今回は人気ファンタジー「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(以下「ダンまち」)」から、鍛冶神「ゴブニュ」について解説します。
ゴブニュは鍛冶師系ファミリア「ゴブニュ・ファミリア」の主神。
職人気質で気難しい老鍛冶神ですが、情に厚く一度認めた者に対してはとても情の扱い神様です。
本編での登場は少なく、主に外伝やアプリでロキ・ファミリアと絡むことの多いゴブニュ。
本記事ではそんなゴブニュのプロフィールや元ネタ、ファミリアや作中での活躍を中心に解説してまいります。
「ダンまち」ゴブニュのプロフィール
基本プロフィール(声優など)
ゴブニュはオラリオに拠点を置く鍛冶師系ファミリア「ゴブニュ・ファミリア」の主神です。
外見は白髪で細身ながらがっしりした体格のご老体。
性格は享楽的で騒がしい者が多い神々の中では珍しく、口数が少なく職人気質の気難しい御仁です。
本編では名前こそ時々登場するものの未登場。
外伝やアプリ版を中心に活躍しています。
声優は津田英三さんが担当。
元ネタとなった神様(神話)
ゴブニュの元ネタはケルト神話に登場するダーナ神族の鍛冶神「ゴヴニュ」。
クレーニュ、ルフタと共に工芸の三神と呼ばれ、その中でも特に優れた鍛冶の技を持っていたとされます。
神話では魔法の槌を三振りするだけで武器を製造し、壊れた武器を奇跡的な速さで直すことで神々の戦いに貢献。
医神ディアン・ケヒトに協力してダーナ神族の王ヌアザの銀の腕を作ったとも言われています。
「ダンまち」ゴブニュ・ファミリア
ヘファイストス・ファミリアに次ぐ大手
ゴブニュ・ファミリアは鍛冶師系ファミリアではヘファイストス・ファミリアに次ぐ大手派閥です。
武器や防具の製造だけでなく、ヘスティア・ファミリアの本拠の改修なども行っており、大工仕事など幅広い鍛冶の技を修めている模様。
上級冒険者の顧客も多く、当然ゴブニュ自身の鍛冶の技もヘファイストスに劣るものではありません。
規模においてヘファイストス・ファミリアに劣後しているのは、恐らくゴブニュの愛想の無さと頑固さが原因と思われ、作中では派閥体験(インターン)で訪れた学区の生徒たちに「失格」とだけ告げて理由を教えずにいました。
ロキ・ファミリアと深いつながりを持つ
ゴブニュ・ファミリアはロキ・ファミリアと深いつながりを持っています。
フィンのフォルテイア・スピア、アイズのデスペレート、ティオナのウルガ、ティオネのククリナイフなど、メンバーの多くがゴブニュ・ファミリア製の武器を使用しています(もちろん、ヘファイストス・ファミリア製の武器を使っているメンバーも沢山いますが)。
特にアイズはLV1の時に彼女に「ソード・エール」を与えて以来気にかけており、彼女からの依頼は必ずゴブニュを通して行うことになっています。
また、フィンの使う槍には必ず小人族の聖地「エランの森」でのみ採れる「勇鉄」と「誓樹」を素材に使う拘りぶり。
非常に有効的な関係を築いている両ファミリアですが、唯一武器の破損が多すぎることには苦言を呈しています。
「ダンまち」ゴブニュの外伝での活躍
ゴブニュは外伝やアプリ版ストーリーで登場する機会の多い神様です。
初登場は「ソード・オラトリオ」ではロキ・ファミリアに武器を打つ鍛冶神として登場。
「アストレア・レコード」では、「大抗争」の際にヘファイストス・ファミリアの炉を借りて武器を量産。
その後は危険な中一人外に出て、損傷した英雄橋と三十一体の英雄の彫像を修繕しています。
ラウルとアキから、闇派閥の襲撃で街が混乱する中なぜ今橋と彫像の修繕を、と尋ねられたゴブニュは「この橋が落ちれば、おまえたち冒険者はもう立ち上がれまい」と答え、二人はその光景に意味も分からず涙を流していました(前世の記憶)。
「ダンまち」ゴブニュとフィン(前世)
古代に実在した小人族の騎士団「フィアナ騎士団」を描いた物語「ナイツ・オブ・フィアナ」では、ゴブニュがフィンたち小人族を最も勇敢な種族と目をかける理由が語られています。
「ナイツ・オブ・フィアナ」で登場したのはゴブニュの分身たる精霊馬フィネガス。
ゴブニュから、フィアナ(=リリルカの前世)の紅の瞳に宿る槍を回収するよう命を受けたフィネガスは、フィアナと契約しドルイドとして小人族の森を守護していました。
しかしフィアナの死後、異母弟のディム(=フィンの前世)の瞳にも槍が宿っていたことが判明。
フィアナや仲間たちの復讐に燃えるディムと誓約(ゲッシュ)を結び、彼に協力します。
当初は復讐心に振り回され、燃え尽きたディムのことを認めていませんでしたが、最終的にはディムを背に乗せ、共に死地を駆け抜けています。
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