今回はジャンプスクエアで連載中の大人気漫画「ワールドトリガー」から、生駒隊のお調子者として知られる「南沢 海(みなみさわ かい)」について紹介します。
南沢海はB級ランク戦後半において、ライバルチーム生駒隊の一員として登場したキャラクター。
登場当初からお調子者で下っ端感が拭えない男でしたが、作中ではその期待を裏切ることなく数々のボケとやらかしで読者を楽しませてくれました。
本記事ではそんな南沢海が作中で見せた数々の”やらかし”や、その意外な実力などを中心に深掘りしていきたいと思います。
ワールドトリガー、南沢海のプロフィール(声優含む)
「2万回」が口癖の生駒隊のマスコット、一人称は「俺」、アイコンは「キューピー」
ボジション | アタッカー(B級部隊 生駒隊隊員) |
年齢 | 16歳 |
誕生日 | 11月7日 |
身長 | 170cm |
血液型 | A型 |
星座 | とけい座 |
職業 | 高校生 |
好きなもの | ホタテ、チーズハンバーグ、ピーマンの肉詰め |
声優 | 堀江瞬 |
南沢海はBランク戦ROUND6(玉狛第二VS生駒隊VS王子隊)で生駒隊の一員として主人公たちの前に立ちふさがったキャラクターです。
外見は横に跳ねた金髪とパッチリした目が特徴の明るい雰囲気の少年。
性格は見た目そのままのお調子者で、初登場だったランク戦前の作戦会議では玉狛第二の映像を見たかと問われると「2万回見ました」と適当なことをほざいて生駒隊のメンバーからツッコミを入れられていました。
関西からのスカウト組がそろった生駒隊の中では唯一の地元三門市出身で隊の最年少。
一人称は「俺」で、周囲からは「海」と呼ばれています。
趣味はカラオケで、実は歌が無茶苦茶上手いらしく、文化祭シーズンは軽音部から引っ張りだこになったこともあるのだとか。
ちなみに、王子隊の作戦会議で使われるアイコン(橘高羽矢製作)は「キューピー」が使用されており、コミックスカバー裏(18巻)では、ランク戦で一番にベイルアウトしたことから「キューピー3分ベイルアウト」と紹介されていました。
生駒隊での立ち位置はお調子者の賑やかし役
生駒隊はボーダー屈指のお笑い部隊であり、隊長にしてボケの生駒を筆頭に、ツッコミの水上と細井、イケメンキャラで場を混ぜっ返す隠岐と、レベルの高いメンバーがそろっています。
そんな中にあって南沢海の立ち位置は「賑やかし」。
「ガヤ」と言い換えても良いかもしれません。
しかしこれも大事な役割。
南沢は生駒が口火を切る適当なテーマに取り敢えず乗っかって場を盛り上げることで、他のメンバーがツッコミやすい土壌を作っているのです。
そもそも生駒隊は南沢がいないとボケ1にツッコミ2、イケメン1とややバランスが悪いですから、その意味でも生駒のボケに乗っかれる南沢は貴重な存在と言えるでしょう。
ワールドトリガー、南沢海の強さ
実はマスタークラスにもなったことがある実力派アタッカー
トリオン | 不明 |
攻撃 | 不明 |
防御・援護 | 不明 |
機動 | 不明 |
技術 | 不明 |
射程 | 不明 |
指揮 | 不明 |
特殊戦術 | 不明 |
合計 | 不明 |
残念ながら現時点では南沢海のパラメーターは公表されておりません。
作中ではB級上位生駒隊のメンバーとして登場したもののあまりパッとしない戦績の南沢。
しかしその個人としての実力は意外にも高く、16歳組の中では中々の有望株と見做されています。
南沢はメインに刀型のブレードトリガー「弧月」と、その間合いを伸ばすオプショントリガー「旋空」、サブにジャンプ台を作るトリガー「グラスホッパー」を装備したオーソドックスな機動型アタッカー。
B級ランク戦では周囲も上位の使い手ばかりなので目立ちませんが、一時はマスタークラス(個人ポイント8000点以上の上級者を指す言葉)になったこともある実力者なのです。
二宮隊の辻が8232点でしたから、それに匹敵すると考えれば中々のものですよね(マスタークラスを”維持”している辻には確実に劣りますけど)。
ただ南沢はノリで動く癖があるため、一対一ならともかくチーム戦ではその隙を突かれて落とされることが多く、作中ではあまり活躍できていません。
空閑遊真に「グラスホッパー使い」として対抗心を抱いていたが……
初登場時は主人公の一人・空閑遊真に「同じグラスホッパー使い」として負けられないと対抗心を抱いていた南沢海。
空閑の動画を「2万回見た」と豪語し、倒す気満々でしたが、B級ランク戦ラウンド6では空閑どころか玉狛第二と刃を交えることもなく、あっさり落とされています。
何より「グラスホッパー使い」と発言していたものの、「グラスホッパー」はB級ランク戦ラウンド8でヒュースを囲んだ時に足場としてちょっと使っただけ。
今のところ「グラスホッパー使い」としての目立ち度合いは空閑どころか同じチームの隠岐にも負けているんですよね。
南沢が「グラスホッパー使い」らしい活躍を見せる日は果たしてやってくるのか?
ワールドトリガー、南沢海の活躍とやらかし
ここからは、南沢海がB級ランク戦で見せた活躍とやらかし(主にやらかし)を整理してみたいと思います。
葦原先生から「キューピー3分ベイルアウト」と紹介された理由もよく分かると思いますよ。
B級ランク戦ラウンド6では樫尾(カシオ)を追い詰めるも一人で突っ込み……
B級ランク戦ラウンド6で最初に刃を交えたのが南沢と王子隊の樫尾。
玉狛第二の三雲修に誘導され、カチ合わせられた形での激突でした。
一対一の戦いでは南沢は樫尾を圧倒。
その場に仕掛けられていた三雲のワイヤー陣に樫尾が動きを阻害される中、南沢はそれをものともせず樫尾をあと一歩のところまで追い詰めます。
水上から警告が入りますが、調子に乗った南沢は二人が合流する前に倒せるとそのまま戦いを続行します。
ですがそこは既に蔵内の射程内。
蔵内の合成弾「サラマンダー(誘導炸裂弾)」によって体勢を崩された南沢は、樫尾の追い打ちであっさり倒されてしまったのです。
この南沢の失態には温厚な生駒さんも、
「4人編成が売りのウチが」
「いきなり一人落ちたら」
「もうただ隠岐が女子に」
「モテるだけの部隊やで」
と憤慨していました。
B級ランク戦ラウンド8では「モテモテ勘違い」、帯島に隙を突かれて……
B級ランク戦ラウンド8(最終戦)は、玉狛第二、二宮隊、生駒隊、弓場隊の四つどもえの戦い。
最初に狙われたのは南沢……ではなく、玉狛第二のヒュースでした。
いや、南沢は最初自分の周りに敵が集まってきたので「モテモテだ~」とはしゃいでいたのですが、実際にモテモテだったのはヒュース。
元々他のチームから警戒されていた上、転送位置が悪く孤立していたヒュースは他の部隊から狙い撃ちにされてしまったのです。
南沢の勘違いとその報告を受けた生駒の生駒隊らしいやりとりは実に”らしかった”ですねぇ。
その後、集中攻撃に晒されながら切り札の「バイパー(変化弾)」を使い生駒を倒したヒュースにとどめを刺したのが南沢。
しかしその南沢も弓場隊の攻撃を受けて右腕を失ってしまいます。
その後弓場隊の帯島と一対一になった南沢は、片腕を失った不利な状況ながら帯島と互角に近い戦いを繰り広げます。
しかしその場に姿を見せた空閑。
南沢は三雲が隠れてこちらを狙っている可能性を口に出して示唆し、乱戦に持ち込んでチャンスを作ろうとしましたが、その狙いを帯島にかわされ、逆に帯島の不意打ちを受けて倒されてしまいます。
この攻防は手負いの南沢も中々考えて動いていたのですが、帯島の方が一枚上手でしたね。
中々活躍のない南沢、今後遠征選抜試験編などで活躍が見られると良いのですが……
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