今回はジャンプスクエアで連載中の大人気漫画「ワールドトリガー」から、強固な連携を誇る万能部隊「三輪隊」について解説します。
三輪隊はコミックス2巻という初期から登場しているA級部隊で、ボーダー内では城戸司令直属・ネイバー排斥派の急先鋒。
作中では格上とばかりぶつけられ部隊としての戦績は黒星が先行していますが、隊員個々の能力は高く、今後の活躍が期待される部隊の一つです。
本記事では三輪隊の概要(隊服・エンブレム・作戦室)やメンバー、部隊としての強さ(戦術)や作中での活躍を中心に語っていこうと思います。
ワールドトリガー「三輪隊」の概要
城戸派(ネイバー排斥派)の急先鋒
三輪隊はボーダーA級7位に位置する精鋭部隊。
隊長である三輪は約4年半前の第一次近界民侵攻の際に姉を亡くし、隊員の奈良坂や古寺も家を破壊されているなど、メンバーの多くがネイバーに強い恨みを持っており、三輪隊は城戸司令直属、ネイバー排斥派の急先鋒として活動しています。
そのためネイバー共存派の玉狛支部に所属する主人公たち(特にネイバーそのものである空閑)とは相性が悪く、作中序盤では何度も衝突していました。
ある意味では城戸司令が作り上げた現ボーダーを象徴する部隊とも言えるでしょう。
隊服・エンブレム・作戦室(隊室)の特徴
隊服は濃紺と黒を口調とした首元までかっちり覆うタイプ。
エンブレムは銃弾に2匹の蛇が巻き付いたデザインで、銃弾が奈良坂と古寺のスナイパー組、そして蛇が三輪と米屋の前衛2名を表していると言われています。
ネイバーを絶対に滅ぼすという執念深さが滲み出ていますね。
作戦室はミーティング用の大部屋、オペレータ―室、ベイルアウト部屋に四畳半の和室、給湯室とシンプルな間取り。
一番部屋を散らかしそうな米屋が個人ランク戦に入り浸っているため、部屋は常に整頓状態を保っています。
何故か作戦室内に大型のモニターが無く、チームランク戦の観戦時にはいつも会場に足を運んでいます。
部隊結成の経緯(過去)
三輪隊は現ボーダー設立時から組織に所属している三輪隊長が旧東隊(東春秋を隊長とし、二宮・加古・三輪・月見が所属していた当時のA級1位部隊)解散後に設立した部隊。
他の隊員の入隊時期などから考えると、設立時期は約2年前と推察されます。
オペレータ―の月見さんが三輪を心配してついてきて、当時ソロで活動していた米屋と合流。
さらに東さんポジション(スナイパー)を求め、他部隊とのスカウト合戦に勝利し奈良坂が加入。
古寺は少し遅れてA級昇格後に部隊に加わったようです。
ネイバーへの感情に関しては隊員毎に濃淡があるようですが、いずれにしても隊長の三輪を中心とし、彼を支えるべく集まったメンバーであることは間違いありません。
ワールドトリガー「三輪隊」のメンバー
三輪秀次(隊長)
「ネイバー絶対殺すマン」こと三輪秀次隊長。
ブレードトリガー「弧月」と重りとなって敵の動きを阻害する「鉛弾(レッドバレット)」を軸に近中距離で立ち回る技巧派のオールラウンダーです。
当初は空閑や迅絡みで色々荒んでいましたが、大規模侵攻以降は吹っ切れた印象がありますね。
部隊としても個人としても活躍の場が多く、人気投票では女性票比率を数ポイント向上させる性能を保持しているのだとか。
米屋陽介
A級3バカの一角「槍バカ」こと米屋陽介。
槍型に改造した「弧月」を振るうアタッカーで、相手の意表を突く機知に富んだ戦法を得意としています。
典型的なバトルジャンキーでネイバーへの恨みは特に無し。
プライベートでも三輪と行動を共にしていることが多いようです。
奈良坂透
No.2スナイパーにしてクールなイケメン・奈良坂透。
精密狙撃の名手であり、射程の長さに関してはボーダートップ。
非常に堅実な立ち回りをする模範的なスナイパーですが、やや枠に囚われ過ぎているきらいがあり、No.1に君臨する当真の自由奔放な立ち回りに後塵を拝しています。
ちなみにきのこ眷属を装っていますが、圧倒的なたけのこ派。
古寺章平
将来有望な冷や汗メガネ・古寺章平。
頭脳派で戦況の分析に長けた頭脳派のスナイパーです。
スナイパーとしては奈良坂に、戦術面では月見に師事しており、部隊内では一番下っ端。
作戦室の和室には座椅子が4つしかなく三輪隊全員では座れないため、みんなでお茶をする際には古寺が上手く立ち回っているものと考えられます。
月見蓮(オペレータ―)
三輪隊最年長の高嶺の花系お姉さんオペレータ―・月見蓮。
No.1アタッカー・太刀川慶の幼馴染で現ボーダー設立時からの古参メンバーの一人。
東春秋の戦術面での正当後継者であり、隊長の三輪を戦術指揮面で支えています。
才能の有るダメ男の面倒を見る習性があり、つまり彼女に見込まれた三輪隊長はボーダー屈指のダ……
ワールドトリガー「三輪隊」の強さ(戦術・戦歴)
強力な前衛とスナイパーによる強固な連携
三輪隊は技巧派の前衛2名と、スナイパー2名の強固な連携が売りの部隊です。
戦闘においては、まず三輪と米屋の前衛陣が接敵し、敵を崩して追い詰めます。
三輪はハンドガン、米屋は槍(+「旋空」)と、クロスレンジより一歩間合いをとって攻撃する手段を持っており、通常のアタッカー(近接手)より攻撃を集中させやすく、連携しやすいことが特徴ですね。
また、三輪はシールドを透過しダメージの代わりに敵の重しとなる「鉛弾(レッドバレット)」、米屋は刀身の形を変化させる「幻蛹」と、奇襲用の武器も装備しています。
こうした強力な前衛2人からターゲットが逃れようとしたところを、待機していた狙撃班が撃ち抜くのが三輪隊の得意戦術。
状況に応じて狙撃班が援護射撃を行うこともできますし、戦術を支える月見の戦術レベルもボーダートップクラスと、部隊としての連携能力はボーダー屈指と言えるでしょう。
活躍の場は多く、大規模侵攻では敵の首魁を追い詰める
三輪隊はボーダーで最も実戦での活躍機会が多い部隊です。
ただし、格上相手にぶつけられることが多く、戦績はやや黒星が先行中。
初戦では主人公の空閑を人型ネイバーとして処分しようと襲い掛かりますが、空閑のブラックトリガーによって返り討ちに。
続くブラックトリガー争奪戦でも、ブラックトリガー「風刃」を持つ迅と嵐山隊相手に敗北を喫しています。
しかし、三輪隊がかませ犬かというとそんなことはなく、続くアフトクラトルによる大規模侵攻編では隊員それぞれが大活躍。
米屋は出水や緑川らと共に強敵ランバネインを撃破するなど各地で奮戦。
残るメンバーは、三輪を中心に敵の首魁であるハイレインを追い詰め、彼らを撤退に追い込む上で決定的な役割を果たしていました。
また、月見に至っては三輪隊だけでなく他部隊の統率も行うなど、その戦術指揮能力の高さを遺憾なく発揮しています。
元々隊員個々の潜在能力は非常に高い部隊ですから、今後の更なる躍進が期待されますね。
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