「呪術廻戦」陀艮(だごん)~受胎時はかわいい、影の薄い特級呪霊、その強さ、領域展開は?~

 今回は言わずと知れた大人気漫画「呪術廻戦」から、特級呪霊の水担当「陀艮(だごん)」について紹介したいと思います。

 陀艮(だごん)は漏瑚、花御、真人らと共に、コミック2巻から登場していた特級呪霊ですが、ラストバトルまでほとんど言葉を発せず、大半の読者から認識すらされていなかった不遇の存在。

 その能力ややはり不遇だった最期、死亡理由なども含めて解説していきましょう。

「呪術廻戦」陀艮(だごん)のプロフィール

基本プロフィール(声優含む)

誕生日
所属特級呪霊(未登録)
趣味・嗜好泳ぐこと、花御
嫌いなもの人間
声優三宅健太

 陀艮(だごん)は人が海へ抱く畏怖から生まれた特級呪霊で、漏瑚たちと共に偽夏油と協力体制をとり、人間を滅ぼそうとして登場します。

 ただ、陀艮(だごん)本人はほとんど自己主張をしないため、彼が何を思って人間を滅ぼそうとしていたのかは、作中でも語られていません。

 人間のことを嫌っていたのは確かでしょうが、「呪霊こそが本物の人間だ」と唱える漏瑚、「地球を守るためには人間を滅ぼさねばならない」と訴える花御と比べると、そこまでする動機があったのか。

 趣味・嗜好に花御とありますから、単純に仲の良い花御に協力していただけなのかもしれませんね。

 名前の由来は恐らくクトゥルフ神話の神格、あるいは悪魔としてのダゴンでしょう。
 成体時の深海生物っぽいフォルムを見るに、クトゥルフのイメージが強そうですね。

かわいいマスコット担当? モチーフは宝袋(ほうたい)

 陀艮(だごん)は受胎、成体と2パターン形態が存在しますが、普段は受胎の姿を取っており、その見た目は結構かわいいです(やっていることは人を食ったりグロいですけど)。

 その為、登場当初は陀艮(だごん)が漏瑚、花御らと同格の特級呪霊だとは認識しておらず、単なるマスコットだと思っていた読者も少なくなかったでしょう。

 ちなみに作者曰く、受胎時のモチーフは宝袋(ほうたい)。良く着物とかに描かれる、袋を紐で結わえた図柄ですが、確かに口元の感じなんかは、似てなくもない……のかな?


「呪術廻戦」陀艮(だごん)の強さ

受胎が変態を遂げるタイプの珍しい呪霊

 陀艮(だごん)は受胎が変態を遂げるタイプの呪霊で、こうしたタイプの呪霊はかなり珍しいとされています。

 一つには、呪霊の成長は最初からポテンシャルが決まっていて、いかにそれを引き出していくかなので、見た目に分かりやすく成長するということがあまりありません。

 受胎は呪霊が形を成すにあたってワンクッション置いた方が良い場合にとられる形態で、成長というより誕生過程に近いものだそうです。

 そしてもう一つ、受胎が変態を遂げるタイプの呪霊は、そのほとんどが特級呪霊であるため、そもそも軽々しく発生するはずがないのです。

南国のビーチリゾート? 領域展開:蕩蘊平線(たううんへいせん)

 陀艮(だごん)は大量の水を操ったり、水棲生物の式神を生み出す術式を使います。

術式:死累累湧軍(しるるゆうぐん)
水棲生物の式神を際限なく生み出し、敵を攻撃する。

 また特級呪霊らしく、フィジカル、呪力量にも優れており、特に耐久力は七海が「HPが果てしないという感触」を持ち、攻撃しても全くダメージを与えられた気がしなかったほど。

 更に水、海の呪霊なのに滞空能力まで持っているという意味不明さ。流石特級呪霊ですね。

 さらに陀艮(だごん)は作中で領域展開まで使用しています。

領域展開:蕩蘊平線(たううんへいせん)
南国のビーチリゾートのごとき穏やかな領域を展開する。
ただし、敵対者に対しては「死累累湧軍」により生み出された式神が必中効果を持って際限なく襲い掛かる死の領域と化す。

 この領域展開が初めて登場したのはコミック2巻。呪霊たちの休憩場所として利用されていました(優雅だな~)。

 ちなみに陀艮(だごん)の特級呪霊内での強さは、漏瑚よりは明らかに下、花御にも経験で劣るといったところでしょうか。


「呪術廻戦」陀艮(だごん)の活躍と最期、死亡理由

七海健人ら1級術師を圧倒するも、伏黒甚爾にボコボコにされる

 陀艮(だごん)がまともに登場し、戦ったのは(というか名前が出たのも)渋谷事変に入ってから、七海健人、禪院真希、禪院直毘人、伏黒恵らとの戦いが初めてとなります。

 陀艮(だごん)は当初受胎状態で、直毘人の術式に翻弄されますが、変態を遂げてからは戦況は一転。1級術師2名と真希を相手に互角以上の戦いを繰り広げ、領域展開を使用して3人を圧倒します。

 途中で伏黒恵が乱入し、領域を中和しなければ3人はなすすべなく倒されていたでしょう。

 伏黒恵乱入後も戦況は陀艮(だごん)有利で進んでいましたが、そこにイレギュラー伏黒甚爾が乱入したことで全てが一変。

 かつて五条悟をも倒した伏黒甚爾の前に、陀艮(だごん)はなすすべなく蹂躙され、滅ぼされてしまったのです。

漏瑚(じょうご)に看取られ、真人に全てを託して逝く

 陀艮(だごん)はその死を漏瑚に看取られ、消滅します。100年後の荒野でまた会うことを誓って。

 そしてその漏瑚もまた、宿儺に倒されてしまうのですが、その漏瑚を迎える様に、彼の精神世界に花御と陀艮(だごん)が登場します。

 人の呪霊である真人に全てを託して、彼ら3体の特級呪霊は消滅していきました。

 その託された想いがどうなったのかは、敢えてここでは語りません。

 ただ……陀艮(だごん)が漏瑚の最期のシーンでも受胎だったのは、やはりあれが基本形態ということなのか、それともやっぱりビジュアル的に受胎の方が、ということだったのか……まあ、どうでもいいことですね。

【まとめ】「呪術廻戦」キャラクター考察wiki

 



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