今回は言わずと知れた大人気漫画「呪術廻戦」において、普通・まとも・一般的という希少な属性(?)を持つ少女「三輪 霞(みわ かすみ)」について紹介したいと思います。
三輪は作者から普通でミーハーな奴が欲しかったとしてデザインされたキャラクター。
イカれた奴の多い呪術廻戦では珍しい、普通でかわいい安心できる存在ですが、実は普通のまま呪術師をしていること自体が異常そのものです。
本記事ではそんな三輪という少女の普通と異常について語ってみようと思います。
呪術廻戦、三輪霞のプロフィール
基本プロフィール(誕生日、声優など、名前の由来はミーハー)
誕生日 | 4月4日 |
所属 | 京都府立呪術高等専門学校2年 |
出身地 | 京都 |
趣味・特技 | 節約 |
好きな食べ物 | 鍋 |
苦手な食べ物 | パクチー |
ストレス | 無し |
声優 | 赤﨑千夏 |
三輪霞は主人公たちのライバル、呪術高専京都校の一員として登場したキャラクター。
ちょんまげマッチョ(東堂)や明らかに人間でないの(メカ丸)といった見た目から怪しい京都校のメンバーの中で、ごく普通にかわいい少女として登場しました。
外見的にも、髪の毛が水色(地毛)という特徴はありますが、それ以外は本当にごくごく普通のかわいい少女です。
では性格が変わっているのかと思いきや、中身も普通。しょっぱなから躊躇うことなく虎杖を殺そうとする京都校のメンバーの中で、唯一普通にそれを嫌がっていました(結局虎杖襲撃には加わっていましたが……こういうところが三輪の異常性かな?)。
他にキャラ付けとしてあるのがミーハーだということ。呪術界最強である五条悟のファンで、こっそり五条に写真を撮ってもらって喜ぶような一面も(五条悟をアイドル感覚で認識できるってところも、ある意味で異常……それとも自衛隊とか兵器マニアみたいなものか?)。
家は貧乏で弟が二人いて、そのために呪術師としてお金を稼ぎたいという普通にいい子でもあります。
ただ、こうした『普通』こそ、三輪の異常性。
作者も、「普通のまま呪術師をやっていることが少し異常」と評しており、呪術師のような過酷で異常な仕事を普通のままできるというのは、ある意味とても異常なことのように思えます。
交流戦で、内心嫌がりながらも顔色一つ変えずに平然と虎杖の処刑に加わった三輪。彼女もまた、立派にイカれた呪術師なのかもしれません。
三輪霞の強さ(役立たず!? ゴンさんには届かない)、術式
三輪は非術師の家系に生まれ、中学生の時バイト先(無許可)でシン・陰流最高師範にスカウトされ、流されるままここまで来てしまったという経歴の持ち主。
等級は3級術師で学生としては一般的ですが、登場する東京校・京都校の学生の中だと、その実力はかなり低い部類に入ります。
実際、交流戦編では東京校の禪院真希になすすべもなく武器(刀)を奪われ、狗巻棘に眠らされるという失態を犯し、「役立たず三輪です」と自虐するありさま。
まあ、学生なんだからこれぐらいが普通なんですよ。大人でも苦戦する呪霊を平然と祓える他の連中が異常なだけで。
生得術式は持っていませんが、シン・陰流による抜刀術を得意としています。
シン・陰流「簡易領域」
領域内(三輪の場合は半径2.21m以内)に侵入した対象を全自動反射で迎撃する。
ただし、三輪は未熟なため素で領域を成立させることができず、縛りにより両足が展開時のポイントから離れると解除される。
「抜刀」
正面の敵に特化し、刀身を呪力で覆い、鞘の中で加速させるシン・陰流最速の技。
シン・陰流の使い手は作中でもかなり多いのですが、三輪はその中で最もスタンダードな使い手と言えるでしょう(こういうところも普通なのかな)。
ちなみに、渋谷事変のラストでは、
「もう二度と、刀を振るえなくなっても!!!」
と、ゴンさんばり(絶対オマージュ)の迫力ある一撃を放とうとしましたが、あっさり羂索に刀を折られていました。
やっぱり、三輪にゴンさんの真似は荷が重かったか……
というかこの時、三輪は本当に「今後刀を振るわない」という縛りを結んでおり、ガチで役立たずになってしまっています。
呪術廻戦、三輪霞はかわいい! 実は一番モテると判明!
さて、元々読者からは普通にかわいいと言われていた三輪ですが、公式ファンブックで女性キャラクターの中で一番モテることが判明しました(ちなみに男性1位は夏油傑)。
いや、ルックス的に言えば恐らく他にも美人と言えるキャラクター沢山いるような気がするのですが、何でなんでしょうね?
別に三輪がかわいくないと言っているわけじゃなく、一番と言われると多少首を傾げてしまうというか。
例えば大人なら庵歌姫さんとか、家入硝子さんとか……周りにまともな男がいないな。五条悟はどう考えてもそういうキャラじゃないし、美人だけどこの二人はモテないか。本人たちのせいではなく、周りの男がポンコツなので。
じゃあ、同世代だと禪院真希・真依とかは普通に美人だし……やっぱりだめだな。周りにまともな男がいない。
真希は乙骨と怪しいとは言え、乙骨の一番は今のところ里香ちゃんだし。
真依の周りは東堂と加茂だし、伏黒に手を伸ばそうにも奴はシスコンな上に五条悟という障害が(伏黒に告白すると五条が『ごめ~ん』と妨害に入るという噂がある)。
つまるところ、呪術廻戦だと男がポンコツなので、いくら美人でもモテようがないということなのかもしれません。
ん? なら三輪も条件は同じじゃないかと?
三輪の場合は一人確実に彼女に想いを寄せる、メカ丸がいますからね!(つまりこの作品では一人でも相手がいればモテるということなのか!?)
加えて言うなら、アニメのおまけ「じゅじゅさんぽ」で、五条のタイプは三輪であるとの発言も飛び出しています(微妙というか、適当な発言という気もしますが)。
つまり三輪は最強すら虜にした女、ということになるのか……?
呪術廻戦、三輪霞とメカ丸の関係と別れ
さて、そんな三輪に想いを寄せるメカ丸との関係と別れについても触れておきましょう。
メカ丸は本名を与幸吉(むたこうきち)。天与呪縛により強大な呪力を持つ代償として肉体に多大なハンディキャップを抱えており、呪骸を操作して京都校に生徒として通っていました。
メカ丸はその学生生活の中で仲間たちのことをとても大切に思い、特に三輪に対しては特別な思いを寄せていました。
一方で三輪の方はメカ丸の想いには気づいておらず、ごく普通の友人だと思っていた様子。
一応メカ丸が本体でないことは理解していたようですが、バレンタインの義理チョコ代わりに単三電池をあげているあたり、三輪の天然ぶりが伺い知れますね。
メカ丸は健康な肉体を手に入れるために敵と通じ、そしてその取引の後に敵との戦いに敗れて命を落としています。
メカ丸本体が死亡していた後も、メカ丸の記憶を意識をコピーした小型の端末がいくつか残されており、三輪はその端末を通じてメカ丸と最期の別れをします。
メカ丸が敵と通じてまで手にしたかった本当のもの、守りたかった存在が何か、それが強く伝わるシーンですので、是非皆さまもご一読を(コミックス15巻)。
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