今回は言わずと知れた大人気漫画「呪術廻戦」から、”ハンガーラック”でお馴染み「組屋 鞣造(くみや じゅうぞう)」について解説します。
組屋鞣造(くみやじゅうぞう)は偽夏油に協力する呪詛師の一人。
人体を呪具や日用品に加工する猟奇的な趣味と技巧の持ち主で、作中ではレア素材「五条悟」を手に入れてハンガーラックを作るため呪術高専を襲撃しています。
変人ではあったものの呪具製作者としては優秀だった組屋鞣造(くみやじゅうぞう)。
本記事ではそんな彼のプロフィールやモデル、呪具や作中での活躍(その後)を中心に深掘りしてまいります。
呪術廻戦、組屋鞣造(くみやじゅうぞう)のプロフィール
基本プロフィール(声優など)
誕生日 | 不明 |
名前の由来 | 組み立て |
作りたかったもの | ハンガーラック |
声優 | 稲田徹 |
組屋鞣造(くみやじゅうぞう)は偽夏油に協力していた呪詛師の一人。
京都姉妹校交流会編において、裏梅の指示で花御や重面春太らと共に呪術高専を襲撃しました。
外見はスキンヘッドで目の周りに黒いペイント(刺青?)をした筋肉質の男で、上半身は裸にエプロンのみ着用しています。
人体を呪具や日用品に加工する猟奇的な趣味の持ち主で、まともに話が通じないタイプ。
作中では「五条悟っていうめっちゃ良い素材あるよ」とモンハン感覚で誘われ、立派なハンガーラックを作ろうと交流会襲撃に参加しました。
そのモデルは実在した猟奇殺人鬼「エド・ゲイン」?
組屋鞣造(くみやじゅうぞう)のモデルは1900年代のアメリカに実在した猟奇殺人鬼「エド・ゲイン」だと言われています。
シリアル・キラーの代名詞として語られることも多い人物ですが、実際に殺した人数は(判明している限りでは)2名のみ。
殺人よりも、人の死体を使って様々な物を作るという冒涜的な振る舞いで有名になった人物です。
ただこの2人、死体を加工して物を作るという点では共通していますが、実際に芥見先生がエド・ゲインを意識して組屋鞣造(くみやじゅうぞう)をデザインしたかは怪しいところですね。
何せエド・ゲインの犯行は小説や映画、漫画など様々な形で取り上げられ、テンプレ化しています。
ゴールデンカムイの江渡貝くんとか、魔術師オーフェンの「エドゲイン君」(今の若い人分かんねーだろうな)みたいに、名前まで似通っているのでなければ、モデルとまでは言えない気がします。
呪術廻戦、組屋鞣造(くみやじゅうぞう)と呪具
人体を加工する腕利きの呪具製作者
組屋鞣造(くみやじゅうぞう)は腕利きの呪具製作者です。
作中では人体加工という猟奇的な一面のみがピックアップされていましたが、実はそれ以外の素材も普通に使用するマルチクリエイター(?)。
ただやはり人体、特に強い呪術師がお気に入りの様で、作中では楽巌寺学長と対峙した当初は「スカスカの皮とシワシワの骨じゃ何も作れねーよ!」と不満げでしたが、学長が強いと分かると、
「財布を作ろう」
「加齢臭たっぷりのな」
と結構乗り気になっていました。
また、仲間である重面には「オマエは非力だから刀からも握ってもらえ」と、剣の柄が人の手で出来た呪具を渡す気の良い(?)一面も。
この呪具は切れ味こそ並ですが、手を放しても遠隔で操ることができ、刃は付け替え可能と中々高性能な代物で、重面の呼称(=握力弱男)の由来にもなっていました。
アトリエと傑作武器「竜骨」
呪具使いである真希にとって、組屋鞣造(くみやじゅうぞう)の作る呪具は魅力的な存在だったようです。
渋谷事変後、結界術により日本のほぼ全てを把握している天元様に会う機会のあった真希は、天元様から組屋鞣造(くみやじゅうぞう)のアトリエの場所を聞き出します。
そこで彼女が手に入れたのは傑作武器・竜骨。
竜骨
刃で受けた衝撃と呪力を蓄積し、使い手の意図に併せ峰から噴出する刀。
通常ではあり得ない軌道・速度で斬撃を打ち込む、初見殺しに向いた呪具ですね。
非常に強力な呪具だったのですが、作中では真希が父親・扇と戦った際に使用するも、扇の術式に裏をかかれて敗北。
あまり見せ場がないまま終わってしまいました。
呪術廻戦、組屋鞣造(くみやじゅうぞう)の強さ(術式)
組屋鞣造(くみやじゅうぞう)は術師としても一流です。
作中ではほとんど戦闘シーンが描かれておらず、術式の有無や戦闘スタイルは不明。
辛うじて分かっているのは、片手持ちの斧を武器に使う近接型ということだけです。
しかしこの男、一流の術師である楽巌寺学長と短時間とは言え互角に渡り合っており、その強さに疑いはありません。
自作の呪具を駆使すれば、あるいは楽巌寺学長を倒していたかもしれませんね。
呪術廻戦、組屋鞣造(くみやじゅうぞう)はどうなった?(死亡?)
京都姉妹校交流会編で呪術高専を襲撃した組屋鞣造(くみやじゅうぞう)。
帳を張った後、彼はしばし楽巌寺学長と戦っていましたが、そこに帳を破った五条悟が参戦します。
目当てのハンガーラックの素材を前に歓喜して飛び掛かる組屋鞣造(くみやじゅうぞう)でしたが、五条悟の術式に一瞬で四肢をねじ切られ、捕獲されてしまいました。
彼は治療を受け、呪術高専で尋問を受けますが、元々偽夏油たちに「作戦行動がとれる人間ではない」と切り捨てられる予定だったため、まともな情報は持ち合わせていません。
その後の行方については不明。
呪詛師として処刑された可能性もない訳ではありませんが、たた呪具製作者としての技量を考えると、上層部の監視下で飼い殺しにされている可能性が高そうですね。
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