ワールドトリガー「ウェン・ソー」~”派手な死に様ランキング1位”を獲得したパンダメイクのお姉さん~

 今回はジャンプスクエアで連載中の大人気漫画「ワールドトリガー」から、ガロプラの遠征部隊の紅一点「ウェン・ソー」について解説します。

 ウェン・ソーはボーダーを襲撃したガロプラ遠征部隊の一員。

 遠征部隊の中でもエリート街道を歩んできた優秀な女性で、作中ではボーダー内部に侵入しボーダー隊員たちを大いに苦しめました。

 またワールドトリガーでは珍しい「派手な死に様」でも話題となったウェン・ソー。

 本記事ではそんな彼女のプロフィールや強さ、作中での活躍とその死に様(注:死んでません)を中心に解説してまいります。

ワールドトリガー、ウェン・ソーのプロフィール(声優含む)

エリート街道を歩んできたカミソリポニーテール

所属ガロプラ
年齢24歳
誕生日7月11日
身長164cm
血液型不明
星座つるぎ座
職業不明
好きなものオレンジ・はちみつ・昼寝・犬
声優園崎未恵

 ウェン・ソーは神の国アフトクラトルの属国ガロプラから玄界(地球)に送り込まれた遠征部隊の一員。

 ポニーテールとパンダメイクが特徴的な遠征部隊の紅一点です。

 遠征部隊の中でもエリート街道を歩んできた優秀な軍人系女子。

 作中では男ども(主にレギー)に厳しくツッコミ、部隊を引き締める役割を担っていました。

 口調は荒く、隊長のガトリン相手にもタメ口を崩しませんが(一番付き合いも長い)、決まったことには文句を言わず淡々と任務を遂行します。

 ちなみに作者の葦原先生はポニーテールを描くのが苦手なのですが、彼女に関しては上手く描けたと満足しているのだとか。

名前の由来はキテレツ大百科のメガネ

 ガロプラの遠征部隊メンバーの名前は、藤子・F・不二雄先生の「キテレツ大百科」の登場人物が元ネタとなっています。

 ウェン・ソーの元ネタは苅野勉三(かりのべんぞう)。

 瓶底メガネをかけた冴えないがり勉浪人生です。

 エリート軍人女子のウェン・ソーとはまるきり正反対のキャラクターで共通点皆無。

 他の遠征部隊のメンバーもそうですが、敢えて正反対のキャラクターを元ネタに選んでいる印象がありますね(王子→ブタゴリラ、武骨な隊長→トンガリ、生意気→キテレツetc)


ワールドトリガー、ウェン・ソーの強さ

実力はA級クラス、変幻自在の高機動アタッカー

トリオン6
攻撃9
防御・援護8
機動9
技術9
射程2
指揮7
特殊戦術7
合計57

 これがウェン・ソーのパラメーターです。

 印象としては機動力の高いバランス型の近接攻撃手(アタッカー)。

 「特殊戦術」の「7」という高めの値が特徴です(詳細は後述)。

 相手の強さを色で判別するサイドエフェクトを持つ天羽曰く「A級以上のいい色してる」。

 作中では後述するトリガーの助けがあったとはいえ、攻撃手の熊谷と射手の那須を相手に単独で足止めを行い、倒す一歩直前まで追い詰めていました。

 射程と数で勝る相手に攻撃手が単独で渡り合うのはかなり難易度の高い作業ですから、ウェン・ソーの実力の高さが良く分かりますね。

コピー&ペーストの術:藁の兵(セルヴィトラ)

 ガロプラ遠征部隊のメンバーは、全員が一点物の強力なトリガーを所持しています。

藁の兵(セルヴィトラ)
使用者の分身を生み出すトリガー。
壁や天井に設置した装置が使用者の姿を鏡写しにし(左右反転)、実体のない分身を作り出す。
トリガー反応も偽装できるため、レーダーでは真偽が判別できない。
トリオン消費が多いらしく、あまり長時間の使用はできない。

 ウェン・ソーの戦い方は、この「藁の兵」で分身を作って敵の目をくらましつつ、円形のブレードとシールドを駆使して敵を切り刻むというもの。

 「藁の兵」は普通に使えば分身は左右が逆になっているため、良く見れば簡単に見分けることができますが、ウェン・ソーはこれに変身のトリガーを組み合わせ更に一工夫。

 変身トリガーで本物が左右逆に化け、それをコピーして本物っぽい分身を一つ、更にその分身をコピーして左右逆の偽物を大量に作り、本物を偽装していました。

 視覚に頼らず「音」で本物を見分ける菊地原がいなければ、那須たちはウェン・ソーに敗北していたでしょうね。

 

 ちなみにこの分身のトリガーの設定を考えた際、葦原先生はデジタル仕上げの利を活かして楽ができると考えていたそうですが、なんやかんやで結局楽はできず、地獄を見たそうです。


ワールドトリガー、ウェン・ソーの活躍(死に様)

ボーダー内部に潜入し単独で足止めを敢行

 ガロプラ編ではガトリン、ラタリコフらと共に壁抜けのトリガーを使ってボーダー基地内部に侵入したウェン・ソー。

 そこで3人は基地内部に待機していた那須と熊谷に捕捉され、ウェン・ソーはガトリンたちを先に行かせるため、単独で那須たちの足止めを敢行しました。

 戦闘開始当初は犬型トリオン兵「ドグ」を呼び出して戦っていたウェン・ソーでしたが、射程持ちの那須にドグは次々数を減らされていきます。

 このままではまずいと判断したウェン・ソーは煙幕を張って「藁の兵」を天井に設置。

 トリオン消費の多い分身トリガー「藁の兵」を使って一気に勝負をしかけます。

 ガトリンたちの仕事がもうすぐ終わると判断し、自分がここで全て使い切っても影響はないと冷静に判断を下していました。

大技「那須熊嵐」で派手な死に様ランキング1位をかっさらう

 「藁の兵」によって途端に劣勢に陥った那須と熊谷。

 天井に設置された分身トリガーに気づき、破壊しようとしますが、それより速くウェン・ソーの刃が熊谷に迫ります。

 分身は左右逆だと気づく熊谷。

 しかしそれこそが変身トリガーを使ったウェン・ソーの偽装であり、罠でした。

 本物の刃に熊谷が切り裂かれようとしたその時、熊谷の耳に「本物」を示す指示が届きます。

 この声は忍田本部長の指示で現場に駆け付けた菊地原のもの。

 彼は「強化聴覚」のサイドエフェクトで、足音を聞いて本物を見抜いたのです。

 本物を見抜かれ、熊谷の反撃でダメージを負ったウェン・ソー。

 そんな彼女に追い打ちをかけるように、熊谷を傷つけられ怒りに燃える那須のバイパー集中砲火が襲います。

 地面を這うような軌道から螺旋を描くようにウェン・ソーを貫いた無数のバイパー。

 ファンの間で「那須熊嵐」と名付けられたこのド派手な一撃は、ウェン・ソーを「派手な死に様ランキング初登場1位」の座に輝かせました。

 ……ちなみに、ウェン・ソーはトリオン体で緊急脱出用のトリガーを装備していたので、”死に様”と言いつつ死んではいません、念のため。

【まとめ】ワールドトリガーキャラクター考察wiki

 



コメント

タイトルとURLをコピーしました