今回は魔物食という異色のテーマを扱う人気作「ダンジョン飯」から、守銭奴ハーフフット「ミックベル」について解説します。
ミックベルは主人公のライオスたちとは別にダンジョン攻略を目指すカブルー一行の鍵師。
中性的で可愛らしい見た目をしていますが、性別は男で現代人換算だと年齢もそこそこいっています。
同じハーフフットのチルチャックとは対照的に他者に媚びたり騙すことに躊躇いのないミックベル。
本記事ではそんな彼のプロフィールや人間関係、その後どうなったかなどを中心に解説してまいります。
「ダンジョン飯」ミックベルのプロフィール
基本プロフィール(年齢、声優など)
種族 | ハーフフット |
年齢 | 22歳 |
誕生日 | 2月22日 |
出身地 | 東方大陸 |
家族構成 | 不明 |
体格 | 身長105cm前後、BMI 18 |
好物 | 卵料理 |
苦手 | 苦いもの |
声優 | 富田美憂 |
ミックベル・トマズは主人公のライオスたちとは別口でダンジョン踏破を目指す若き冒険者パーティー・カブルー一行の鍵師です。
種族は小柄ながら手先が器用で五感の鋭いハーフフット。
非常にかわいらしい中性的な見た目をしていますが性別は男性で、現代人換算だと年齢は40歳手前とそこそこのおっさんです。
「使えるものは何でも使うべき」が信条で、他人種に媚びたり騙したりすることに躊躇いがないタイプ。
天涯孤独で金に目がない典型的なローグ(ならず者)です。
鍵師としてはそれなりだが戦闘力は皆無
ミックベルは鍵開けや罠感知・解除を担当する鍵師(いわゆる斥候職)。
その役割柄、作中ではあまり目立った活躍はありませんが、宝箱の鍵を簡単に開けており、その技量はそれなりのものと思われます。
あの計算高いカブルーが無能を雇うはずがありませんしね。
斥候職として難を挙げるなら、魔物知識や経験の不足ですが、これはミックベルだけでなくカブルー一行全体に言えることです。
また戦闘能力はほぼ皆無。
これは同じハーフフットで鍵師のチルチャックも似たようなものですが、彼のように弓矢で牽制をするようなこともなく、戦闘は完全に仲間に任せています。
「ダンジョン飯」ミックベルの活躍
ミックベルはカブルー一行の一員として、主に物語前半に活躍しました。
カブルー一行は魔物を食してダンジョン攻略を目指すライオス一行と対比する形で、夢と希望にあふれたスタンダードな冒険者として描かれています。
ミックベルを含めたカブルー一行は有能ではあったものの、魔物知識の不足から何度も不覚を取り、全滅することに(蘇生しています)。
ある意味ではライオス一行の引き立て役のような位置づけでした。
後半は活躍がなかったというわけではないのですが、パーティーリーダーであるカブルーがミスルンやシュローなど、他の人間と行動を共にすることが多くなり、一気に影が薄くなってしまいました。
「ダンジョン飯」ミックベルとチルチャック
ミックベルは、同じハーフフットのチルチャックとはあまり仲が良くありません。
チルチャックは小柄な体躯が原因で他種族に利用されがちなハーフフットの地位を向上させようと組合を作っているのですが、ミックベルはこの組合に不参加。
島に来たばかりの頃にチルチャックから組合に誘われたのですが、詐欺か恐喝の一種だと思い無視し続けています。
チルチャックの方も、ミックベルのように他種族に媚びるふるまいは長期的に見て同族を貶める行為だと嫌悪している模様。
いわゆるアウトローと口うるさいおじさんのような関係性と言えるでしょう。
「ダンジョン飯」ミックベルとクロ
ミックベルと、同じカブルー一行のコボルト・クロは仲間であり雇用関係、家族とも呼べる複雑な関係です。
クロは亜人商に捕まっていたところを、その亜人商にムカついて盗みに入ったミックベルにたまたま解放されたことが切っ掛けで彼と行動を共にするようになります。
その時、クロの強さに目を付けたミックベルが「用心棒に雇ってやる。報酬は飯」と言ったことで、二人は雇用関係に。
周囲からはミックベルがクロを安い金でこき使っていると思われていますが(実際こき使っていますが)、それまで天涯孤独だったミックベルはクロを家族のように感じており、クロが自立して自分から離れていくことを恐れています。
クロもそんなミックベルの思いを理解しており、自分だけはミックベルの安らぎであろうとミックベルを不安にさせるような行動は慎んでいます。
「ダンジョン飯」ミックベルのその後
本編終了後、迷宮が消滅したことでミックベルが加入していたカブルー一行は解散。
ミックベルはクロと一緒に何でも屋を営んでいます。
夢はクロと一緒にお金を貯めて、カーカブルードの一等地に家を買うこと。
ファンブックではミックベルの項目に「ライオスがクロを狙っているので注意してほしい」と記載されていました。
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