今回は人気ファンタジー「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(以下「ダンまち」)」から、闇派閥の幹部「ヴァレッタ・グレーデ」について解説します。
ヴァレッタは闇派閥の一つ、タナトス・ファミリアに所属する女幹部。
フィンと因縁が深く、作中では卑劣な手段でロキ・ファミリアを追い詰めた難敵です。
ロキ・ファミリアに深い傷跡を残したヴァレッタ。
本記事ではそんな彼女のプロフィールや強さ、フィンとの因縁とその最期(死亡)を中心に解説してまいります。
「ダンまち」ヴァレッタのプロフィール
基本プロフィール(年齢、二つ名、声優など)
ヴァレッタ・グレーデはタナトス・ファミリアに所属する闇派閥の女幹部。
種族はヒューマンで年齢は35歳です。
外見は薄桃色の髪をショートカットにした狂気的な雰囲気を漂わせた美女。
性格は残虐非道で人の命を奪うことに快楽を見出す生粋のシリアルキラー。
狂気に満ちた人物ではありますが計算高く、指揮官として高い能力を有しています。
作中ではロキ・ファミリアを襲撃し、彼らに大きな傷跡を残しました。
神々から与えられた二つ名は「殺帝(アラクニア)」。
声優は小林ゆうさんが担当しています。
6年前に死亡したと思わせタナトス・ファミリアに改宗
ヴァレッタは6年前に闇派閥が引き起こした大規模な怪物進呈(パスパレード)「27階層の悪夢」により死亡したと思われていました。
「27階層の悪夢」では冒険者側にも闇派閥側にも多大な被害が発生しており、フィルヴィスもこれに巻き込まれた冒険者の一人です。
しかしヴァレッタはこの時死んではおらず、密かに生き延びていました。
そもそもこの「27階層の悪夢」は、自分たちが追い詰められたことを自覚したヴァレッタがオリヴァス・アクトを唆し、自分の死を偽装するための隠れ蓑として引き起こさせたもの。
当時は別の邪神の眷属でしたが、この事件の後にタナトス・ファミリアに改宗しています。
「ダンまち」ヴァレッタの強さ(レベル)
<基本アビリティ> | |
力 | ??? |
耐久 | ??? |
器用 | ??? |
敏捷 | ??? |
魔力 | ??? |
<発展アビリティ> | |
??? | |
<魔法> | |
シャルドー | ・結界魔法 ・超長文詠唱 ・自分が認めた者以外が結界内に侵入した際に能力を低下させる。 |
<スキル> | |
??? |
ヴァレッタはLV5。
詳細なステータスは不明ですが、闇派閥の幹部に相応しい能力の持ち主です。
戦闘スタイルは大剣を振るう戦士ですが、適性は戦士よりも指揮官、あるいは謀略家。
直接的な戦闘よりも敵を罠に嵌めて追い詰めるような戦い方を得意としています。
彼女の使用する結界魔法「シャルドー」は侵入した敵の能力を強制的に低下させる稀少魔法で、一度捉えれば極めて強力な効果を発揮しますが、超長文詠唱で精神力消費も大きく、結界外に出られると効果がリセットされるなど、案外使い勝手の悪い魔法です。
「ダンまち」ヴァレッタとフィン(因縁)
ヴァレッタはロキ・ファミリアのフィンに強い憎悪と執着を抱いています。
その切っ掛けは7年前にフィンによって自分の策を破られ、激怒したフィンに重傷を負わされて配送したこと。
ヴァレッタはその時からずっとフィンに復讐しようと目論んでいました。
外伝に登場した時も、真っ先にフィンを狙っていましたしね。
ちなみにヴァレッタとフィンの因縁は実は前世からのもの。
「ナイツ・オブ・フィアナ」にはフィンの前世とされる二代目フィアナことディムが登場していますが、ディムと敵対していたコーマック王妃グラニアはヴァレッタと声優と髪の色が共通しています。
グラニアは見た目は清楚でお淑やかでしたが、その中身はヴァレッタ同様に残虐非道な性格破綻者でした。
「ダンまち」ヴァレッタの暗躍
ヴァレッタの初登場は外伝「ソード・オラトリア」7巻。
クノッソスの調査を行っていたロキ・ファミリアの前に現れ、その狡猾な策で彼らを窮地に陥れます。
フィンもレヴィスによって重傷を負い、ヴァレッタは瀕死のフィンを仕留めようと襲い掛かりますが、これはラウルたち二軍メンバーによって防がれることに。
しかし、フィンを取り逃がしたヴァレッタはその苛立ちをぶつけるように偶然発見したリーネたちを殺害し、ロキ・ファミリアに大きな傷跡を残します。
その後、ヴァレッタはロキ・ファミリアの調査を妨害するため、闇派閥と繋がっていた元イシュタル・ファミリアのメンバーに口封じのための暗殺者を送り込みます。
狙われたメンバーの中には、当時ベートに付きまとっていたレナ・タリーも含まれていました。
「ダンまち」ヴァレッタの最期(死亡)
行動を共にしていたレナがヴァレッタの放った刺客により死亡した(実は後に生きていたことが判明します)ことで、激怒してヴァレッタを追うベート。
ヴァレッタもわざとベートを挑発して誘き寄せ、彼を自身の結界魔法内に誘い込むことに成功します。
結界内で圧倒的優位を確立し、ベートを追い詰めるヴァレッタ。
しかしベートがそれまで使ってこなかった魔法「ハティ」を使用したことで一気に形勢は逆転します。
ハティはベートが受けたダメージや魔法を全て吸収し、力に変える炎の付与魔法であり、ヴァレッタの与えたダメージと結界魔法を吸収してベートの炎は激しく燃えがることに。
最終的にはヴァレッタはベートの炎に捉えられ、惨めに命乞いしながら焼き尽くされ、死亡しました。
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