今回は魔物食という異色のテーマを扱う人気作「ダンジョン飯」から、作中に登場する登場人物たちの最後(その後)について解説してまいります。
ダンジョン飯の原作は2023年9月を以って完結済。
2024年2月に発売された「冒険者バイブル 完全版」では登場人物たちの最後(その後)についても語られています。
本記事ではライオスやマルシルたちが最終回後どうなったかについて、分かっている範囲で解説してまいります。
ライオス一行
ライオス・トーデン
 数々の冒険を潜り抜け迷宮の主となり、迷宮の力の根源である悪魔をこの世界から消滅させた。
 その後、デルガル王の遺言に従ってメリニの王となり「悪食王」と呼ばれることとなる。
 なお、悪魔(翼獅子)を倒した際に「一番の願いが叶わなくなる」という呪いをかけられており、その影響で魔物たちはライオスの周辺に一切現れず、王国には平和が訪れた。
 結婚や子供の有無については語られていない。
→ケン助
 本編終了後しばらくして動かなくなってしまい、死んだと勘違いしたライオスに迷宮に鎧と一緒に置いて行かれる。
 しかしその後、仮死状態から復活。単為生殖を繰り返し、百年後「魔物の肉を求めて彷徨う王の霊」という噂の元凶となる。
マルシル・ドナトー
 古代魔術使用の罪により投獄されそうになるが、ライオスの機転で何を逃れ、メリニの顧問魔術師に就任。
 王となったライオスを末永く補佐した。
 本編終了後、ライオスの私室で編み物をしているマルシルの姿が描かれていたが、彼と結ばれたかどうかは不明。
チルチャック・ティムズ
 本編終了後しばらくは、迷宮が消滅し仕事を無くしたハーフフットのために東奔西走。その後はカーカブルードで鍵屋を営んでいる。
 別居中だった奥さんとどうなったかは不明。
センシ
 一人で各地を巡りながら魔物食の研究を続ける。
 ダンジョンで魔物に石化され、偶然やってきたライオスたちに救出される姿が最終巻のおまけ漫画で描かれている。
ファリン・トーデン
 無事蘇生されたものの、肉体に羽毛などキメラだったころの名残が一部残ってしまう。シュローからの求婚を断り、メリニに残留。
 城から離れられないライオスに代わって各地を回り色んなものを見て回っている。
ナマリ
 迷宮消滅後もカーカブルードに戻ったタンス夫妻の下で働き続け、ついに父親の作った借金を返済する。
シュロー(トシロー)
 ファリンに再求婚して断られ、故郷に戻る。
 その後無事に実家である半本家を継いだ。
イヅツミ(アセビ)
 本編終了後は一人自由気ままな旅に出る。
 時折、仲間たちに会いにメリニにも顔を出している。
 なお、その際にはライオスに魔物の死体を土産として持っていき、金をせしめている模様。
カブルー一行
カブルー
 迷宮消滅後、パーティーは解散。
 メリニに残って王となったライオスに仕え、ヤアドの下で政治学を学ぶ。
リンシャ
 カブルーと共にメリニに残り、薬師を営んでいる。
 カブルーとの関係については敢えて語られてはいない。
ミックベル
 クロと共に何でも屋を営む。
 夢はクロと一緒にお金を貯めてカーカブルードの一等地に家を買うこと。
クロ
 ミックベルと共に何でも屋を営む。
 ミックベルと色々な国を見て歩きたいと思っている。
ダイア
 以前から付き合っていたドワーフの婚約者と結婚。
 彼と共にカーカブルードで材木業を営んでいる。
ホルム
 カーカブルードで精霊使いとして活躍している。
タンス夫妻一行
タンス夫妻(夫:タンス、妻:ヤーン)
 迷宮消滅後、タンスはカーカブルード領主の顧問魔術師を務め、妻のヤーンも変わらず連れ添う。
カカ&キキ(男:カカ、女:キキ)
 カカはタンスの仕事の補佐をし、キキは夫妻の下を離れて交易業に携わっている。
シュロー一行
マイヅル
 シュローと共にワ島に戻る。
 シュローが当主となったこともあり、この人にとっては大団円。
イヌタデ
 シュロー、マイヅルと共にワ島に戻る。
 いつかアセビ(イヅツミ)に会いに行きたい。
ヒエン
 シュロー、マイヅルと共にワ島に戻る。
 シュローとの仲は不明。
ベニチドリ
 シュロー、マイヅルと共にワ島に戻る。
カナリア隊
迷宮消滅によりその活動は縮小・廃止されたと思われるが、詳細は語られていない。所属していた囚人たちには一定の恩赦があった模様。
ミスルン
 カナリア隊を抜け、メリニに残って悪魔の監視を続ける。
 魔物のはびこる場所を巡り、活動を記録。魔物とは、迷宮とは何だったのかを生涯をかけて追い続ける。
 なお、新たに趣味として始めた蕎麦打ちも並行して続けた模様。
パッタドル
 女王の命を受けカナリア隊から外交官に転身。
 現在はメリニで働いている。
シスヒス
 女王の恩赦により刑期が短縮される。
 元が終身刑だったので、再収監された可能性が高い?
オッタ
 女王の恩赦により刑期が短縮される。
リシオン
 女王の恩赦により刑期が短縮される。
 元が終身刑だったので、再収監された可能性が高い?
フレキ
 女王の恩赦により刑期が短縮される。
 再収監を逃れるため、ミスルンに媚びて身柄を引き取ってもらうが、彼が危険なメリニに残ると聞いて「牢屋に戻してくれー!」と喚いていた。
フラメラ
 詳細不明。
 何だかんだ最終的に女王になって自分が全部変えてやろうとか思ってそう。
ミルシリル
 短命種の子供たちを育てながら変わらず西方で隠遁生活を続ける。
その他
ゾン
 迷宮消滅後はメリニに居を移してライオスと友好関係を築き、オークの族長として皆を率いる。
 亜人として討伐される対象だったオークを国家の一員として認めさせた。
リド
 兄であるゾンと共にメリニに移り住み、現在は警備隊に属している。
 兄によりライオスの妃に押し込もうという話があったが、実際にどうなったかは不明。
ドニ
 冒険者を廃業。
 フィオニルと共にメリニに残り、農業を始める。
フィオニル
 冒険者を廃業。
 ドニと共にメリニに残り、教師として働く。
ヤアド
 迷宮消滅後、メリニの宰相に就任しライオスを支えている。
 迷宮の魔力により命を永らえていた存在だったため、「明日にも僕は塵になるかもしれない」と口にしているが、齢1000歳とは思えないほど元気で、当分は死にそうにない。
デルガル
 狂乱の魔術師を止めるため、物語冒頭で助けを求めて地上に向かい、塵となって消滅している。
 ただ魂は消滅したものの肉体は残っており、孫のヤアドがその肉体を使っている。
狂乱の魔術師シスル
 原作96話(最終話1話手前)でヤアドの腕の中で安らかな眠りにつく。
翼獅子(悪魔)
 ライオスに無限の食欲を食われこの世界から消滅。
 この世界から消滅した後も、無限の魔力そのものである彼はどこかを自由に漂っている。



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