「呪術廻戦」オガミ婆~降霊術を使うドルオタ呪詛師、孫とは血が繋がっていない、最後はパパ黒を扱い切れず死亡~

 今回は言わずと知れた大人気漫画「呪術廻戦」から、降霊術を使うドルオタ呪詛師「オガミ婆(おがみばば)」について解説します。

 オガミ婆は渋谷事変において偽夏油に協力していた呪詛師の一人。

 作中での出番はチョイ役で、あるキャラクターを登場させるためのギミック的存在でした。

 本記事ではオガミ婆のプロフィールや術式、孫の存在、そして渋谷事変での活躍と最期(死亡)について解説していきます。

呪術廻戦、オガミ婆のプロフィール

基本プロフィール(年齢など)

年齢87歳
好きなもの若い男
本名オガミ婆
声優唐沢潤

 オガミ婆は偽夏油に協力していた呪詛師の一人。

 外見は古めかしい雰囲気の老婆で、後ろには「孫」と呼ぶ男性を侍らせています。

 呪術を利用した暗殺(主に一般人が対象と思われる)を生業としていましたが、五条悟が生まれて以降は活動が制限されている状態。

 呪詛師としての自由取り戻すため、渋谷事変では偽夏油たちの五条悟封印に協力していました。

 物腰は落ち着いていますが、暗殺の際にターゲットの娘の姿を利用するなど実態は呪詛師らしい残虐な性格の持ち主です。

「ジョニーズ」事務所のJr.グループファンクラブに入会

 オガミ婆はドルオタです。

 パッと見、普通の和装に見えますが、よく見てみると上に羽織っているのはアイドルグループの法被。

 襟には「ジョニーズジュニア 城山智一」と記載されているのです。

 実はオガミ婆は若い男が大好きで、齢87にして某男性アイドル事務所のJr.グループのファンクラブに入会している猛者。

 年齢層の高いメジャーなグループではなくJr.グループというのが、彼女のガチっぽさを良く表していますね。


呪術廻戦、オガミ婆の孫

 渋谷事変においてオガミ婆は「孫」と呼ぶ若い男性を従えていました。

 実は彼はオガミ婆の血の繋がった孫ではありません。

 彼は幼い頃、オガミ婆によって攫われ、血縁を偽り孫として育てられた存在。

 言わばオガミ婆の手駒の一つで、そういう「孫」が他にも何人か存在しているようです。

 作中では「孫」としか呼ばれておらず、本名は不明。

 ファンブックで「オガミ婆の本名はオガミ婆」とされていることを考えると、オガミ婆や孫に戸籍上の名前は存在しないのかもしれませんね。

 「孫」はそう育てられたからか感情表現が薄く、オガミ婆には忠実。

 主に術式準備中のオガミ婆の護衛を担当していますが、術式などは持っておらず、術師としての技量はそれほど高くないようです。

 声優は綿貫竜之介さんが担当。

呪術廻戦、オガミ婆の術式(能力・降霊術)

 オガミ婆は降霊術の使い手です。

術式:降霊術
死者の霊魂(正確にはその情報)を自分、あるいは他者に憑依させる術式。
降霊対象の死体の一部を憑依させる相手に取り込ませる必要がある。
発動には相応の時間がかかり、その間は無防備。
「肉体の情報」と「魂の情報」は別個の情報で、不測の事態を防ぐため、基本的には「肉体の情報」しか降ろさない。

 死者の力を借り受ける術式、と言えば聞こえはいいかもしれませんが、実際にオガミ婆が借りるのはその「肉体の情報」だけ。

 「魂の情報」を降ろすと暴走の恐れがあるため、強力な術師の霊魂を降ろして使役する(術式を借りる)、みたいな使い方はできません。

 そのため、実際の使用方法は姿を変化させての暗殺や、精々格闘家の肉体を借り受けるぐらいのもの。

 直接的な戦闘能力は低いと推察されます。

 ただ、作中では裏技的な方法で戦闘能力を確保しようとしており、その結果……


呪術廻戦、オガミ婆の活躍と最期(死亡)

渋谷事変では粟坂二良と共に帷を担当

 渋谷事変において、オガミ婆は孫、そして呪詛師・粟坂二良と共に呪術師の侵入を防ぐ嘱託式のの守護を担当していました。

 五条悟が封印されたと知り、その救出に赴く虎杖伏黒猪野

 その障害となる帳を解除するため、3人はオガミ婆と孫、粟坂に奇襲を仕掛けます。

 その結果、オガミ婆と孫は粟坂と分断され、猪野と二対一で対峙することに。

 二級術師ではあるものの、実力的には準一級術師相当とされる猪野。

 対するオガミ婆は降霊術発動の準備に入り、孫はその間、ボロボロになりながらも猪野の攻撃からオガミ婆を守り抜きます。

 そしてとうとう降霊術発動の準備を終え、孫の肉体に霊魂を降ろすオガミ婆。

 その霊魂とはなんと、禪院家の異端児と呼ばれた規格外の肉体を持つ男・伏黒甚爾のものだったのです。

規格外の肉体を持つ伏黒甚爾(パパ黒)を降霊してしまい……

 伏黒甚爾は呪力を全く持たない代わり、天与呪縛のフィジカルギフテッドにより超人的な身体能力と五感、呪いへの耐性を獲得した怪物。

 若き日の五条悟に土をつけたこともある最強格の一角です。

 「魂の情報」を降ろさずとも、肉体だけで圧倒的な戦闘能力を持つ伏黒甚爾。

 その肉体を手に入れた「孫」は瞬く間に猪野をボコボコにしてしまいます。

 オガミ婆は続いて「孫」に他の術師を殺すよう指示しますが、ここでイレギュラーが発生。

 なんと「孫」の魂が伏黒甚爾の肉体に負け、乗っ取られてしまったのです。

 オガミ婆はあり得ない事態に理解が追い付かないまま、暴走する伏黒甚爾によって殺され、退場してしまいました。

 

 ここで一つ気になったのは、オガミ婆はどうやって伏黒甚爾の死体の一部を手に入れたのか、ということ。

 五条悟に怯えていたオガミ婆が、五条悟に殺され、御三家の系譜でもある伏黒甚爾の死体を手に入れることが出来たとは思えません。

 となれば、他の誰かが入手し、切り札としてオガミ婆に与えたと考えるのが妥当。

 恐らくそれは夏油傑の肉体を乗っ取った羂索……果たして彼はどこまで想定していたんでしょうね?

【まとめ】「呪術廻戦」キャラクター考察wiki



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