「ダンまち」オッタル~レベル8も目前に迫るその強さ(ステータス)、敗北を積み重ねた過去、ベルやミノタウロスとの関係など~

 今回は人気ファンタジー「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(以下「ダンまち」)」から、オラリオ最強冒険者「オッタル」について解説します。

 オッタルは都市最強派閥の一角「フレイヤ・ファミリア」の団長。

 心技体全てを兼ね備えた完璧な武人であり、女神フレイヤの無茶ぶりに振り回される苦労人でもあります。

 作中ではベルたちに試練を与える先達として描かれることが多いオッタル。

 本記事ではそんな彼のプロフィールや強さ(ステータス)、作中での動向を中心に解説してまいります。

「ダンまち」オッタルのプロフィール

基本プロフィール(年齢・二つ名・声優など)

 オッタルは都市最強派閥の一角「フレイヤ・ファミリア」の団長を務める猪人(ボアズ)の男性。

 年齢は32歳で神々から与えられた二つ名は「猛者(おうじゃ)」。

 物語開始時点でオラリオに1人しかいないLV7であり、都市最強の冒険者です(他のLV7は「学区」の「ナイト・オブ・ナイト」、後にロキ・ファミリアの三首脳もLV7に昇格)。

 筋骨隆々たる肉体を持つ、寡黙で落ち着いた雰囲気の武人。

 強面ではあるものの、基本的には高潔で慈悲深い御仁であり、作中では仲間のために捨て身で戦ったヤマト・命に敬意を払い高価なエリクサーを使って命を救うなど優しい顔も持ち合わせています。

 一方で女神フレイヤに対しては絶対の忠誠を誓っており、彼女が侮辱されると激昂し、容赦なく叩きのめす苛烈な一面も(フレイヤ・ファミリアは大体そう)。

 声優は小柳良寛さんが担当。

フレイヤ・ファミリア団長 → 給仕

 「フレイヤ・ファミリア」団長であるオッタルは美神フレイヤから最も信頼される眷属です。

 フレイヤへの敬愛は誰より深く、フレイヤの無茶ぶりにも黙々と応え続けています。

 他の団員たちがフレイヤの寵愛を一心に受けるベル・クラネルに敵意を向ける中、オッタルだけは「あの方の寵愛に応えろ」とベルに好意的。

 フレイヤの愛情を独占したり縛ろうなどとは露ほども考えていないのです。

 一方オッタルは基本脳筋で不器用なため、人を統べる団長としての能力はいまいち。

 フレイヤの隣を独占していることから、他の幹部たちから目障りに思われ、しばしば容赦ない罵詈雑言が浴びせられています。

 特に「洗礼(=団員間の殺し合い同然のバトルロイヤル)」後の治療で酷使されているイズ・ベルベットからは強い恨みを向けられており、宴の際には当てつけで猪肉の料理が出されるほど。

 他の団員達には口では勝てないため、何かあれば黙るか素直に謝っていますが、我慢が限界に達した時は物理的に黙らせることも検討している模様。

 

 なお派閥大戦後、フレイヤ・ファミリアは表向きは解散。

 実際にはシルごとヘスティア・ファミリアの傘下に入った形になっています。

 更にそこに目を付けたミアにより、フレイヤ・ファミリアの団員たちは「豊穣の女主人」亭の従業員として引き入れられることに。

 オッタルもシルの下で給仕として働いています。

 ……まあ、オッタル的にはミアのご飯が食べられるので、ファミリアが健在だった時より幸せかもしれませんね。



「ダンまち」オッタルの強さ(レベル・ステータス・スキル)

心技体全てを兼ね備えた最強の武人

 オッタルは物語開始時点でオラリオ唯一のLV7。

 その圧倒的な強さから「頂点」とも呼ばれる最強の武人です。

<基本アビリティ>
S999
耐久S999
器用S991
敏捷S989
魔力D566
<発展アビリティ>
【狩人:E】【耐異常:E】【魔防:F】【破砕:G】【剛身:G】
<魔法>
【ヒルディス・ヴィーニ】・武器威力の強化。
・詠唱式:【銀月(ぎん)の慈悲、黄金の原野、この身は戦の猛猪(おう)を拝命せし。駆け抜けよ、女神の真意を乗せて】
<スキル>
【戦猪招来(ヴァナ・アルガンチュール)】
・任意発動。
・獣化。全アビリティ能力超高補正。
・発動毎に体力および精神力大幅減少。
【我戦我在(ストルトス・オッタル)】
・戦闘続行時、発展アビリティ「治力」の一時発現。
・戦闘続行時、発展アビリティ「精癒」の一時発現。
・戦闘続行時、修得発展アビリティの全強化。
・戦闘続行条件は能力に比例。

 戦闘スタイルは大剣を振るうパワー型戦士。

 ただし決して鈍重なわけでなく、ステータスを見れば分かるように魔力以外の全てのステータスがほとんどカンスト状態となっています。

 その圧倒的なステータスもさることながら、神の恩恵に頼らない戦士としての技量も圧倒的。

 作中では強力な風の付与魔法を駆使したアイズの猛攻をその力と技術のみで完封していました。

 スキルの【戦猪招来(ヴァナ・アルガンチュール)】は代償こそ大きいものの、任意発動可能な上、その能力向上率は「擬似的な階位昇華(レベルブースト)」と呼ばれるほど高水準。

 【我戦我在(ストルトス・オッタル)】による場持ちの良さとあわせて、前衛戦士としては完成された存在です。

 また魔法【ヒルディス・ヴィーニ】は武器威力の強化というシンプルなものですが、オッタルのステータスや技量と相まって、まさしく必殺と呼べる代物に昇華されています。

LV8へのランクアップはどうなる?

 オッタルは物語開始7年前の暗黒期、ゼウス・ファミリア幹部ザルドを撃破したことでLV7にランクアップ。

 以後、単独で深層へのアタックを行うといった苛烈な修練を積み重ね、既にそのステータスはLV8目前へと迫っています。

 ランクアップの条件は、ステータスのどれかがD以上であることと、相応しい偉業を成し遂げること。

 オッタルの場合は、ランクアップに相応しい偉業を達成する機会がなかったということですね。

 言い換えれば機会さえあればいつでもランクアップ可能ということ。

 フィンリヴェリアガレスのロキ・ファミリア三首脳がLV7にランクアップしたことを考えれば、そう遠くない未来にオッタルもLV8へとランクアップするものと考えられます。

 ただその時には、オラリオに相応の危機が到来しているものとも予想されるわけですが……


「ダンまち」オッタルの試練(ベル・ミノタウロス)

 オッタルは作中において、フレイヤの願いに応じベルに試練を与えています。

 ベルをより輝かせ、フレイヤの寵愛に応えられる存在へと鍛え上げる。

 オッタルがベルに与えた試練は、ベルにとって最初の敗北、トラウマの相手となっているミノタウロスをぶつける事でした。

 元々ミノタウロスはLV2以上の冒険者でなければ太刀打ちできないとされる強敵。

 当時LV1のベルにぶつけるには過ぎた相手でしたが、何を考えたかオッタルはミノタウロスに武器を与えて戦い方を教え、更に鍛え上げてからベルにぶつけることに。

 どう考えても過剰な試練でしたが、その戦いでベルは飛躍的な進化を遂げ、見事に強化ミノタウロスを撃破。

 トラウマを克服して殻を破り、見事LV2へランクアップを遂げることになります(別に普通のミノタウロスでも十分だったとは思いますが)。

 これをオッタルの慧眼と見るか、運が良かっただけと見るかは……まあ後者でしょうね。

「ダンまち」オッタルの過去

 オッタルは元々名前も持たない孤児。

 そこをフレイヤに拾われ、名を与えられました。

 フレイヤに拾われ、全てを与えられたオッタルにとって、彼女に尽くすことこそが全て。

 口下手でフレイヤに返せるものが何一つないオッタルは、フレイヤが望む輝く存在になろうと、ただ強さに拘りました。

 また当時のオッタルがフレイヤ以外に唯一気を許していたのが、当時の団長だったミア・グランドです。

 彼女の強さに憧れ、彼女の教えを受け、彼女の背を追って強くなったオッタル。

 ミアがファミリアを抜けると聞いた時には「まだお前を倒していない」と必死に引き留めようとしたそうです。

 どこか親子のようにも感じられる関係性ですね。

 

 フレイヤとミアの存在を糧に強くなっていくオッタルでしたが、若い頃の彼は決して順風満帆ではなく、むしろ敗北と屈辱に塗れた日々を送っていました。

 冒険者となって2年でLV2、17歳でLV5に到達したオッタル。

 普通であれば十分すぎる強者ですが、当時のオラリオには双璧と呼ばれる「ゼウス・ファミリア」「ヘラ・ファミリア」が君臨していました。

 団長はLV8、LV9という今のオッタルでも及ばない化け物であり、オッタルは何度も両ファミリアの団員たちに挑み、返り討ちにされ続けていたそうです。

 だからこそなのでしょう、オッタルは敗北を糧に挑み続けるベルを自分に似ていると感じ、気に入っているフシがあります。

【まとめ】「ダンまち」キャラクター一覧



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