今回はワールドトリガーから、作中で最も多彩な用途に使われるトリガー「メテオラ(炸裂弾)」について解説します。
ワールドトリガーは集団戦の要素が強いSFバトル作品で、作中で実際に活躍している武器(=トリガー)の多くは一点モノの特殊な武器ではなく、汎用品のノーマルトリガー。
メテオラとは中距離向けの弾丸トリガーの一種ですが、ただ攻撃するだけでなく多彩な用途で用いることが可能なため、射手・銃手だけでなく幅広いポジションの隊員に使用されています。
本記事ではそんな便利系トリガー・メテオラの主な使用法や使い手を中心に解説してまいります。
ワールドトリガー「メテオラ」基本情報
基本性能
メテオラ(炸裂弾)とは射手(シューター)や銃手(ガンナー)が使用する4種の中距離戦向け弾丸トリガーの一つ。
着弾すると爆発する性質を持っています。
爆発し広範囲を攻撃できる一方で、威力や弾速は控え目で直射しかできません。
ただ単純に敵を攻撃するだけでなく、多種多彩な用途に利用できるため、射手や銃手以外のポジションの隊員にも多く使用されていることが特徴です。
開発者はチーフエンジニアの寺島雷蔵。
長所:攻撃範囲が広く、用途が多彩
メテオラ最大の特徴は、爆発により広範囲を攻撃できること。
隊員たちのトリオン体の強度は一定で、トリオンによる攻撃を受ければ容易く破壊されてしまいます。
そのためメテオラによる範囲攻撃は回避が難しく、敵にシールドなどによる防御を強いることができます。
こうしたメテオラの性質を利用した用途は実に多種多彩。
敵の動きを止める牽制や崩し。
シールドを広げさせて本命の攻撃に繋げたり、逆に集中シールドの裏をかいてダメージを与えたり。
建物などを爆破して地形破壊を行うのにも適しています。
また、詳しくは後述しますが置き弾を利用したトラップ戦術にも用いることができます。
短所:威力は低めで誤爆のリスクがある
メテオラの欠点は爆発する機能にトリオンが割かれているため、純粋な威力は低めであること。
アステロイド(通常弾)などと違い、シールドを広げれば(余程トリオン能力に差がない限り)簡単に攻撃を防ぐことができます。
その為、単純な中距離での打ち合いには向いておらず、弾丸トリガーでありながら実は射手・銃手による使用頻度はかなり低めとなっています。
加えて誤爆・誘爆のリスクもあり、敵と密着した状態で使用したり、射出する前にトリオンキューブが攻撃された場合には自分がダメージを負うこともあるので注意が必要です。
ワールドトリガー「メテオラ」の技(使用法)
メテオラ(炸裂弾)は作中で最も多彩な用途に用いられているトリガーの一つ。
ここでは作中で使用された技や使用法について解説していきます。
合成弾(トマホーク、サラマンダー)
広範囲を攻撃できるメテオラは合成弾に特に適しています。
合成弾とは2種類の弾丸トリガーを融合させ、新たな性質を持つ弾丸を生み出す高等技術。
これまでにメテオラを組み合わせた合成弾は二種類判明しています。
・トマホーク(変化炸裂弾:メテオラ✖バイパー)
・サラマンダー(誘導炸裂弾:メテオラ✖ハウンド)
この二種類の合成弾はどちらもメテオラに弾道をコントロールする機能を付加したものとなっており、強力な奇襲の手段として用いられています。
置き弾
置き弾とは射手がトリオンキューブを発射せず、敢えてその状態のままその場に放置する技法。
メテオラの場合、外部から刺激(狙撃や他の弾丸トリガー等)を与えることで起爆するトラップとして用いることが可能となります。
この場合、弾速や射程にトリオンを注ぐ必要がないため、通常のメテオラより威力が高まることが特徴です。
メテオラトラップ(✖スパイダー)
これは上述した置き弾の派生技で、ワイヤーを張るトリガー「スパイダー」と組み合わせることでブービートラップとして用いる手法です。
ワイヤーの先端をメテオラと接続し、敵がワイヤーに引っかかったらメテオラが爆発する仕組みですね。
適当メテオラ
擲弾銃(グレネードガン)を用い、レーダー頼りでメテオラを適当に戦場にばら撒く技法。
北添尋の代名詞ともなっている戦術で、二宮隊の犬飼が「適当メテオラ」と呼んでいたため、ファンの間でもその呼称が用いられています。
敵を倒すためではなく、戦況の膠着を防ぎ、味方に有利な乱戦を作り出すチーム戦術の一つです。
チカオラ
ファンの間で畏怖とともに語られるのが「トリオンモンスター」こと雨取千佳が放ったメテオラ、通称「チカオラ」です。
特別な技でも何でも無く、ただ膨大な千佳のトリオン量とメテオラを組み合わせた戦略破壊兵器。
B級ランク戦ラウンド7では、一撃でショッピングモールを半壊させていました。
単純な破壊力ではブラックトリガーすら凌ぐんじゃないでしょうかね。
ワールドトリガー「メテオラ」の主な使用者
北添尋
作中で唯一、メテオラをメインウエポンとして使用しているのが影浦隊の北添尋。
適当メテオラで戦場に混沌を生み出し、影浦隊長やスナイパーの絵馬に有利な乱戦を作り出します。
その戦術故に敵に狙われやすく、落とされることも多いですが、それもまた良い囮として戦術に組み込まれています。
雨取千佳
「混ぜるな危険」の筆頭・トリオンモンスター雨取千佳。
今のところまともにメテオラを使用したのは一度だけにも関わらず、戦略破壊兵器「チカオラ」の使い手としてファンの心に強烈な爪痕を残しています。
ポジションはスナイパーなのですが、その圧倒的なトリオン量を考えると適性ポジションはシューター(射手)ではなかろうか……
小南桐絵
実は一番スタンダードなメテオラの使い手、玉狛第一のエースアタッカー・小南桐絵。
斧型のブレードトリガー「双月」をメインウエポンとしていますが、実はメテオラを牽制・攪乱・止めと、一番普通に使っているのが彼女です。
細かい狙いをつけなくても良いという意味では、メテオラはアタッカーとの相性も良いのでしょうね。
那須隊(那須玲、熊谷友子、日浦茜)
チーム全員が上手くメテオラを使用していたのが那須隊です。
シューターである那須隊長は、メテオラをバイパーと組み合わせ、合成弾や置き弾などに使用。
アタッカーである熊谷友子は、メテオラを近距離での牽制に使用しています。
スナイパーである日浦茜は、置き弾を狙撃で起爆して使用していました。
その他
この他にもメテオラはボーダー内に多くの使用者がいます。
常時装備している者だけでなく、地形によっては建物の破壊のために一時的に装備する者もいるようです。
メインウエポンとして使用している者は少ないですが、多くの隊員に愛用されているトリガーの一つと言えるでしょう。
【まとめ】「ワールドトリガー」ノーマルトリガー一覧(武器一覧)
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