今回はジャンプスクエアで連載中の大人気漫画「ワールドトリガー」から、女子と眼鏡の板ばさみに悩む緩衝材系アタッカー「三浦 雄太(みうら ゆうた)」について解説します。
三浦雄太はB級ランク戦で主人公たちと対戦した香取隊の一員。
当時の香取隊は隊長が好き勝手に暴れるだけのワンマン部隊、三浦はそれに付き従うだけという不名誉な立ち位置のキャラクターで、今なお優柔不断なイメージが先行しています。
本記事では作者から第2の来馬先輩枠も期待される三浦雄太のプロフィールや人間関係を中心に深掘りしていきたいと思います。
ワールドトリガー、三浦雄太のプロフィール(声優含む)
「まあまあ」が口癖の緩衝材系アタッカー
ボジション | アタッカー(B級部隊 香取隊所属) |
年齢 | 17歳 |
誕生日 | 9月3日 |
身長 | 173cm |
血液型 | B型 |
星座 | おおかみ座 |
職業 | 高校生 |
好きなもの | 平和、みかん、つけ麺、機嫌のいい葉子ちゃん |
声優 | 三野雄大 |
三浦雄太はB級香取隊に所属するアタッカーです。
外見はもじゃもじゃ頭と垂れ目が特徴の温和そうな雰囲気の少年。
性格は見た目通り穏やかで人当たりは良いものの、やや優柔不断で気弱な印象が付きまといます。
香取隊では、普段から衝突することの多い隊長の香取葉子(女子)と銃手の若村麓郎(眼鏡)の仲裁に回ることが多いのですが、「まあまあ」と言うだけで全く止めることができていません。
一日最高46「まあまあ」を記録したこともあるらしく、どれだけ香取隊がギスギスしているかがよく分かりますね。
あまり似てはいませんが、オペレータ―の染井華とは従兄妹で、その繋がりから香取隊に入隊しました。
人当たりの良い性格から年下には好かれる(第2の来馬先輩枠?)
香取隊では隊員同士の衝突に巻き込まれ冷や汗ばかりかいている三浦雄太ですが、攻撃手界隈ではその人当たりの良い性格から年下に好かれ、慕われています。
作中では小荒井、笹森、虎太郎(こいつは銃手ですが)とランク戦で楽しそうに交流している姿が描かれていました。
その真面目さによって年上から可愛がられている若村とは対照的ですね。
作者からは「資金面さえ整えば第2の来馬先輩枠(※)も狙える逸材」と評されていましたが、例え宝くじを当てて資金面を整えても、雨の中部下のために奔走した来馬先輩ほどの行動力は三浦にはなく、まだまだ今後の成長に期待といったところでしょう。
(※)仏の来馬と呼ばれ、人格、財産、幸運に恵まれた逸材。
ワールドトリガー、三浦雄太の強さ
能力的には凡庸だが、香取のフォローをしているからか地味に機動力が高い
トリオン | 5 |
攻撃 | 6 |
防御・援護 | 6 |
機動 | 8 |
技術 | 6 |
射程 | 2 |
指揮 | 2 |
特殊戦術 | 3 |
合計 | 38 |
これが三浦雄太のパラメーターです。
B級中位~上位部隊のアタッカーとしては凡庸な能力で、特別判断力やサポート能力に長けているというわけでもありません。
唯一特徴的なのは機動力の「8」。これは香取や木虎など軽量級のエースと同等の値で、移動を補助する「グラスホッパー」を装備していない隊員としては中々のもの。
一方、純粋な攻撃手としての能力を見ると、刀型のブレードトリガー「弧月」を使う一般的なアタッカーで、個人ポイント7,407とマスタークラス手前(8,000ポイント以上の隊員はマスタークラスと呼ばれ、ここが上級者とそうでないものの境となる)。
決して弱い訳ではないのですが、攻撃にしろ守りにしろ、今一つ強みが見えないというのが正直なところでしょう。
部隊として見ると、三浦が所属する香取隊は、隊長の香取のセンスに頼った典型的なワンマンチーム。
三浦たちも何とかサポートしようとしていますが、全く連携のていをなしていないというのが現状です(これは香取にも、三浦・若村にも問題がありますね)。
面白いトリガー構成をしているが、全く使いこなせていない?
三浦雄太は実は非常に面白いトリガー構成をしています。
A級の米屋と同様に「弧月」の専用オプショントリガーである、「旋空(ブレードを瞬間的に伸長する)」と「幻蛹(ブレードの形状を瞬間的に変化させる)」をセットしているだけでも珍しいのに、これに加えステルストリガー「カメレオン(光学迷彩により姿を消す)」まで装備。
使いこなせばかなり面白いことになりそうですが……作中ではこれが全く使われていません。
そもそも部隊の方針から、三浦は香取の援護か若村のカバーに回ることが多く、こうした敵陣に切り込んでいくタイプのトリガー構成は全くかみ合ってないんですね。
特殊戦術の値は、その隊員がどれだけ固有の戦術を使っているか、その頻度を示すものですが、この値が「3」と低いことも、三浦が全くトリガーを使いこなせていないことを裏付けています。
部隊の戦術を見直すか、それともトリガー構成を見直すか……後者の方がよさそうな気がしますね。
ワールドトリガー、三浦雄太と香取隊(香取葉子・染井華)
香取葉子に片思い中だが見込みは薄い
三浦雄太は隊長の香取葉子に片思いをしています。
元々は染井華との縁で香取隊に入隊し、そこで香取に一目惚れ。
以後へらへら「葉子ちゃん」と付き従っていたという、非常に分かりやすい男です。
ちなみに三浦の想いが報われる可能性はほぼ皆無(断言)。
香取はボーダー公式No.1イケメンである烏丸のファンとひねりも何もない俗っぽい好みの持ち主で、どう見ても三浦には興味がありません。
その上、香取は主人公の一人、三雲修と作中での絡みが増加しており、ますます三浦の影は薄くなっています。
B級ランク戦ラウンド5後のやりとりで香取をなぐさめ、多少男を上げた面はありますが、やはり三浦では香取の相手は荷が重いか……
染井華とは従兄妹だが、フォローは一切ない
三浦雄太とオペレータ―の染井華とは従兄妹で、互いに「華」「雄太」と呼び合う仲ではありますが、その関係性は微妙です。
染井は4年半前の大規模侵攻で家と家族を失っており、一時的に三浦の家に居候していた時期がありますから、普通の従兄妹より距離が近いのは確か。
そうでなければ、同じ部隊になったりはしないでしょうしね。
とは言え、香取と若村が衝突し隊の空気が最悪の状態になり、三浦がその間に挟まれた時でさえ、染井からのフォローは一切なし。
遠慮がないのは確かですが、仲が良いというのとはちょっと違う気がしますね。
まあ、そもそも人間関係で揉めている時に、年下の女の子に助けを求める三浦がそもそも間違っているので、染井が冷たいというわけではありません。
ここを上手く収めることができなければ、三浦が来馬先輩枠に収まることは難しいでしょうね。
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