今回は人気ファンタジー「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(以下「ダンまち」)」から、腹上死の男「ハシャーナ・ドルリア」について解説します。
ハシャーナはオラリオ屈指の大派閥「ガネーシャ・ファミリア」の一般構成員。
オラリオでも上位の実力を持つ上級冒険者でしたが、作中では敵の色仕掛けにかかって死亡しており、ファンの間ではエロオヤジとの印象が強い不幸な男です。
ただキャラを深掘りしていくと意外にまともな冒険者。
本記事ではそんなハシャーナのプロフィールや強さ、作中での動向(死亡経緯)を中心に解説してまいります。
「ダンまち」ハシャーナのプロフィール
基本プロフィール(年齢・二つ名・声優など)
ハシャーナ・ドルリアは、オラリオ屈指の大派閥「ガネーシャ・ファミリア」に所属するヒューマンの男性冒険者です。
年齢は不明ですが風貌からすると30~40歳(冒険者は老化が遅いので見た目はあまりあてにならない)。
外見は顔の左上部に大きな傷跡のある、いかにも歴戦の戦士といった風貌の男性です。
作中では敵の色仕掛けに騙され死亡しており(詳細は後述)、ファンの間ではエロオヤジといった印象が先行していますが、実は気の良いマトモな男。
冒険者のように命の危険に晒される仕事をしていれば性欲も高まるでしょうし、ハシャーナのエロは平均的。
むしろ美女からの誘いを断る男の方が少数派ではないでしょうか(力強い弁護)。
神々から与えられた二つ名は「剛拳闘士」。
声優は野瀬育二さんが担当しています。
ガネーシャ・ファミリアの実力者
ハシャーナが所属するガネーシャ・ファミリアはLV6こそいないものの、団長のシャクティを筆頭にLV5の第一級冒険者をなんと11人も抱える大派閥。
等級Sの探索系ファミリアであると同時に、古くからオラリオの治安維持を担うお巡りさん的存在。
ファミリアの上層部は知性あるモンスター「異端児」の存在を認知しており、ギルドのトップ・ウラノスと手を組んで異端児たちと居場所を作れないか模索しています。
ハシャーナも異端児の存在を知らされており、作中では極秘任務を受けて異端児たちと接触することもあったようです。
「ダンまち」ハシャーナの強さ(レベル)
<基本アビリティ> | |
力 | ??? |
耐久 | ??? |
器用 | ??? |
敏捷 | ??? |
魔力 | ??? |
<発展アビリティ> | |
??? | |
<魔法> | |
??? | |
<スキル> | |
??? |
ハシャーナのステータスは非公開。
既に死亡していることから、今後も彼の能力が深掘りされることはないでしょう。
はっきり分かっているのはハシャーナがレベル4の上級冒険者で、単独で深層に潜れるほどの実力者であるということだけ。
レベル5の団員を多数抱えるガネーシャ・ファミリア内で重要な任務を任されていたことから、レベル4の中でも上澄みであったことがうかがえます。
また「剛拳闘士」という二つ名からすると、素手戦闘を得意とする戦士と予想されますが、キャラクタービジュアルを見ると大剣などで武装しており、敵に合わせて武器や戦い方を切り替えていたようです。
下層に単独で潜る際には椿が制作した雷属性の戦斧型魔剣「雷雷丸(かみなりいかずちまる)」を持ち込むなど、非常に準備が良く、冒険慣れしていた印象がありますね。
ちなみにこの魔剣「雷雷丸」は彼の死後、雷光を意味する「アステリオス」の名を持つ異端児の手に渡っています。
「ダンまち」ハシャーナの死亡経緯(レヴィス)
ハシャーナが登場(死亡)したのは外伝「ソード・オラトリア」2巻。
アイズが資金稼ぎのためにレフィーヤ、ティオナ、ティオネ、フィン、リヴェリアらとダンジョンに潜った際、リヴィラの街で見つかった冒険者の死体がこのハシャーナです。
元々ハシャーナはフェルズから極秘依頼を受け、30階層で異端児たちから「宝玉の胎児」を回収した帰り道。
「宝玉の胎児」はリヴィラの街でルルネに引き渡していましたが、「宝玉の胎児」を持狙う怪人レヴィスに色仕掛けで騙され、宿に入ってムフフな展開に突入しようとしたところ、レヴィスに首を折られ頭を潰され死亡してしまいました。
ハシャーナの顔の皮はレヴィスの変装のために剥がされてしまっており、ボールスが「開錠薬(ステイタス・シーフ)」を使用して初めてその死体がハシャーナであることが判明しています。
なお、彼の死を知ったガネーシャは「腹上死なんてうらやまし~」とふざけた発言をしていたものの、その死を心から悲しんでいました。
「ダンまち」ハシャーナとベル
外伝では登場と同時に死亡してしまったハシャーナですが、後に意外な形で生前の姿を見せてくれています。
本編15巻(元はアニメ1期の特典SS)ではオラリオに到着したばかりのベルの姿が描かれており、その時、門番の任務についていたのがこのハシャーナ。
ダンジョンに出会いを求めてオラリオにやってきたベルのことを面白い新人冒険者として歓迎しています。
そしてベルから冒険者にとって一番大切なことは何か尋ねられたハシャーナは「いい神に巡り合えること」と「運」と答えていました。
その言葉通り、この後ベルがヘスティアという善神の眷属になったことは、間違いなく彼にとって最大の幸運と言えるでしょう。
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