「ダンまち」ルノア・ファウスト~実は武闘派、その強さ(レベル・ステータス)や過去、アニメでの不遇な扱い~

 今回は人気ファンタジー「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(以下「ダンまち」)」から、「豊穣の女主人」亭のツッコミ役(物理)「ルノア・ファウスト」について解説します。

 ルノアは「豊穣の女主人」亭で働くウェイトレス。

 リューやシルたちの同僚で、おバカ猫コンビに比べれば比較的常識はあるものの、酒場における問題児組の一人と見做されています。

 常識人だからこそ酒場メンバーの中では影が薄く、アニメでも不遇な扱いを受けていたルノア。

 本記事ではそんな彼女のプロフィール(正体・過去)や強さ(レベル)を中心に解説してまいります。

「ダンまち」ルノアのプロフィール

基本プロフィール(年齢・異名・声優など)

 ルノア・ファウストはミア・グランドが店主を務める酒場「豊穣の女主人」亭で働くウェイトレスです。

 種族はヒューマンで年齢は22歳。

 リューシルたちの同僚であり、酒場メンバーの中でも特に癖の強い問題児組の一人。

 作中では主におバカ猫ことアーニャクロエのツッコミ役を担っています。

 外見は色素の薄い髪をセンター分けにした華奢で真面目そうな雰囲気の女性。

 しかし見た目に反して根はかなり荒っぽく、物事を腕力で解決しようとするタイプ。

 「豊穣の女主人」亭メンバーの中でも屈指の武闘派であり、迷惑客は容赦なく実力で排除しています。

 またアーニャやクロエと比べれば比較的常識人ではあるものの、二人がサボっているから自分がサボれないと発言するなど、そこそこ不真面目なキャラクター。

 ウェイトレスとなる以前は依頼達成率ほぼ100%と噂された「黒拳」の異名で知られる賞金稼ぎでした(詳細は後述)。

 声優は芳野由奈さんが担当しています。

「デメテル・ファミリア」所属だが正式な団員ではない

 冒険者としてのルノアは現在「デメテル・ファミリア」に所属しています。

 ただルノアはステータス更新のためにデメテルから恩恵(ファルナ)を授かっているだけの非公式の所属、正式な団員というわけではありません。

 デメテル・ファミリアはオラリオの食を司る農業系ファミリア。

 元賞金稼ぎのルノアと直接的な関りはありませんが、たまたまデメテルと知り合ったルノアがこのファミリアとなら争いになることはないだろうと頼み込んだのが切っ掛けのようです。

 ルノアとデメテルとの関係は友好的で、他の団員とも顔見知り。

 デメテルから正式に団員となって一緒に働かないかと誘われたこともありますが、色々恨みをかっている自分が所属しては迷惑がかかると思ったのか、その資格はないと断っています。


「ダンまち」ルノアの強さ(レベル・ステータス)

レベル4、武器に頼らぬ格闘家

 ルノアは第一戦こそ退いたものの、オラリオでも実力者に区分されるLV4の第二級冒険者。

 以下は、判明している本編開始5年前時点のデータです。

<基本アビリティ>
B780
耐久B722
器用D577
敏捷D599
魔力I0
<発展アビリティ>
【拳打:H】【破砕:I】【拳士:I】
<魔法>
<スキル>
???

 見ての通り、その戦闘スタイルは魔法どころか武器にも一切頼らぬゴリゴリの格闘タイプ。

 ステータスは「力」と「耐久」が高いパワータイプで、魔力が「0」であることを除けば全体的に優秀。

 発現している発展アビリティも完全なステゴロ特化で、こと攻撃力に関して言えば同レベル帯の中では頭一つ以上抜きんでています。

 そのパンチは当たれば人体に風穴を開けてしまうほどで、異名である「黒拳」とは相手の返り血で彼女の拳が赤黒く染まったことからついたものだそうです。

第一級冒険者には一歩及ばない

 オラリオ全体でも実力者の側に入るルノアですが、第一級冒険者と呼ばれるLV5以上の冒険者には一歩及びません。

 作中ではフレイヤ・ファミリアのガリバー兄弟に二度に渡って敗北しており、かなり強い苦手意識を持っていた模様(後に派閥大戦でリベンジに成功しています)。

 攻撃が当たればLV5にも十分通用すると思われますが、いかんせん小細工が苦手なタイプ。

 駆け引きはそれなりにこなせるようですが、やはり自力で勝る格上相手にはあまり向かない印象ですね。


「ダンまち」ルノアの過去(正体)

 元々ルノアはオラリオ外の帝国で生まれた戦災孤児。

 ストリートチルドレンとして喧嘩に明け暮れていた彼女は、生きていくための力を得るため、ある神の眷属となって加護(ファルナ)を授かります。

 才能に恵まれていたルノアはどんどん実力をつけていきますが、ある日彼女が所属していたファミリアが消滅。

 それを切っ掛けに彼女は故郷を飛び出し、賞金稼ぎとして生計を立てていくことになります。

 粗暴な性格からあまり周囲と馴染めず、改宗を繰り返して各地を転々としていたルノア。

 彼女は約8年前、暗黒期と呼ばれ最も治安が悪かった時期のオラリオに足を踏み入れてしまいます。

 オラリオの冒険者の実力は外の世界とは桁外れ。

 フレイヤ・ファミリアを狙った依頼を受けるも返り討ちにあい、ガリバー兄弟に殺されかけ、人生初の依頼失敗も経験します。

 その後も仕事を選びながら賞金稼ぎとしての仕事は続けていたものの、繰り返される強敵との戦いに心が疲弊し、5年前にとうとう廃業を決意。

 最後の仕事として「疾風」リオンの討伐依頼を引き受け「豊饒の女主人」亭を襲撃したのですが、同じ依頼が重なった「黒猫」クロエ、騒ぎを聞きつけてきたアーニャと四つ巴の争いに発展します。

 しかしこれは裏の事情を知り過ぎてしまったルノアとクロエ、そしてリオンをまとめて始末しようとしたブルーノ商会の仕組んだ茶番でした。

 最終的に彼らの雇った冒険者たちの襲撃を受けたルノアたちでしたが4人の共闘であっさり返り討ちに。

 しかしその戦いで店をボロボロにしてしまい、店主のミアの怒りを買って1億ヴァリスという借金を背負わされ、クロエたちとともに「豊饒の女主人」亭で働かされることになったのです。

「ダンまち」ルノアのアニメ版での扱い

 ルノアはアニメ版では非常に不遇な扱いを受けていたキャラクターです。

 第一期一話でモブとして一瞬登場して以降、尺やら大人の都合やらで出番をゴリゴリに削られ、長きに渡って未登場。

 ほぼ完全に存在を抹消されていました。

 アーニャやクロエといった他のウェイトレス組も多少出番は削られていましたが、彼女たちはwebで次回予告を担当していましたからまだマシ。

 まあ、ルノアは物語前半は本筋に全く関わってこないキャラクターなので、そこまでアニメが続くとスタッフも思ってなかったんでしょうね。

 第四期「新章 迷宮編」では第6話から無事にアニメへの本格出演を果たしていました。

【まとめ】「ダンまち」キャラクター一覧



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