今回は魔物食という異色のテーマを扱う人気作「ダンジョン飯」から、漆黒(黒曜石)の肌が特徴の女エルフ「フラメラ」について解説します。
フラメラはエルフによる迷宮制圧のスペシャリスト・カナリア隊の副長。
白、褐色と様々な肌色を持つエルフの中でも一際目立つ真っ黒な肌の持ち主で、登場時は特別なエルフなのかとファンの間で話題となっていました。
後にガイドブックなどでエルフの女王とのつながりが語られたフレメラ。
本記事ではそんな彼女のプロフィールや生い立ち、作中での活躍を中心に解説してまいります。
「ダンジョン飯」フラメラのプロフィール
基本プロフィール(年齢、声優など)
種族 | エルフ |
年齢 | 170歳 |
誕生日 | 9月23日 |
出身地 | 北中央大陸 |
家族構成 | 父、母、弟 |
体格 | 身長140cm前後、BMI 22 |
好物 | ダンプリング |
苦手 | 魚卵 |
声優 | ー |
フラメラは迷宮制圧のスペシャリスト・カナリア隊の副長。
黒曜石の肌と銀髪、赤い瞳が特徴の女エルフです。
性格は頭脳明晰で理知的ではあるものの、沸点が低くカッとなりやすいタイプ。
その体色が原因で数奇な運命を辿っており(後述)、普段はその怒りをぶつけるようにカナリア隊の職務に没頭しています。
生まれは女王の血縁にあたる名家で本名は「ソーン家のフラメラ」。
ちなみに引退したミルシリルの後任として副長に抜擢された後、ある任務で家族を失ったリンシャを発見、証拠品として無理やりエルフの国に連れて行ったのがフラメラです。
複数の剣を念力で操る実力者
フラメラの戦闘シーンはあまり多くありませんが、作中では複数の剣を念力(魔術?)で自在に操って戦っています。
具体的に他のキャラクターと比べてどの程度の強さ、というのは判断しづらい物がありますが、あの化け物ぞろいのカナリア隊の副長なのですから、相当な実力者であることは間違いないでしょう。
少なくとも並の冒険者程度では相手にならず、迷宮内でオークやシュロー、ナマリらと対立した時にも彼ら相手に一歩も引かず、かかってこいと発言していました。
その後、シュローたちが逃亡したことからみても、ミスルンやシスルには及ばないまでも、作中上位の実力を有していると思われます。
「ダンジョン飯」フラメラとカナリア隊
フラメラは迷宮の調査・制圧を目的としたカナリア隊(迷宮調査隊)の副長。
カナリア隊はその危険な任務故、メンバーは名家出身の看守と古代魔術に関わった囚人で構成されています(全員エルフ)。
看守2名と囚人4名で一つの班が構成されており、隊長が第一班の班長、副長が第二班の班長を兼任。
作中ではフラメラの補佐を務める看守と担当囚人の一名ずつの名前が明かされています。
エリケ(看守)
褐色肌の女エルフで、刑期を終えた元囚人。
リーシエ(囚人)
金髪で幼げな雰囲気の女エルフで、大した悪さはしていない。
どちらもカナリア隊の隊員として適当とは言えませんが、隊員不足のために採用されたそうです。
「ダンジョン飯」フラメラの黒い肌は?(女王)
フラメラはエルフの中でも珍しい漆黒の肌を持っていますが、これは別にダークエルフとか特別な種族であることを指すものではありません(この世界でダークエルフは古代魔術に関わったエルフを指す蔑称)。
ただフラメラの持つ黒曜石の肌と銀の体毛、赤い瞳は非常に遺伝子にくい体色で、エルフの中では過去数人この特徴を持つ者が王位に就いたことで、これぞ真の王族の証であるという風潮が浸透しています。
しかし現女王ヘイメアを除いた王族は全員が凡庸な体色で、女王には子がいません。
そんな中生まれたフラメラは女王の遠縁にあたり、彼女には双子の姉がいました。
姉は生まれてすぐ女王の養子として取り上げられ、成人を迎える前に死去。
面会は一度もかなわず、死因も不明のままでした。
次の標的にされる前にカナリア隊に入隊し、継承騒動から一線を引くことにしたフラメラ。
彼女は女王、国家、血統、両親、様々なものへの怒りをぶつけるように職務に没頭しました。
しかし皮肉にもフラメラの自暴自棄な態度から彼女を守ったのはその体色で、実は彼女はずっと本当に危険な任務からは遠ざけられていたのです。
そうした特別扱いへの歯がゆさ、事情を知らぬ者の陰口に、フラメラは今日も怒りを募らせています。
「ダンジョン飯」フラメラの活躍
フラメラはミスルンたちと共に、限界を迎えた迷宮を制圧するため島(メリニ)にやってきました。
当初、島に上陸したのはミスルンやパッタドルたち第一班だけで、フラメラたち残るメンバーは船に待機。
しかしミスルンたちが迷宮内に取り残されたため、部下を率いて迷宮に突入しようとしたところをタンス夫妻らともみ合いになり、大穴からシュローらとともに迷宮内部に落下してしまいます。
その後、新たに迷宮の主となったライオスを捕まえようとして島の面々と対立。
ただその後、怒涛の展開でライオスを捕まえるどころではなくなり、ライオスが島の王となることで迷宮を巡る騒動は幕を下ろすことになります。
「ダンジョン飯」フラメラのその後
ライオスたちにより悪魔(翼獅子)が倒され、迷宮が消滅した後のフラメラたちカナリア隊のその後は、詳しくは語られていません。
そもそも物語のラストで世界中から迷宮が消滅し、カナリア隊はその存在意義が消滅した形になっています。
ただ本編後にミスルンが隊を辞めると発言していたことからすると、すぐにカナリア隊を解散するわけではなく、しばらくは様子見をしつつ、徐々に規模を縮小していく模様(パッタドルは外交官に)。
恐らくフラメラはミスルンの跡を継いで隊長となったと思われます。
ただそれもいつまでもと言うわけにはいかないでしょうから、カナリア隊の職務から解放されたフラメラには、王位継承問題という厄介事が待ち受けているはずです。
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