今回は原作・赤坂アカ、作画・横槍メンゴの豪華タッグがヤングジャンプで連載中の人気作【推しの子】から、売れっ子マルチタレント「不知火 フリル(しらぬい ふりる)」について解説します。
不知火フリルはルビーのクラスメイトとして登場した美少女。
高校入学時点で既に月9ドラマで大ヒット、歌って踊って演技もできるマルチタレントとして知られる大人気芸能人です。
読者の間では赤坂先生の「かぐや様は告らせたい」に登場する「不知火ころも」の妹としても有名ですね。
本記事では不知火フリルのプロフィールや人間関係、今後彼女がどのように本筋に関わってくるのかなどについて語っていこうと思います。
【推しの子】不知火フリルのプロフィール
不知火フリルは陽東高校芸能科に通う星野ルビーのクラスメイトとして登場した芸能人です。
高校入学時点で既に月9ドラマで大ヒット、歌って踊って演技もできるマルチタレント、美少女という言葉を聞けば誰もが思い浮かべるとまで(ルビーに)称される売れっ子。
ルビーの”最推し”だそうです。
本来であれば、高校入学時点で何の芸能活動もしていないルビーが近寄れる相手ではなかったのですが、物怖じしない星野アクアの仲介によってルビーの友人に。
高校内では、同じく意気投合した寿みなみとともに3人で行動するようになります。
大人気芸能人ですが、気取ったところは一切なく、思ったことを素直に口にするタイプ。
クールに見えて実は情熱家であり、役者として良い作品を作りたいという想いは人一倍です(濡れ場などにも躊躇がありません)。
他の芸能人のことも細かくチェックしているようで、活動実績の少ないアクアや寿みなみのことも初対面でしっかり認知していました(ルビーは活動実績ゼロだったので……)。
声優は瀬戸麻沙美さんが担当。
【推しの子】不知火フリルは意外に”おもしれー女”
不知火フリルは見た目こそ感情を表に出さないクール系の美女ですが、中身は非常に”おもしれー女”です。
アクアが出演した恋愛リアリティショー「今からガチ恋♡始めます(以下、今ガチ)」を視聴した際は、無表情ながらも、
「イケメン美女だらけで」
「ほんと目の保養だった」
とご満悦の感想。
ただし不満もガッツリ述べており、
「個人的にはMEMちょの」
「乙女ヅラが観たかった」
「私が男子サイドで出てたら」
「絶対押し倒してた」
「もっと気合い入れて」
「オトせって思ったよね」
世間のクールなイメージとは違い、口を開けば愉快な発言ばかりですね。
今のところTVなどではこうしたイメージが崩れる発言は止められており(男ウケを狙って清楚売りしている間はボケさせない)、素のフリルを知っているのはルビーたち身近な人間ぐらい。
高校内でのフリルは人気俳優に誘われたことを自慢したり(断った模様)、でかいおにぎりをほお張ったりと、ごく普通の少女っぽい可愛らしい姿を見せていました。
ちなみに、鑑賞対象としてはアクアがお気に入りのようですが、きちんと距離はとっており、恋愛対象ではありません。
【推しの子】不知火フリルと”かぐや様”不知火ころも
赤坂アカ先生「かぐや様は告らせたい」不知火ころもの妹
不知火フリルは、原作・赤坂先生の「かぐや様は告らせたい」に登場するアイドル「不知火ころも」の妹であることが明かされています。
この「推しの子」は「かぐや様は告らせたい」の数年後の未来の物語。
世界観を共有する作品です。
「かぐや様は告らせたい」における不知火ころもとは、名門・秀知院学園に通う現役アイドルにして4人の難題女子の1人。
ちなみに、難題女子とは(生徒会メンバー以外で)落とすのが難しい学園の高嶺の花を指す言葉で、かぐや姫が5人の貴公子に課した無理難題(火鼠の衣など)がモチーフとなっています。
一時は石上優の娘説が流れたことも?
登場当初は、姉妹という関係性が明かされないまま、名前と芸能人であるという情報だけを持って登場した不知火フリルと不知火ころも。
その結果、当時、読者の間では「この二人はどういう関係なんだ!?」と大論争が引き起こされました。
最終的に赤坂先生のインタビューで二人の関係性が明かされ論争は決着したものの、それまでに実に多種多彩な説が飛び交っていました。
二人は共にダウナー系で通じる部分はあるのですが、髪の色や雰囲気は異なり、あまり似ていなかったことも、論争に火をつけた要因かもしれません。
意外とまことしやかに語られていた説が、不知火フリルは”かぐや様”に登場する石上優と不知火ころもの娘だというもの。
不知火ころもが石上と(ゲーム仲間として)仲が良かったこと、そして二人の見た目をかけ合わせれば、ちょうどフリルっぽくなりそうだったのが主な理由です。
……まあ、石上の相手は他にいたので、この説を唱えてた人間も面白がってただけだとは思いますけど。
【推しの子】不知火フリルの今後(映画「15年の嘘」)
映画編まで物語の本筋にはほとんど関わってこなかった
重要人物っぽく登場した不知火フリルですが、映画編に突入するまで物語の本筋にはほとんど関わってきませんでした。
それ以前は要所要所で登場して、芸能界の先達としてアクアやルビーの活動を講評するだけ。
登場するのは高校内ばかりで、芸能人として活躍するフリルの具体的な姿が描かれたこともありません。
しかし、わざわざ他作品と関連付けてまで登場した彼女が、そのまま脇役、批評家ポジションで終わるはずがないと、多くの読者が予想していました。
鍵は「共演するのもそう遠い話じゃない」という発言
不知火フリルの本格的な活躍を予想させたのは、84話で彼女が発したこの言葉。
少しずつ活躍の場を広げていくルビーたちに対し、
「わたしたちが共演するのも」
「そう遠い話じゃないと思う」
特に赤字の部分は作中でも太字で強調されていましたから、作者の具体的な意図があるはず。
しかもただ「共演」するだけではあまりに芸がありませんので、何らかのサプライズ予想されます。
考えられるとすれば、映画……五反田監督が企画し、アクアやルビー、有馬かなを出演者に迎えて発表する予定の「15年の嘘」で共演するというものでしたが……
映画「15年の嘘」で共演決定!!
大方の予想通り不知火フリルは映画「15年の嘘」への出演が決定しています。
当初想定キャストはマネージャー(斉藤ミヤコ)役でしたが、最終的に姫川大輝の母親で売れっ子女優だった姫川愛梨役を担当することが発表されました。
当初はスケジュール都合で脇役しかできそうになかったためマネージャー役での出演が検討されていた模様。
ただその後スケジュールが空いたため、鏑木Pからは一時、主演のアイ役にと推されていました。
五反田監督はルビーをアイ役に推していたりとどうなることかと思いましたが、結局黒川あかねを含めた候補者3人の個人間オーディションにより、ルビーがアイ役に内定しました。
というか、台本の内容と役柄的にフリルはルビー推しだったみたいですね。
なお、フリルの演技力は黒川あかねら本業役者に比べれば一段劣るものですが、その分彼女には人を惹きつける外連味があり、役者としての総合力はかなりのものです。
……ちなみにフリルは「今ガチ」以降、MEMちょのガチファンだったようで、撮影現場ではMEMちょにテレ顔で握手を求めてMEMちょと意気投合、MEMちょの自己肯定感を大いに充足させていました。
コメント