今回はジャンプスクエアで連載中の大人気漫画「ワールドトリガー」から、みんなにチヤホヤされたい願望全開のかわいいポンコツガール「香取 葉子(かとり ようこ)」について紹介します。
香取はB級ランク戦における主人公たちのライバル。才能も実力もあるのですが、性格にものすごく難があり、「ザ・噛ませ犬」と言わんばかりの役回りとなっています。
しかし、その過去や性格にはとても味があり、その成長など今後が非常に楽しみなキャラクターですので、ここでしっかりと深掘りさせていただきます。
ワールドトリガー、香取葉子のプロフィール(声優含む)
モテたい! チヤホヤされたい! 性格きつめのかわいいワガママガール
ボジション | オールラウンダー(B級部隊 香取隊隊長) |
年齢 | 16歳 |
誕生日 | 10月18日 |
身長 | 157cm |
血液型 | O型 |
星座 | みかづき座 |
職業 | 高校生 |
好きなもの | ゲーム、煎餅、友達、勝つこと |
声優 | 潘めぐみ |
香取は外側に少し跳ねたセミロングの髪と、キツイ目つきが特徴的な少女です。
性格はワガママ。元々天才肌で、大抵のことはほとんど苦労せずこなせてしまうため、努力や工夫といったことを知りません。
そのため、壁にぶつかるとすぐに投げ出し、上手く行かないと泣き出して駄々をこねる子供のような姿が作中でも見られます。
B級部隊香取隊の隊長ですが、隊長が隊員より年下という珍しい部隊構成。これはそもそも香取が中心になって結成された部隊だからでしょうね。
オペレーターの染井華とは幼馴染で親友。
正反対の性格をした二人ですが、互いに非常に仲が良く、香取も染井の言うことは素直に聞いているようです。
敢えて口には出しませんが、過去のネイバーの襲撃で香取は染井に命を救われており(染井の両親はその襲撃で命を落としています)、染井の役に立ちたいと考えているのでしょう。
香取がボーダーに入った切っ掛けも、染井が先にボーダーに入ると言ったからでしたし。
トリオン体で胸のサイズを増量、隊服はパクリ……そこもかわいい
香取はボーダー隊員内でも屈指のモテたい願望の持ち主です(オフィシャルデータブックでの公式見解)。
そのため香取は様々な小細工を弄しており、まず外見を弄ることが可能なトリオン体では、バストサイズをこっそり増量しています。
また、部隊の隊服は既に人気のあった小南や那須隊の隊服をパクっている様子。
そんな小細工のかいあってか、ボーダー内では一定数のファンが存在しているようです。
香取の容姿がそれなりに優れていると考えるべきか、ボーダーの男どもがチョロいと考えるべきか、非常に悩ましいところですね。
ちなみに、香取自身は作者公認イケメン烏丸ファンという、ひねりも何もない好みをしています。
本誌限定、コミックでは見られない葉っぱTシャツ
香取と言えば玉狛第二にランク戦で敗北し「もぎゃあああ!」と泣き喚くシーンがかわいいと有名ですが、実はこのシーンの香取のTシャツ、本誌掲載時とコミックスとではデザインが変わっています。
本誌掲載時は葉っぱが一枚描かれただけのTシャツだったのが、コミックスではチェック柄に。
何で修正されたのかなと思っていたら、これ、葦原先生がアシスタントの「こま」さんにデザインを一任したら、葉っぱTシャツにしちゃったみたいです。
「葉子=葉っぱ」ってことなんでしょうけど、さすがにこれはないだろと葦原先生が判断したらしく、コミックスでは修正されています。
葉っぱTシャツ、分かりやすくていいと思いますけどね。
ワールドトリガー、香取葉子の強さ
伸び悩む天才肌のオールラウンダー
トリオン | 6 |
攻撃 | 9 |
防御・援護 | 6 |
機動 | 8 |
技術 | 7 |
射程 | 3 |
指揮 | 5 |
特殊戦術 | 2 |
合計 | 46 |
これが香取のパラメーターです。やや攻撃に傾注していますが、能力はバランスよく高くまとまっています。
香取は変幻自在の軽量ブレードトリガー「スコーピオン」とガンナートリガーを駆使するオールラウンダーです。
元々はアタッカーでしたが、壁にぶち当たってガンナーに転向。そこでも壁に当たってオールラウンダーに転向と、移り気な香取らしい経歴をしています。
しかし壁に当たったとは言え、アタッカーとしてもガンナーとしてもマスタークラス(個人ポイント8,000ポイント以上の隊員に与えられる称号、ちなみに正隊員になるために必要なポイントは4,000ポイント)の実力者。
個人としての実力、特に突破力はボーダー内でも間違いなくトップクラスでしょう。
部隊としてはバラバラ、香取隊の今後は
香取隊は良くも悪くも香取のワンマンチームです。
隊長の香取が敵に突っ込んで行って、それを残る二人がステルストリガー「カメレオン」を使ってサポートする、という行き当たりばったりな戦い方。
それでもB級上位を二期連続でキープしていたあたり、香取の自力の高さがうかがえます。
しかし作中での香取隊は香取が調子を落として下降傾向。香取もやる気をなくしてチームの雰囲気は最悪。空中分解寸前の有様。
そんな状態が、主人公たちとの戦いでも如実に現れることとなります。
ちなみに、A級6位部隊で隊員のイニシャルを「K」で統一したガールズチーム、加古隊に誘われなかったことを、香取は密かに気にしているようです(誘われてもワガママな香取は入ってはいなかったでしょうが)。
ワールドトリガー、香取葉子の戦歴と三雲修との関係
玉狛第二、柿崎隊との戦いと香取の成長
作中では香取隊は玉狛第二、柿崎隊とランク戦で対戦しています。
しかし香取はその戦いで、格下の三雲修のスパイダー戦術に翻弄され、ほとんどいいところなく敗れ去ります。
戦いの後、もうボーダーを辞めると泣き出す香取。今まで努力や工夫をしてこなかったのだから負けて当然、と思われるかもしれませんが、なまじ才能に恵まれた香取にとって努力や工夫はもっとも苦手な分野。
どうすれば良いのかさえ香取には分からないのです。
しかし香取は親友染井の言葉もあって、再び立ち上がります。
そしてランク戦最終戦では、自分がやられた修のスパイダー戦術を使って諏訪と那須を仕留めるなど、着実に工夫し、成長した姿を見せてくれます。
主人公、三雲修との関係
香取と主人公の一人、三雲修との相性は一見すると最悪です。
当初、香取は修のことを「主人公気取り」と嫌っており、ランク戦でも突っかかっていきます。
その上でランク戦では修たちに敗北してしまうわけですから、香取にとって修はできるなら関わりたくない相手になっていました。
実際、その後の遠征選抜試験では修と同じチームになってしまい、過剰なほどに拒否反応を示しています。
ただ、その反応があまりに過剰なので、今後香取と修の間に何かあるのかな、と読む側としては勘ぐってしまいます。
修は気の強い女性と相性が良さそうですし。
今後の香取と修の関係については、ニヤニヤしながら見守っていくことにしましょう。
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