今回はジャンプスクエアで連載中の大人気漫画「ワールドトリガー」から、気合の入った体育会系部隊「弓場隊」について解説します。
弓場隊はB級ランク戦最終戦で主人公たち玉狛第二の前に立ちふさがった部隊の一つ。
インテリヤンキー弓場隊長を中心にまとまったインパクト抜群の部隊で、B級ランク戦最終戦ではメンバーそれぞれが大いに見せ場を作っていました。
メンバー個々の能力は高いものの、メンバーの脱退により戦術指揮に課題を抱え、今期はやや成績が低迷中の弓場隊。
本記事ではそんな彼らのメンバーや強さ、隊服や作戦室などを中心に解説してまいります。
ワールドトリガー「弓場隊」の概要
気合いの入った体育会系部隊
弓場隊は主人公たち玉狛第二とB級ランク戦最終戦で対戦したB級部隊。
インテリヤンキー・弓場隊長を中心とした体育会系部隊で、とにかくメンバーのノリと気合が他部隊とは一線を画しているのが特徴です。
前期まではB級上位グループの常連でしたが、今期はメンバーの神田が大学受験のためにボーダーを除隊したことが影響し、最終順位で中位グループ落ち。
しかしメンバー個々の能力は非常に高く、伸びしろも大きいことから、来期以降の飛躍に期待がかかる部隊の一つとなっています。
隊服・作戦室(隊室)の特徴
弓場隊の隊服は黒のインナーに白のジャケット。
作戦室は入ってすぐのところに全員のデスクが置かれた大部屋、奥に休憩室とベイルアウト部屋が配置されています。
弓場隊の作戦室にはあまり私物がなく、更に隊長である弓場の椅子もありません。
弓場は作戦室ではいつも立っており、そのためミーティングはビシッと短め。
A級になるまで作戦室では座らないとか願掛け的なものをしているのかも、との説もありますが真相は謎のまま。
ともかく他の3人は弓場用の椅子を注文しようと画策しているそうです。
部隊結成・メンバー脱退の経緯(過去)
弓場隊の部隊結成経緯は不明です。
初期メンバーは弓場とオペレータ―の藤丸、除隊した神田、王子隊を作って出て行った王子と蔵内の5人。
何と5人中3人が弓場隊を抜けてしまっています。
王子と蔵内が王子隊出て行った後に外岡と帯島が新たに入り、さらにその後、前期ランク戦を以って大学受験のために神田がボーダーを除隊。
成長した初期メンバーがゴッソリ抜けてしまうとか、弓場隊長も大変ですよね。
しかし王子たち脱退したメンバーとの仲は今でも良好なようで、ランク戦終了後には新旧弓場隊のメンバーが集まって神田のお別れ会をする姿が描かれていました。
ワールドトリガー「弓場隊」のメンバー(旧メンバー含む)
弓場拓磨(隊長)
キメッキメのリーゼントが眩しいインテリヤンキー・弓場拓磨隊長。
連載開始前に生まれたキャラでありながら「メインキャラが食われる」「世界設定が壊れる」との恐れから20巻以上登場が見送られてきた危険な漢です。
射程と弾数を切り詰め、弾速と威力にトリオンを極振りした二丁拳銃を武器に戦うガンナーで、作中では銃を使って戦うアタッカーとも評されていました。
時間と仁義に厳しい19歳組の長兄役であり、高校は意外にも進学校出身。
帯島ユカリ
ボーイッシュな中学生オールラウンダー・帯島ユカリ。
登場人物や読者だけでなく、原稿中のスタッフにも男子だと勘違いされていた健康的なショタ系少女です。
空閑からは「強くなる」読者からは「可愛くなる」と太鼓判を押された将来性豊かな中学2年生。
そもそもオールラウンダーを名乗るにはアタッカートリガーとガンナー(シューター)トリガーの両方が6000ポイントを超えていなければならないので、中学生でオールラウンダーというのはかなり優秀な証拠。
判断力も高く、今後の弓場隊のキーマンとなる存在でしょう。
外岡一斗
まったりからのズドンスナイパー・外岡一斗。
一言で言うと濃いメンバーを調和させるため淡々と働く鰹出汁のような少年。
隠密能力が極めて高く、確実に初撃を当ててくるスナイパーのお手本のような立ち回りを得意としています。
プライベートでは一匹狼ですがコミュ力は高く、自然体で相手の話を引き出す聞き上手。
部下や後輩に一人いて欲しいタイプですね。
藤丸のの(オペレータ―)
剛腕姐さん系オペレーター・藤丸のの。
豪快に過ぎる性格と豪快が過ぎる胸部装甲(Iカップ)の持ち主です。
面倒見の良い”おっかさん”系でボーダー隊員たちからは慕われていますが、高校時代はその迫力故にあまりモテなかった(?)のだとか。
王子隊のオペレータ―・橘高羽矢さんの親友で、恐らく彼女を王子に紹介したのが藤丸。
神田忠臣(旧メンバー)
初出演がお別れ会となった元弓場隊のオールラウンダー・神田忠臣。
通称・カンダタ(王子命名)で、大学受験のために12月を以ってボーダーを脱退しています。
派手さはないものの痒い所に手が届く優秀な人物で、弓場がエースとして点を取る一方で、神田が指揮を執って他の敵を捌くのが弓場隊のスタイルだったそうです。
そのため指揮官役を失った現弓場隊は今季成績が低迷中。
九州の大学に進学予定で、亡き父親の後を継いで建築士を目指しているそうです。
王子一彰(旧メンバー)
王子隊を結成して弓場隊を抜けた旧メンバー①王子一彰。
性格的に弓場さんとあまり相性が良さそうには見えませんが、王子は昔尖っていたとの噂もあり、当時の弓場さんとの関係性が気にかかります。
蔵内和紀(旧メンバー)
王子隊を結成して弓場隊を抜けた旧メンバー②蔵内和紀。
とりあえず戦闘員4名中2名が同時に抜けるとか、ほとんどクーデターみたいなもんですが、それを受け入れ今でも仲良くしている弓場さん、器でけ~。
ワールドトリガー「弓場隊」の強さ(戦術・戦績)
ハマれば強いが今期は神田脱退により成績低迷
弓場隊はガンナーの弓場、近距離オールラウンダーの帯島、スナイパーの外岡とバランスのとれた万能部隊です。
エースは「アタッカーキラー」と称される弓場。
弓場は一対一、特にアタッカー相手には滅法強く、彼を上手く一対一で敵にぶつけることができれば非常に強いチームと言えるでしょう。
とは言え、現状弓場は帯島や外岡の指揮も取らねばならず、中々点取り屋としての仕事に集中するのが難しい状況。
指揮官として戦場をコントロールしていた神田の脱退が本当に痛いですね。
今後弓場隊が部隊として飛躍するには、神田に代わる指揮官を新たに入れるか、帯島たちが独自判断で戦況をコントロールできるまでに成長するかのいずれかが必要と考えられます。
ランク戦最終戦ではメンバーそれぞれが大いに見せ場を作る
作中ではB級ランク戦最終戦で主人公たち玉狛第二と対戦した弓場隊(玉狛第二VS弓場隊VS二宮隊VS生駒隊)。
この戦いで弓場隊はメンバーそれぞれがしっかりと見せ場を作っていました。
まずスナイパー外岡は当初から戦略兵器・雨取を徹底的にマンマーク。
試合を一撃で終わらせてしまう恐れのあった”チカオラ(=雨取千佳による戦略級破壊兵器、これで4点取れば玉狛第二は目標達成だった)”を撃ち落とし、大いに名を上げました(その後隠岐に漁夫られてベイルアウト)。
帯島は格上である南沢と空閑との三つ巴の戦いに挑み、状況判断を誤ることなく手負いの南沢を倒してしっかり得点。
その後空閑に敗れたものの、空閑の新技を二つも引き出し、その潜在能力の高さを見せつけました。
そして弓場は乱戦の中で水上を倒して1得点。
その後、No.1シューターたる二宮さんに一対一を挑み、敗北こそしましたが彼にあと一歩のところまで迫っていました。
最終結果は弓場隊2点、玉狛第二6点、二宮隊3点、生駒隊2点と敗北し、中位グループ落ちしてしまいましたが、弓場隊にとっても次につながる材料の見えた良い戦いだったと言えるでしょう。
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