今回は人気ファンタジー「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(以下「ダンまち」)」から、「ロキ・ファミリア」を支えるドワーフの老戦士「ガレス・ランドロック」について解説します。
ガレスはオラリオ最強派閥の一角「ロキ・ファミリア」において三首脳とも呼ばれる最古参メンバーの一人。
豪快さと思慮深さを兼ね備え、強敵との戦いでは常に最前線で大暴れを繰り広げる最強の重戦士です。
本記事ではそんなガレスのプロフィールや過去、レベル7へと到達したその強さ(ステータス・スキル)などを中心に解説してまいります。
「ダンまち」ガレスのプロフィール
基本プロフィール(年齢・声優など)
ガレス・ランドロックはオラリオ最強派閥の一角「ロキ・ファミリア」に所属するドワーフの老戦士。
ロキ・ファミリアでは団長のフィン、副団長のリヴェリアと並ぶ最古参メンバーの一人で、彼らと共に周囲からは三首脳とも呼ばれています。
年齢は56歳。
性格は豪快さと思慮深さを兼ね備えたご老人で、敵対する者には容赦ないものの、味方に対しては非常に温厚。
名声や矜持を優先しがちな団長・副団長や、年若く暴走しがちな他の幹部メンバーを一歩引いた位置から冷静に窘めるご意見番的な役割も果たしています。
神々から与えられた二つ名は「重傑(エルガルム)」。
声優は乃村健次さんが担当しています。
ロキ・ファミリア加入の経緯(過去)
ガレスは元々、ドワーフの集落「ロンザ」で働く鉱夫でした。
当時から非常に腕っぷしが強く、恩恵を授かる前から深層種のモンスター(ダンジョン外で弱体化)ともまともに戦えたほど。
若いドワーフたちからは兄貴分として慕われていたようです。
そんなガレスに目をつけて勧誘したのが、当時まだロキとファミリアを結成したばかりだったフィンでした。
当初は勧誘を断り続けていたガレスでしたが、最終的に「熱き戦い」を求めてファミリアに加入。
現在でこそフィンやリヴェリアとは固い絆で結ばれていますが、ファミリア加入当時は種族的な問題もあり(特にエルフのリヴェリアとは)険悪な関係だったようです。
「ダンまち」ガレスの強さ(レベル・ステータス)
LV7への昇格を果たした無双の重戦士
初登場時のガレスはオラリオ最高峰の実力者とされるLV6。
第二次クノッソス戦後は、フィンやリヴェリアと共にオッタルと並ぶ現オラリオ最高位LV7への昇格を果たしています。
以下はランクアップ前、判明しているLV6時点でのステータスです。
<基本アビリティ> | |
力 | S997 |
耐久 | S996 |
器用 | D564 |
敏捷 | E489 |
魔力 | H117 |
<発展アビリティ> | |
【拳打:E】【魔防:G】【耐異常:G】【破砕:H】【堅守:H】 | |
<魔法> | |
【アースレイド】 | ・地破魔法。 ・『力』のアビリティ値の効果影響。 ・地面上でなければ発動不可。 |
<スキル> | |
【力精豪拳(ドヴェルグ・エンハンス)】 ・『力』の高補正。 | |
【地剛兜(アルディーガレア)】 ・『耐久』の高補正。 ・攻撃魔法に対する耐性強化。 |
ご覧の通り「力」と「耐久」がほぼカンスト済という、典型的な重戦士。
全身鎧を身に纏い巨大な斧を振るう、超前衛特化のタンク兼アタッカーです。
ガレスの主武装である「グランドアックス」は、彼と専属契約を結ぶ都市最高の鍛冶師、椿・コルブランドが手掛けた第一等級武装で、冒険者の中でも扱える者が限られる超重量の大戦斧。
しかしこの「グランドアックス」でさえ、ガレスの怪力には耐え切れず度々破壊されており、その都度椿は悔しがってより強固な斧を打ち直しているのだとか。
マジぱないですね。
またガレスのもう一つの特徴は魔法への耐性。
高レベルで【魔防】の発展アビリティを持つだけでなく、スキル【地剛兜(アルディーガレア)】により攻撃魔法に対してはさらにその耐性が強化されています。
作中ではリヴェリアクラスの威力があるとされたヴェルフの氷の魔剣を食らっても平然としており、防御面に関しては全く隙がありません。
力と耐久に関してはオッタルとも互角以上?
ガレスの怪力と頑丈さはオラリオでも随一。
大破した巨大な船をたった一人で持ち上げたなど、数々の逸話を持つ怪物です。
単純にステータスが高いだけでなく、ドワーフの種族補正、二種類のスキルによる補正によって、「力」と「耐久」に関してはレベルや数値以上のものがあるのだとか。
LV7で「力」と「耐久」のステータスがカンスト済のオッタルとさえ、LV6の時点で力ではほぼ互角に渡り合えたというのですから相当ですよね。
レベルで追いついた今のガレスなら「力」と「耐久」に関してはオッタルを凌いでいるのではないかと思われます(すぐにオッタルはLV8になりそうですけど)。
「ダンまち」ガレスの作中での活躍
戦いでは主に魔導士を守る盾役を担うことが多いガレスですが、強敵との戦いでは最前線でその怪力を振るい、アタッカーとして敵を殲滅します。
ガレスの最初の見せ場は58階層での「砲竜(ヴァルガンク・ドラゴン)」戦。
他のメンバーから先行し、7体の「砲竜」と交戦することになったティオナとティオネ、ベートとレフィーヤ。
窮地に陥った4人の前に現れたのがガレスでした。
彼は階層主級の大きさと強さを持つ「砲竜」の尻尾を掴むと、ジャイアントスイングのように振り回し、薙ぎ払ってモンスターたちを一掃。
助けられたレフィーヤも「ガレスさん1人いればなんとかなるのでは?」と呆れ気味でした。
さらにクノッソス戦では精霊の分身「天の牡牛」を相手に、ティオナ、ティオネらと殿と担当。
「天の牡牛」は恐ろしく頑丈な上、足踏みした衝撃波だけでガレスたちにダメージを与え、魔法まで使う化け物。
本来は撤退の時間稼ぎが精一杯といったレベルの強敵でしたが、ガレスらは何とこれを相手に見事勝利を収めています。
原作者曰く、本来これはランクアップしてもおかしくない偉業だったそうですが、話の都合でそれは先送りされたのだとか。
まあ、フィンやリヴェリアより先にガレスが1人だけレベル7到達ってのも違和感がありますから、仕方ないっちゃ仕方ないんですが、ちょっとかわいそうな気がしますね。
「ダンまち」ガレスの前世?
「メモリア・フレーゼ」で描かれた3000年前の古代の物語「アルゴノゥト」では、ガレスの前世らしき人物が登場しています。
名前はガルムス。
魔物に奪われた故郷のロンザ(ガレスの故郷でもありますね)奪還を目指すドワーフ族の戦士です。
ちなみに老けて見えますが、まだ18歳の若者。
年寄りに間違われて「俺はまだ18だー!」と叫ぶのがお約束です。
当初はアルゴノゥトのことを軟弱者と見下していましたが、後にの仲間の一人に。
後の世ではガルムーザという名で伝わっています。
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