせており、作中での行動は基本的に王子として王国の利益に則ったものとなっています。
また妹のラクリマを虐待していましたが、王宮内では落ちこぼれであるラクリマに関わろうとする者はアルコス以外におらず、どんな形であれ自分を避けなかったアルコスのことをラクリマは慕っていました。
天弓(イーリス)に名を連ねる(水王)
この国の国王「至高き君」は海の神と契約し加護と異能を授かっており、その異能の力は王の血を引く者にも引き継がれます。
当然、王族は強い異能を持つ傾向があるのですが、アルコスはその中でも特に強い異能を持って生まれました。
「水王(ハイドロアルコス)」の異名を持ち、天弓(イーリス)と呼ばれる王国最強の七人の異能者にも名を連ねています。
ちなみに、普通に考えればアルコスこそが次期国王ということになるのでしょうが、国王である「至高き君」が400年以上生きていて一般的な寿命がないため、周囲はアルコスのことを王子ではあっても後継者とは認識していませんでした。
「ケントゥリア」アルコスの強さ(異能)
アルコスは前述した通り、水を自在に操る異能持ちです。
これだけ聞けば別に珍しい能力でもありませんが、アルコスの異能は視界内(+自分自身の体内)の水なら何でも操ることができるチート。
多少なりとも敵が傷を負っていれば、そこから血を操って肉体を破壊できるのですから、対人戦ではほとんど無敵です。
単純な力の出力もすさまじく、単純に水弾を飛ばすだけで大抵の敵は手も足も出ず殺されてしまいます。
自分自身の血液を操り体内で鎧とすることもでき、防御面でも隙なし。
仮にダメージを受け首を飛ばされても、脳さえ無事なら血液を循環させて通常通りの行動が出来てしまう不死性も持ち合わせています。
どう考えても物語序盤で出てきてよい敵ではなかったのですが……
「ケントゥリア」アルコスとメイド(ジーラ)
アルコスの傍らには、ジーラという名のメイドが侍っています。
戦争でもどこでも、連れていける場所なら常に一緒にいる印象ですね。
ジーラは幼い頃、アルコスの気まぐれで助けられ、そのままアルコス付きのメイドになった女性。
アルコスとは男女の中でもあったようで、互いに軽口を叩き合える気安い仲だったようです。
コミックス3巻のおまけ漫画ではそんなアルコスとジーラのやり取りが描かれ、ファンの間で底辺に落ちていたアルコスの評価を回復させていました。
「ケントゥリア」アルコスの作中動向
アルコスは物語序盤、国王の死に関する予言の調査のため、アンヴァルたちが住む村に向かう予言者エルストリの援軍として派遣されました。
西の国境防衛にあたっていたため少しエルストリに遅れて村に到着したアルコス。
彼はアンヴァルがディアナを守るため国王の命に逆らったことを知ると、嬉々としてアンヴァルを甚振り、蹂躙。
更にユリアンを本気にさせるため、彼の目の前でアンヴァルを殺害してしまいます。
強力な異能を持つユリアンとの戦いを楽しむアルコス。
アルコスにはどれほどユリアンが強くとも自分の敵ではないとの自信がありましたが……
「ケントゥリア」アルコスの最後(死亡)
100人分の身体能力と命のストックを持つユリアンは、アルコスにとっての天敵でした。
当初は遊んでいたものの、予想外のユリアンの強さに本気になり、彼を一度は殺害することに成功したアルコス。
しかしユリアンは命のストックを使って即座に蘇生し、アルコスの不意を打ってその首を飛ばしてしまいます。
それでも異能によって平然と戦闘を続行するアルコスでしたが、彼はここで致命的な判断ミスを犯します。
自分の異能が最大限に活かせる「海」へとユリアンを誘導したアルコス。
しかし「海」は「海」の加護を持つユリアンにこそ無敵の力を授けるフィールドでした。
最終的にアルコスは水を操る力を奪われ、海の中で窒息死することとなります。
「ケントゥリア」アルコス復活!?(再登場)
完全に死亡していたアルコスですが、彼は48話で意外な形で再登場を果たします。
「屍泥(しでい)」のヘーレムと呼ばれる天弓(イーリス)に属する女は、その死体を素体として新たな「生きた人形」を生み出す異能を持っていました。
アルコスの死体を使って作られ、アルトゥスと名付けられたソレは、生前の記憶を失い、異能も大幅に弱体していますが、元になったアルコスが強かったため並の異能者では手も足も出ないほどの力を有しています。
アルトゥスはヘーレムに操られ、ルーカスやラクリマ、ティティ、そしてディアナに襲い掛かるのですが……
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