「呪術廻戦」受肉とは?~受肉体、元の人間との関係や記憶、死滅回遊、覚醒タイププレイヤーとの違いなど~

 今回は言わずと知れた大人気漫画「呪術廻戦」から、今さら聞けない紛らわしいワード「受肉」について解説していきます。

 受肉とは古の呪いが人の肉を得て顕現すること。

 第一話での宿儺と虎杖の関係がまさにそれだったのですが、当初は詳しい説明がなされず、呪霊と混同されたりもしていました。

 物語終盤では受肉に関する詳細な設定が次々と判明。

 本記事では、受肉とは、受肉体とはを中心に判明している設定について解説していきます。

「呪術廻戦」受肉とは?

呪いが人の肉を得て顕現すること

 呪術廻戦における「受肉」の定義は「呪いが人の肉を得て顕現すること」です。

 ただ呪いといっても作中で呪霊が人間の肉体を乗っ取って受肉したケースは今のところなく、受肉自体極めて稀な現象である模様。

 基本的には古代の人間が呪物化した物や、それに類する呪物を取り込んだ人間が肉体を乗っ取られることを指します。

 第一話で宿儺の指を食べた虎杖が、宿儺を肉体に宿したケースが正にこの受肉ですが、虎杖の肉体は呪いへの耐性が極めて強く、宿儺に肉体を乗っ取られることなく虎杖本人の姿と自我を保ったままでした。

 これは受肉という現象の中でも極めて稀なケースにあたり、それ故に当初は受肉という現象がどういうものなのか分かりづらくなっていました。

器(元の人間)との関係(記憶・姿など)

 虎杖と宿儺(檻)、来栖華と天使(共生)という例外は別にして、呪物が受肉した場合、器となった肉体は呪物に完全に乗っ取られてしまいます。

 その際、呪物は肉体から知識や記憶を引き出すことができるため、現代社会でも問題なく活動することが可能。

 姿に関してはケースバイケースで、器の姿を保ったままの場合もあれば、肉体を呪いに合わせて完全に変貌させる場合もあります。

 また受肉による変身をわざと行わずにおくことで、一度だけ肉体を全回復させる用途で使うこともできます。

 器となった人間の魂は消滅こそしませんが、奥深くに眠っている状態。

 こうなると元に戻すことは”基本的に”不可能であり、受肉された存在は呪いとして扱われ討伐対象となります。


「呪術廻戦」受肉体とは?

呪霊と混同されやすいがほぼ人間

 呪いが受肉した存在を「受肉体」と呼びます。

 この受肉体は呪霊と混同されやすいですが、肉体を持っているため一般人でも視認可能であり、死ねば死体も残ります。

 その為、受肉体は性質的にはほぼ人間。

 生きていた時代や世界が違うため常識が通じないこともありますが、理性はあるため話は通じ、人間側と協力関係を結ぶケースもあります。

宿儺、泳者(プレイヤー)、受胎九相図

 作中で登場する受肉体は主に二パターンに分けられ、その全てに羂索が関わっています。

 羂索は人間を呪物に変える術を持っており、宿儺や彼の協力者である裏梅は羂索が呪物に変化させたもの。

 後述する死滅回遊で登場する受肉型泳者(プレイヤー)も、羂索と契約して呪物となることに応諾した者たちです。

 またこうした古代の人間が呪物化し受肉するケースとは別に、受胎九相図は呪霊との間に子を孕む特異体質の女性に羂索が産ませた人間と呪霊のハーフ。

 それが呪物化し、人間の肉体を乗っ取って受肉したのが脹相たちです。


「呪術廻戦」受肉体と死滅回遊

羂索がプレイヤーとして大量投入

 受肉体が大量に登場したのが死滅回遊編。

 死滅回遊とは羂索によって仕組まれた呪術師同士の殺し合いであり、日本全土の人間に呪いをかけるための慣らしとして行われる儀式。

 羂索は1000年以上かけて呪物化した古の術師を大量にストックしており、そうした受肉体たちが死滅回遊というゲームの泳者(プレイヤー)として現代に解き放たれました。

 ただこの受肉体たちは決して羂索に従っているわけではなく、現代に蘇って以降は自由意志で行動しており、羂索と敵対することもあります。

 逆に言えば長年かけて集めた受肉体たちでさえ羂索にとっては儀式のための使い捨ての駒に過ぎず、最終的に全滅させる予定でした。

 ちなみに受肉タイプのプレイヤーの名前は、死滅回遊では器となった肉体の名前で登録されており、鹿紫雲一レジィ・スターなどは古の術師の名前ではなく器の名前ということになります。

覚醒タイプとの違い

 死滅回遊には受肉タイプとは別に覚醒タイプと呼ばれるプレイヤーがいます。

 覚醒タイプは受肉体ではなく、羂索が使用した無為転変により脳を呪術師使用に改造され、術式を手に入れた現代の人間。

 受肉タイプと対比する存在として登場した覚醒タイプですが、その大半は術式を手に入れただけの素人であり、受肉タイプには及ばない者が大半です。

 日車髙羽という例外はいましたが、大半は戦闘には向かない弱者で、彼らを術師に覚醒させた羂索でさえあまり興味を持っていませんでした。

【まとめ】「呪術廻戦」キャラクター考察wiki



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