今回はジャンプスクエアで連載中の大人気漫画「ワールドトリガー」から、気っぷの良いヤンキー兄ちゃんとして知られる「諏訪 洸太郎(すわ こうたろう)」ついて紹介します。
諏訪は比較的初期から(モブとして)登場しているキャラクターであり、決して特別優秀でも目立つわけでもありませんが、要所要所で存在感を放つ、なくてはならない男。
本記事ではそんな諏訪と諏訪隊の活躍と魅力を深掘りしてまいります。
ワールドトリガー、諏訪洸太郎のプロフィール(声優含む)
租にして野だが卑ではない裏表のない男、トリオン体でのタバコは……
ボジション | ガンナー(B級部隊 諏訪隊隊長) |
年齢 | 21歳 |
誕生日 | 8月1日 |
身長 | 178cm |
血液型 | A型 |
星座 | ぺんぎん座 |
職業 | 大学生 |
好きなもの | タバコ、ビール、肉、麻雀、推理小説 |
声優 | 沼田祐介 |
諏訪は比較的初期からモブとして登場していましたが、正式に名前が明かされたのはアフトクラトルによる大規模侵攻編。B級部隊諏訪隊の隊長として登場しました。
くわえタバコとツーブロックの金髪、三白眼が特徴のいかにもなヤンキーキャラですが、その裏表のない真っ直ぐな性格で周囲からは慕われています。
ちなみに、タバコに関してはタバコを吸う意味のないトリオン体の時もくわえているので、ただカッコつけるためにくわえているだけ、実はタバコではないのでは(ココアシガレット?)という可能性が公式Q&Aで示唆されています。
登場するなり敵にやられて捕獲されかけるなど(その時トリオンキューブ化されたエピソードについては後述)、いかにもモブキャラと言わんばかりの不遇な扱いでしたが、その後すぐに復活。
ブラックトリガー持ちの強敵を(意外にも)頭を使った戦術で足止めし、他部隊との連携で撃破を果たすなど見事な活躍を見せています。
その後、B級ランク戦では主人公たちのライバル役として登場しますが、その際は主人公たち玉狛第二の戦術に見事にしてやられるなど、やはり不遇な立ち位置でした。
ちなみに、草壁隊のオペレータ―兼隊長の草壁早紀が銃手時代に諏訪に世話になっていた(師弟だったのかな?)ことが明らかとなったり、意外なところでも株が上がっていますね。
麻雀と21歳組のまとめ役?
諏訪と言えば麻雀。
何せ、ファンブックの彼のページには麻雀仲間以外の人間関係が記載されていません。
そして麻雀仲間にはそうそうたるメンバーが揃っています。
A級1位部隊隊長太刀川、2位部隊隊長冬島、元A級1位部隊隊長東、というボーダー屈指の実力者……うん、そう書くとボーダートップの隊長は麻雀狂いみたいでイメージ良くないですね。
他にも具体的な描写こそありませんが21歳組のまとめ役であることが示唆されています。
何せ21歳組というと、木崎レイジ(筋肉)、風間蒼也(無愛想)、寺島雷蔵(丸き稲妻)と今一つ社交性にかけるメンバーばかり。
風間のことは性格が悪いと悪態をついていますが、これについては単純に仲がいいからこその発言だと葦原先生から言及がありましたね。
ワールドトリガー、諏訪洸太郎の強さ
大規模火力をぶっ放す、豪快な面制圧型ガンナー
トリオン | 6 |
攻撃 | 9 |
防御・援護 | 6 |
機動 | 7 |
技術 | 7 |
射程 | 3 |
指揮 | 5 |
特殊戦術 | 2 |
合計 | 45 |
隊員としての諏訪の実力は、実のところ個人としてはそれほど高いものではありません。
決して実力が低い訳ではありませんが平均的。個人で強いタイプではないのです。
諏訪の戦闘スタイルは、左右の散弾銃型(ショットガン)トリガーから放たれる面制圧攻撃。瞬間火力に特化した豪快な戦い方を得意としています。
ガンナーとしては射程が短めで接近戦も不得手と、仲間との連携ありきのスタイル。
隊員でアタッカーの笹森が盾となってその隙にフルアタックをしかけるのが、諏訪、ひいては諏訪隊の得意パターンです。
戦術指揮は苦手? 遠征選抜試験では修と香取を上手くコントロール
チーム戦に向いた戦い方ではありますが、諏訪は見た目通り(普段は)あまり頭を使う方ではなく、戦術指揮は得意ではありません(というか熱心でない?)。
ガラプラ侵攻編では年長者ということで周囲から指揮を任されますが、すぐに二宮に作戦を出せと丸投げする有様。
では諏訪は隊長向きではないのかというと、決してそんなことはありません。
ギャンブラー的ではありますが、咄嗟の駆け引きや対応力、適応力には優れており、実戦での悪知恵を働かせた戦い方は侮れないものがあります(大規模侵攻編でエネドラを互いにダメージを受けない訓練室に閉じ込めたことなど)。
また何より、隊員に慕われる人柄という点では諏訪は文句なし。
遠征選抜試験では香取と修という、それぞれ人格と能力に課題のあるメンバーを抱えながら臨時隊長をつとめることとなりましたが、意外というか上層部の狙いに対して鋭い考察を見せたり、上手く香取と修を使いこなしたりとどんどん評価を上げていますね。
諏訪洸太郎が立方体、キューブと呼ばれる理由とは?
さて、ワールドトリガーの魅力の一つが、コミックカバー裏のキャラクター解説。
作者による本編とは全く関係のない面白い解説なのですが、諏訪はこの解説がなんと「立方体」の定義で埋め尽くされています。
「正多面体の一つで、空間を正方形6枚で囲んだ立体。元は人間だったが、いろいろあって現在は12本の辺と8つの頂点で構成されている」
その理由となったのが、大規模侵攻編で諏訪が一番最初に捕獲用トリオン兵ラービットにやられ、トリオンキューブ化してしまったこと。
キューブ化した諏訪を風間が救出したのですが、その際にキューブのことを諏訪と呼んでいたので、『トリオンキューブ=諏訪』という方程式が成立してしまったのです。
このネタは本編とは直接関係のないところで使い倒されており、アニメの「これまでのあらすじ」でも諏訪がキューブ化されたことがやたら強調されていたり、部下の堤が諏訪をキューブから呼び出して戦うスタイルに心惹かれていたりと弄られっぱなし。
トリオンキューブかされたのは諏訪だけじゃなくて、木虎とか千佳とか、他にもいたんですけどね。
ちなみに、諏訪はトリオンキューブが諏訪と呼ばれることについて「木虎や千佳(年下の女の子)がいじられるとかわいそうだから、自分がいじられてる分には別にいいや」と実に大人、男前な反応を見せています。
ただし「だが風間はシバく」と続きます。
さて、何かと美味しいところをもっていく諏訪、引き続きの活躍を期待しましょう。
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