今回は人気ファンタジー「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(以下「ダンまち」)」から、かわいい自爆系忍者ガール「ヤマト・命(やまとみこと)」について解説します。
ヤマト・命(やまとみこと)は元タケミカヅチ・ファミリア所属、新進気鋭の女性冒険者。
作中ではベルたちへの恩義を返すため、1年間限定でヘスティア・ファミリアへレンタル移籍しています。
まだまだ冒険者として未熟ではあるものの、ポテンシャルは高く戦闘以外でも多才。
本記事ではそんなヤマト・命のプロフィールや強さ(スキル・魔法詠唱)、その痛い二つ名の由来などを中心に解説してまいります。
「ダンまち」ヤマト・命(やまとみこと)のプロフィール
基本プロフィール(年齢・声優など)
ヤマト・命(やまとみこと)は元「タケミカヅチ・ファミリア」所属のヒューマンの女性冒険者。
年齢は16歳で、背中まで伸びた黒髪とくっきりした眉が特徴の凛々しい和風美少女です。
性格は義理堅くて生真面目な武士系。
嘘が苦手で卑怯な手段などは嫌っていますが、真に必要な時にはそうした理念をかなぐり捨て、あらゆる手段を使って目的を達成する「忍」としての一面も持ち合わせています。
冒険者としての才能は勿論ですが、料理や絵なども得意で非常に多才。
またかなりの温泉好きで「ヘスティア・ファミリア」の新ホームにはわざわざ極東風の檜風呂が設置されていました(OVAではかなりはっちゃけてましたね)。
声優は赤﨑千夏さんが担当しています。
いつから・どうしてヘスティア・ファミリアに移籍した?
ヤマト・命(やまとみこと)は「タケミカヅチ・ファミリア」所属の冒険者として登場しましたが、後に「ヘスティア・ファミリア」に改宗しています。
切っ掛けは「アポロン・ファミリア」がベルに目を付け、ヘスティア・ファミリアに戦争遊戯(ウォーゲーム)を仕掛けたこと。
かつてヤマト・命たちタケミカヅチ・ファミリアは、自分たちが助かるためベルたちに「怪物進呈(パス・パレード)」を仕掛け彼らの命を危機に晒したことがありました。
怪物進呈を行ったこと自体はやむを得ないこととヘスティアから許しを貰ったタケミカヅチ・ファミリア。
そのことに恩義を感じていたヤマト・命は、戦争遊戯の話を聞いて今こそ恩義を返すべき時と、タケミカヅチを説得して1年間限定でヘスティア・ファミリアにレンタル移籍することとなりました。
なお、わざわざ改宗したのは、戦争遊戯の参加者が「ヘスティア・ファミリアと、助っ人としてオラリオ外にいるファミリアから1人」と定められていたため。
戦争遊戯終了後すぐにタケミカヅチ・ファミリアに戻らなかったのは、一度改宗したら1年間は再改宗できないためです。
「ダンまち」ヤマト・命の強さ(レベル・スキル・魔法詠唱)
前衛と斥候、二つの役割をこなす忍者ガール
ヤマト・命(やまとみこと)は前衛剣士と斥候、二つの役割をこなす忍者タイプの冒険者です。
LVは2で作中ではほぼベルと同時期にランクアップを果たしていました。
<基本アビリティ> | |
力 | F319 |
耐久 | F308 |
器用 | F389 |
敏捷 | F341 |
魔力 | H170 |
<発展アビリティ> | |
【耐異常:I】 | |
<魔法> | |
【フツノミタマ】 | ・重圧魔法。 ・一定領域内における重力結界。 |
<スキル> | |
【八咫黒烏(ヤタノクロガラス)】 ・効果範囲内における敵影探知。隠蔽無効。 ・モンスター専用。遭遇経験のある同種のみ効果を発揮。 ・任意発動。 | |
【八咫白烏(ヤタノシロガラス)】 ・効果範囲内における眷属探知。隠蔽無効。 ・同恩恵を持つ者のみ効果を発揮。 ・任意発動。 | |
【???】 ・未発現(自爆系でヤバそうなスキルのため保留中)。 |
(原作18巻時点のステータス)
ステータスはバランスの良い万能型。
前衛であり、彼女が持つ魔法があまり多用できるものではないこともあって、魔力のステータスだけは低めです。
メインウェポンは刀ですが、武神であるタケミカヅチに育てられたこともあり、体術や槍、手裏剣など一通りの武術も習得済。
武神仕込みのステータスに依らない技量は高く、作中では「絶華(ぜっか)」と名付けた居合や「円月投(ミカヅチ)」という体術を披露していました。
ヤマト・命本人はあまり好んでいませんが、「忍」としての手段を選ばない戦い方もタケミカヅチから叩きこまれています。
本人の理想としてはリューのような魔法剣士スタイルに憧れており、現在は並行詠唱の習得を訓練中。
またスキルを利用した探査能力も非常に優秀。
特にモンスターを探知する【八咫黒烏(ヤタノクロガラス)】は、初見のモンスターに効かないという弱点こそあるものの、斥候役として最適のスキルと言えるでしょう。
必殺技は「自爆」(魔法「フツノミタマ))
ヤマト・命(やまとみこと)と言えば自爆特攻。
才能あふれるヤマト・命ですが、現時点ではまだLV2で戦う相手は格上ばかり。
そのため彼女はクライマックスではいつも自爆特攻をしかけています。
自爆に使われるのは彼女が持つ重力魔法【フツノミタマ】。
一定領域内に強力な重力結界を発生させる魔法で、タケミカヅチからは強力すぎるのでダンジョン内ではあまり使うなと言明されているほどの代物。
格上殺しも可能なこの魔法を、彼女は自分もろとも周囲の敵を押し潰して動きを封じたり、わざと魔力暴走を起こして自爆したり、自分ごと階層主を押し潰したりとヤバい使い方ばかりしているのです。
以下は【フツノミタマ】の魔法詠唱。
【掛けまくも畏きいかなるものも打ち破る我が武神(かみ)よ、尊き天よりの導きよ。卑小のこの身に巍然(ぎぜん)たる御身の神力(しんりょく)を。救え浄化の光、破邪の刃。払え平定の太刀、征伐の霊剣(れいおう)。今ここに我が命(な)において招来する。天より降(いた)り、地を統べよ神武闘征(しんぶとうせい)】
なお、合同遠征終了後、新たにスキルが発現可能となっていますが、あからさまにヤバイ自爆系スキルっぽいということで、ヘスティアは発現を保留しています。
「ダンまち」ヤマト・命の二つ名は「絶†影」
ヤマト・命(やまとみこと)は【絶†影】という、作中でも屈指の痛い二つ名を付けられています。
LV2以上にランクアップした冒険者たちは「神会」で神々から二つ名を与えられるのですが、その大半は神々が面白半分で付けた痛々しいもの。
余程力のあるファミリアの冒険者か、その冒険者が神々に気に入られない限り、この二つ名の洗礼からは逃れられません。
ヤマト・命の場合は主神のタケミカヅチがモテ男だったことが災いしましたね。
【未来銀河(フォーチュンギャラクシー)】【零落少女(ラストヒロイン)】に始まり、タケミカヅチの手塩に育てたという発言から【天使(テ・シーオ)】など、様々な案が出され、最終的にディオニュソスの【絶†影】が採用されました。
ちなみに地上の子供たちは、こうした神々のセンスを「カッコいい」と認識しており、ヤマト・命本人もこの二つ名を普通に気に入っています。
「ダンまち」ヤマト・命とタケミカヅチ
ヤマト・命(やまとみこと)は主神であるタケミカヅチに好意を寄せています。
元々ヤマト・命は極東の国家系ファミリア「朝廷」出身の孤児。
同じ孤児の桜花や千草らと共に幼い頃からタケミカヅチに育てられました。
ちなみにヘスティア・ファミリアの春姫も極東出身で、幼い頃に知り合い、身分の違いはあれど友人と呼べる間柄です。
幼い頃はタケミカヅチを父親のように思っていたようですが、成長するにつれて恋愛感情に変化。
鈍いタケミカヅチには今一つ伝わっておらず、タケミカヅチ自身は彼女のことを「娘」として見ているのが現状です。
ヘスティア・ファミリア改宗の際に想いを伝えようとしたヤマト・命でしたが、その際にタケミカヅチから必ず自分の元に帰ってきてくれと雌雄一対の刀の片割れを渡され、一先ず告白は保留。
もう一振りはタケミカヅチが持ち、帰ってきたときに渡すという約束です。
ヤマト・命は渡された刀に相応しい人間となってタケミカヅチの元に帰り、その時告白しようと心に決めています。
コメント