ワールドトリガー「半崎義人」~「ダルい」が口癖、活躍はしてないけど実は強い(?)精密狙撃の名手~

 今回はジャンプスクエアで連載中の大人気漫画「ワールドトリガー」から、「ダルい」の口癖でおなじみ「半崎 義人(はんざき よしと)」について紹介します。

 半崎は戦闘員全員をスナイパーで揃えたB級部隊荒船隊3人目の隊員。

 作中では比較的初期から登場していたものの目立った活躍はなく、どちらかと言えばやられ役の印象が強い男です。
 一方ファンブックではその意外な能力の高さが公表され、一部ファンの間で話題になっていました。

 本記事では半崎の強さ、そして足りないものを中心に深掘りしてまいります。

ワールドトリガー、半崎義人のプロフィール(声優含む)

「ダルい」が口癖、荒船隊3人目のスナイパー

ボジションスナイパー(B級部隊 荒船隊所属)
年齢15→16歳
誕生日2月10日
身長160cm
血液型O型
星座かえる座
職業高校生
好きなものオムライス、アイス、昼寝、ゲーム
声優成瀬誠

 半崎はB級部隊荒船隊のスナイパーとして大規模侵攻編から登場しているキャラクター。

 少し垂れた目と前後逆に被った野球帽が特徴の小柄な少年で、何かにつけて「ダルい」と口にして周囲にやる気のない印象を与えています

 所属する荒船隊が戦闘員全員スナイパーという発展途上のコンセプト部隊ということもあってか、作中では部隊ごとやられ役に回ることが多く、部隊で最年少の半崎の扱いは特に不遇なものとなりがちです。

実は努力家? 「ダルい」のは自分の能力以上のことに挑戦しているから

 さて、「ダルい」としょっちゅう口にして面倒くさがりなのかと思われがちな半崎ですが、これは実は全くの反対。

 葦原先生がQ&Aで「半崎くんは何でダルいのですか?」という質問に回答していますが、

「自分の能力以上を超えるステージに挑戦し続けているからです」

 この一言が半崎の印象を180度変えたと言っても過言ではないでしょうね。

 「ダルい」と言いつつ挑戦は決して止めない。
 いや、それを表に出さないところも含めて、一気にカッコいい印象になりました。

 叶うなら、本編でそれに見合う活躍があればなお良いのですが……(詳しくは後述)


ワールドトリガー、半崎義人の強さ

実は技術、射程ともにスナイパートップクラスの実力者

トリオン5
攻撃6
防御・援護8
機動4
技術11
射程11
指揮1
特殊戦術5
合計51

 これが半崎のパラメーターです。

 実はスナイパーの重要パラメーターである技術は全体4位、射程は全体2位という、素晴らしい技量の持ち主なんですよね。

 この値は、ボーダー最初の狙撃手、東春秋より上なんです(東は両方「10」)。

 トリオン量がやや低めなため一撃の威力は控え目ですが、こと精密狙撃に関して言えばA級の上位スナイパーと同等以上。

 レーダーを使わずに相手を補足して狙撃する「捕捉&掩蔽訓練」でも全体4位とかなりの好成績を修めています。

 ことスナイパーとしての個人技に関しては、間違いなくボーダートップクラスの実力者と言えるでしょう。

「技術がある」≠「兵士として優秀」、足りないものは経験・立ち回りか?

 ではどうして半崎は作中で活躍できないのか?

 それは、「技術がある」ということは「兵士として優秀」とイコールではないからだと思われます。

 特に、狙撃技術以上に「立ち回り」が重視されるスナイパーというポジションにおいては。

 そのことは、個人技では当真奈良坂といったトップスナイパーに水をあけられながら、ボーダー内で未だに別格の実力者として扱われる東春秋を見れば、よく分かるでしょう。

 敵の動き、決定機を見出す戦術眼、高度な隠密能力、味方を活かす連携。

 それらを包括した立ち回りの上手さこそが、スナイパーにとって最も重要な能力なのです。

 その点で言うと、半崎はまだまだ経験も浅く未熟。
 伸びしろは十分ですから、まさしく今後に期待、といったところでしょうかね。


ワールドトリガー、半崎義人の戦歴(登場シーン)

大規模侵攻編(ランバネイン戦)

 それでは、作中での実際の半崎の活躍に触れていくことにしましょう。

 半崎の初登場は大規模侵攻編におけるランバネイン戦です。

 半崎はこの時、ランバネインを待ち伏せしていた荒船隊の一員として登場し、そして反撃を喰らって一瞬で退場していきました。

 登場に一コマ、そして吹き飛ぶシーンに一コマ。
 わずか二コマ、セリフどころか個人名の紹介さえなく散っていきました。

B級ランク戦ラウンド2

 続く登場は玉狛第二諏訪隊とのB級ランク戦ラウンド2。

 玉狛第二がスナイパー有利な「市街地C」をステージに選んだことを疑問に思わず、

「スナイパーと戦るの初めてなんじゃないすか?」

 とスルー。見事に罠にハマってしまいます。

 そして実際の戦闘では諏訪にピンポイント狙撃を仕掛けますが、狙撃の精密さを逆手にとられ集中シールドで防がれて攻撃失敗。

 居場所も見つかってしまい、空閑に襲われてあえなく退場していきます。

 スナイパーは見つかって寄られたらダメですよ、と読者にスナイパーの動き方を解説する教材のように使われていましたね。

遠征選抜試験では本領を発揮できるか?

 さて、高い技術を持ちながら作中では今のところ全くいいところなしの半崎ですが、今後はどうなるのか。

 半崎は遠征選抜試験では臨時部隊である若村11番隊に配置されています。

 この部隊は臨時部隊の隊長の中では一番未熟な若村、実力はあってもコミュニケーション能力に難があるヒュースと、特に問題児が集まった部隊。

 一方で、現在伸び盛りのアタッカー笹森も所属しており、技術はあっても今まで活躍できていなかった半崎も含め、何かやってくれそうな期待感が特に強い部隊でもあります。

 今度こそ、半崎の活躍が見られると良いのですが……

【まとめ】ワールドトリガーキャラクター考察wiki

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