今回は人気ファンタジー「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか（以下「ダンまち」）」から、ウサギ／アルミラージの異端児（ゼノス）「アルル」について解説します。
アルルはモンスターでありながら高い知性と人の心を持つイレギュラー「異端児（ゼノス）」と呼ばれる存在の一人。
中でもアルルは可愛らしい見た目で戦闘力は皆無、と異端児の中でも少し特殊な立ち位置の存在です。
作中では主人公のベル・クラネルを想起させる存在として弄られることの多いアルル。
本記事ではそんな”彼女”のプロフィールや強さ、人間関係を中心に解説してまいります。
「ダンまち」アルルのプロフィール
基本プロフィール（声優など）
アルルは本編第三部「異端児編」から登場したアルミラージ（一角兎）の異端児（ゼノス）です。
外見は白い毛並みに赤い目のウサギで、不思議の国のアリスに登場する「三日月兎（マーチラビット」のような青いチョッキと懐中時計がトレードマーク。
アルミラージ（一角兎）の特徴である角もなく、服装を除けば普通のウサギにしか見えません。
分かりにくいですが性別はメス。
人間の言葉を喋ることができず「キュー」という鳴き声を発していますが、異端児の仲間たちとは普通に意思疎通を交わすことができます。
基本的には見た目通りただ可愛らしいだけのマスコット。
ダンメモのイベントではメスのくせしてセクハラ染みた言動をすることもありましたが、あれはただのネタでしょう。
声優は風間万裕子さんが担当。
ベルを思わせるウサギの異端児（ゼノス）
異端児（ゼノス）とは人の心と知性を持つモンスターの中に生まれたイレギュラーです。
その種族はリザードマンやセイレーン、ガーゴイルから人魚までバラバラ。
神々にとっても全くの未知であり、その存在を知る者は当初ウラノスやガネーシャ、ヘルメスなどごく一部だけ。
人類に対する態度は一枚岩ではなく、リドやレイのように人類との共存や地上進出を夢見る共存派と、グロスやラーニェのように人類を警戒し否定的な態度をとる非融和派に分かれています。
アルルは一応、人類に敵意を示していなかったので分類としては共存派。
特に「白いウサギ」繋がりで自分に似ているベル・クラネルには最初から懐いていました。
「ダンまち」アルルの強さ
異端児たちは冒険者と違って神の恩恵がなく、LVの概念がないものの、モンスターの魔石を食べることで自分をパワーアップさせることができます。
その為、異端児たちは同族のモンスターと比べて一回りも二回りも強い戦闘力を持っていることが多いです。
リーダー格のリド、グロス、レイはLV5相当とされていますし、後から異端児に加わったアステリオスや厄災はそれ以上です。
しかしアルルに関してはそうした異端児の中でも例外的存在で、アルミラージの最大の武器である角もなく、戦闘能力に関してはほぼ皆無。
本当にただただ可愛い色んな意味で無害なマスコットでしかありません。
「ダンまち」アルルとウィーネ
アルルは作中においてウィーネにとても懐かれています。
ウィーネはベルと離れ離れになった際、寂しさからぐずっていました。
そんなウィーネを泣き止ませるために、仲間のフィアがアルルをウィーネの抱き人形として提供。
ベルを思い起こさせる白いウサギのアルルはウィーネのお気に入りとなり、以降は基本的にセットで行動しています。
ただ当初、アルルはそんな扱いが不満で、自分を生贄に捧げたフィアに恨みを抱いていたようです。
「ダンまち」アルルとカサンドラ
アルルは同族の（？）ベルを除くと、人類の中ではカサンドラに一番懐いています。
これは作中でアルルがヘルハウンドのヘルガと共に仲間とはぐれてしまった際、カサンドラに保護されたことが切っ掛けです。
カサンドラは予知夢で『兎のお守り』を見ており、それが理由でアルルたちを保護した形ですね。
実際にこうした出来事の積み重ねで、後にベルやカサンドラたちはギルドからの課された強制遠征任務で異端児たちに救われています。
「ダンまち」アルルの作中動向
アルルは原作9巻において隠れ里に棲む異端児たちの一人として登場。
本格的な活躍は10巻以降で、ウィーネがイケロス・ファミリアによって連れ去られた際には、リドの依頼でアステリオスに救援を求めに向かっています。
その後は、ロキ・ファミリアのティオナにデコピン一発で倒され、ヘルガと共に仲間たちとはぐれてしまったアルル。
そこをカサンドラに保護され、リドたち他の異端児らと共に迷宮へと帰還していきます。
以降は他の異端児たちと共にヘスティア・ファミリアの救援に参加したり、役に立っているのかどうかは分かりませんが奮闘しています。
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